みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

鶏たちへ有難う

2013-04-27 20:22:48 | 

夕方の鶏舎へ給餌に入ったら、巣箱の中に卵が4つも

Dscn3374烏骨鶏のギンと矮鶏のウララは以前から時々産んでくれていましたが、昨年11月生まれの(雄の烏骨鶏のキンタロウと矮鶏のウララとの)ハーフの姉妹も産んでくれたのです。初産です

写真の向って左端の卵はギン、その右側はウララの、その右側の二つがハーフの初産の卵です。

ハーフの2羽は、最近めっきりふっくらと女らしく?なって、時々キンタロウの熱愛にも応えていましたから、初産を楽しみに待っていた私でした。

Dscn3370止まり木で就寝態勢のところをお邪魔して記念写真?を撮りました。向って左端の白鶏がギン、その右の褐色がハーフの一羽、その右の白鶏は雄のキンタロウ、その右は矮鶏のウララ、右端はハーフのもう一羽です。

ギン、ウララ、そしてハーフの2羽さん、卵を産んでくれて有難うね。キンタロウも、雌4羽を愛してくれて有難うね。


2羽!

2012-11-12 17:48:56 | 

ひよこがパニックになったように必死に泣き叫ぶ声が庵内の私に聞こえたので、慌てて鶏舎へ行きました。雌鶏のギンとウララが久しぶりに巣箱の外へ出ていて、巣箱の中が丸見えです。

巣箱の中には・・小さな毛糸玉のようなひよこが2羽  いました! 懸命に鳴いています。ギンとウララが慌てて巣箱に戻り、ひよこたちを羽裏に隠しました。ヒヨコたちの声は直ぐに静まりました。


ひよこの声!

2012-11-10 18:56:49 | 

烏骨鶏のギンが、今回の抱卵を始めたのは10月27日。数日後に矮鶏のウララも加わり、卵は3個。今日は、最初の卵が抱かれ始めてから21日目なので、孵化してくれるかどうか、朝からドキドキ。でも一向に生まれた気配がありません。昼頃も覗きましたが、ギンとウララが神妙な表情でじっと巣籠りを続けているだけで、ひよこの姿はありません。孵化はいつも朝方なので、駄目だったのかなぁ・・と半ば諦め気分になりました。雄の烏骨鶏のキンタロウは、ソワソワと鶏舎内を歩き回っています。

夕方の給餌の際に、また巣箱を覗きましたが、やはりひよこの姿はありません。ところが・・ アッ 聞こえました! 小さなかぼそい声が ヒヨ ヒヨ と巣箱の奥から聞こえるではありませんか! 誕生していたのです! ギンとウララが厳重に警戒し匿っているので、ひよこの姿は全く見えませんでしたが。

晩夏に生まれたひよこは、短い命を終えてしまったけれど、今回はどうか無事に育ってほしい!


鶏たちの愛

2012-09-11 13:35:59 | 

Dscn2660_2烏骨鶏の雛が誕生してから16日目。ウララ(育ての親の矮鶏 顏から首が茶で、尾が黒)から離れての単独行動が多くなりました。主羽根と尾羽根が小さいながら、もう出来ています。動きも素早くなり、小さな嘴と脚で床土を蹴散らしながら餌を漁る姿は、なかなか堂に入った感じです。

数日前からは、夕方、ウララも止まり木に上がるようになりました。地面よりも高いところの方が、安心して寝めるのです。でもヒヨコは、まだまだ止まり木まで飛び上がることが出来ないので、ピィーッヨ ピィーッヨ と精一杯声を張り上げて騒ぎます。やがて根負けしたウララが下へ降りてきて、ヒヨコを胸の下に匿って一緒に寝みます。

Dscn2689雛の孵化後は巣籠りを止めた雌鶏たちに、キンタロウ(雄の烏骨鶏 白くて、顏が赤黒い 首がうっすら金色)が、盛んに恋を仕掛けます。ところが、巣籠り前は積極的だったギン(白い烏骨鶏)から、振られてばかり。ヒロは先日急死してしまいました。ウララDscn2675
には全く興味を示していなかったキンタロウですが、気持を変えたらしく、このほど愛の契りを結んだのです。ウララはとても素直に応じていました。そして羽色が艶やかになりました。めでたし、めでたし

そのうち、烏骨鶏と矮鶏との混血雛が生まれるのではないか、と今から楽しみです。


産声!

