みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

お久しぶりです

2010-09-17 08:17:35 | 八郷の自然と風景

 ブログ更新を再開しました。記事の傾向を多少変えるつもりです。益々呆れられそうですが、マダラボケ庵主の煩悩の為せるワザ・・お嗤い下さい。

 今朝は肌寒さで目が覚めたけれど、つい先日までの猛暑にはホトホト参った。身体も頭も心もボワーッとなり、日頃から頼りない体力・気力が更に衰えた。それでも特に大きな病気もせずに過ごすことが出来たのは幸いだった、と言うべきか。

 夏鷹のサシバは南国から渡ってきて、夏になると当地でも「ピックィー」という独特の声を上げながら上空を飛ぶ勇姿が見られる。ところが今年は梅雨頃に少し声を聞いただけで、その後は全く聞かなかった。あまりの暑さに驚いて、更に北方へ渡りを延ばしたのだろうと思う。

 サルスベリは暑さに強いらしく、例年以上の鮮やかな花色で豊かに揺れていた。他の生きものが青息吐息の中でヒトリ気炎を吐いているかのようだった。

 最近の異常気象の頻発、温暖化、動植物の絶滅危惧種の急増などには、地球環境の激変を実感せざるをえない。地球そのものが危機を迎えているのではない。私たち人間が自ら齎した自らの危機を迎えているのだ。人類絶滅後も、地球には(大彗星衝突などのハプニングが無いかぎり)天文学的なレベルでの寿命が残っているだろう。それに引き換え人類は、現在のような暮らしを続ければ、百年もしないうちに破局へ直面するのではないか。一日も早く、多エネルギー消費の暮らしから少エネルギーの慎ましい暮らしへ、大きく舵を切るべきなのに、世の中は眼前の利益に向かうエネルギー乱費のベクトルばかり・・

 猛暑の中、息子夫婦が久しぶりに遠路を来庵してくれたのは嬉しかった。この二人のためにも、平和で穏やかな地球環境を願わずにはいられない。