みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

咲いてくれて有難う

2022-06-10 09:00:04 | 八郷の自然と風景
梅雨入りと同じ頃に立葵が咲き始めた。



当地では農屋敷の周りや辻の傍らなど、あちこちでよく見かける花だ。色は白、薄いピンク、濃いピンク、薄い赤紫、濃い赤紫、どれも美しく目立つ。鬱陶しい梅雨の間も、この花に出会うと気持が明るくなる感じがする。花は茎の下の方から咲き始めて、次第に上の方の花が咲き、茎の天辺の花が咲く頃に梅雨が終わるのだ、と教えてもらったのは、当地へ移住してまもない頃だった。

近所のお宅では数年前から、広いお庭の周りにぐるりと立葵の花を巡らせて、実に美しい光景を見せてくださるようになった。昨年、働き者で花好きの八十路の御主人におねだりして種を分けてもらい、当菜園の傍らに蒔いた。小さな芽が出て、冬を無事に越して、咲いてくれたのが上の写真。

花は裏切らない。咲いてくれて有難う!