2012-08-26 20:56:07 | 

鶏たちが抱卵を始めてから、今日は21日目。順調ならば孵化予定日です。孵化は何故か、いつも朝のうちですから、夜明けとともに私はソワソワ。でも何Dscn2549_2度鶏舎を覗いても、一向にその気配がありません。半ば諦めて庵内に戻り台所仕事を始めていたら、突然 ピイーヨ、ピイーヨ と大きな産声 勝手口を飛び出て鶏舎へ駆け寄りました。可愛いヒヨコが生まれていました

Dscn2558鶏たちが巣箱を出て摂餌している隙にヒヨコを撮っていたら、ヒヨコが危険に曝されていると感じたらしい雌鶏たちが慌てて巣箱に戻ってきました。真っ先に戻ったのは矮鶏のウララです。ウララは雄の烏骨鶏のキンタロウとは恋愛が成立していないので、ヒヨコの母には成り得ないのですが、母性が豊かな性格のようです。

Dscn2563烏骨鶏のヒロは美人?(鶏)ですが、抱卵期間中でも頻繁に巣を離れるし、育雛にも関心が薄いようです。

Dscn2567地味な容姿のギンが、おそらく今回のヒヨコの実母だと思います。母鶏としてやるべきことはキチンとやる、というタイプです。

Dscn2573_2抱卵中も孵化後も、ギンとウララが一緒になって母親役を務めてDscn2550
います。時々ヒロが加わって、小さな巣箱の中で三つ巴になります。雌鶏たちに守られて、ヒヨコが無事に育ちますように!

父親の烏骨鶏のキンタロウは、ソワソワ、グルグル 鶏舎内を歩きまわり、飛び回りしています。あんまり動きまわるので、カメラで捉えることが出来ませんでした


お婿さん

2012-07-27 14:27:31 | 

今朝、お婿さんを貰ってきました。鶏の話ですが。

先週の18日、シロウが亡くなりました。7年ほど前に当庵へ初めてやってきた烏骨鶏の雄で、雌のピィと一緒でした。真っ白な羽と紅の鶏冠が見事なスタイリストでしたが、ピィに先立たれてからはめっきり弱っていました。両足が萎えてからも懸命に生きていたのですが・・ 

朝早く私が屍に気が付いたときは、未だ硬直もしておらず、透き通りそうな肌色の瞼を閉じて眠っているように見えました。庭の合歓の木の下に埋葬しました。当鶏舎は2区画にしていて、シロウがいた区画には、雌の烏骨鶏のヒロとギン、そして矮鶏のウララが残されました。

過日、当地の友人から或る相談を受けていました。後から生まれた雄の烏骨鶏が兄貴分の烏骨鶏から虐待を受けて傷付き、摂餌も雌との恋もままならず可哀想なので、誰か貰ってくれるところがないか、と。鶏は小さな鶏舎の中で雄が複数になると、死闘になってしまうのです。

Dscn2499シロウの初七日も過ぎたので友人に縁談を申し込み、早速婿入りが実現したのです。

当鶏舎に入れられて最初は警戒心露わな目でキョロキョロ。迎える側のヒロ、ギン、ウララも距離を置いて見守っていました。

Dscn2502両者の警戒心は徐々に融けて、お婿さんは餌を突いたり舎内をゆっくり歩いてみたり。ヒロとギンがお婿さんに近づいたり。もう大丈夫です。1時間ほど経ってから再び覗いてみたら、ギンと愛の契りを結んでいました。とても美しい形で

このお婿さんは黒い烏骨鶏の血を少し引いているらしく、赤黒い顏をしています。羽は真っ白ですが、背中付近にうっすらと金色の羽が混じっているので、金太郎(キンタロウ)と名付けました。

兄貴分に苛められていたときは、時の声も満足に上げることが出来なかったそうですが、当鶏舎に来て、恋の炎を燃やすことが出来て、時の声ももう何度も上げています。艶のある良く通るテノールです


7羽に!

2011-06-21 20:02:56 | 

Dscn1970 地上1m弱の巣箱で孵化した雉のヒヨコの内4羽(撮れたのは2羽だけ)が、床土へ降りて(落ちて、と言うべきか・・まだ羽根らしきものは生えていないのだから)きた。ウララ(茶羽のチャボ)とヒロ(白羽のウコッケイ)も降りてきてヒヨコたちを守っている。

巣箱にギン(ウコッケイ)と共に残っているヒヨコを数えたら4羽、合計7羽だ! 雉の巣から卵を保護してきた知人は、今日もヒヨコたちに面会しておお喜び

当鶏舎は狭いので、ヒヨコたちが少し大きくなったら知人の鶏舎へ引越し予定。しっかり大きくなったら野へ返す予定だ。それまで無事に育ちますように・・


5羽に!

2011-06-20 10:47:54 | 

雉の巣卵を保護した知人が朝一番で来られて、当鶏舎へ。「おっ、見えたよ! 2羽いる!」 ヒヨコとの対面が出来て、大満足のご様子

Dscn1963_2 それから暫くして又覗いたら、今度は5羽に! その内の良く動く1羽は昨日孵化した子かな?

ヒヨコ撮影も成功、2羽は隠れていて3羽だけですけど・・(写真上クリックで拡大します)

雌鶏3羽の内、一番奥のヒロ(白いウコッケイ)は雄鶏にモテるタイプだけれど抱卵・育児に不熱心、でもこの2日間はさすがにヒロも飲まず食わずで頑張っている。もう1羽のウコッケイのギンはしっかり者の母さんという感じ。手前のウララ(茶羽のチャボ)は母親役初体験、緊張の表情で入口を守っている。

この巣箱は地上1メートル弱の位置にある。雄鶏のシロウ(ウコッケイ)は、昼間は地上で、夜間は巣箱のそばの止まり木で警戒態勢だ。


雉のヒヨコ

2011-06-19 20:08:12 | 

母雉が思わぬ事故で傷付いて、抱卵を諦め巣から離れた後に残された卵8個を、知人が保護したのが10日前。その卵を当鶏舎で預かって温めさせていた。本日、1個が孵化して雉のヒヨコが誕 生! 黒胡麻のような目をして、幼い命の何と可愛いことか! 

Dscn1957_2 私が覗くと、ヒヨコはキョロキョロ。チャボのウララ(写真手前の茶羽)とウコッケイのギン(ウララの奥)と同じくウコッケイのヒロ(奥隅)が、小さな巣箱の中で一緒くたになって卵を抱き、そしてカメラを構えた私を警戒して、雉のヒヨコを隠した。

孵化の連絡を受けた知人が飛んで?来たけれど、残念ながらヒヨコとの面会は叶わなかった。

明日も、次のヒヨコが誕生しますように!


巣籠り

2008-11-10 19:26:54 | 

Dscn0230_3 当鶏舎のウコッケイ2羽が巣籠り中。手前のギンは10/30から。奥のヒロは昨日から。巣箱から出てくるのは1~2日に1回程度だけ。大急ぎで餌を摂ったら、また直ぐに巣箱へ戻る。抱卵の本能である。

巣籠りに入った雌鶏はもう卵を産まないが、他の3羽の雌鶏が傍らに卵を産む。その卵を、巣籠り中の雌鶏が素早く抱き取ってしまう。鶏舎が手狭なこと等を勘案して、今回は孵化させない方針。

抱かれた卵を取り上げようと手を伸ばすと、ギンとヒロは悲鳴とも威嚇とも取れる声を発して、嘴で攻撃する。素手では怪我を負うから、必ず手袋をする。

卵を取り上げられても、巣籠りは2週間以上は続く。普段は神経が繊細で、人がちょっと近付くと大騒ぎして逃げ回る鶏が、いったん巣籠りに入ると、頑として踏ん張る。その凄まじい母性に、私は畏敬の念を抱く。

ギンは本年3/29生まれ。この秋に成鶏となり初めての巣籠りである。ギンよ、ごめんね。そのうち適当な時期になったら、きっと、可愛いヒヨコが孵化するまで卵を抱かせてあげるからね・・