WONDERFUL

2008-06-17 10:23:15 | Weblog

失われた時の暗い河

目にうつるのは灰色の

少しぼやけた町並と雨

誰も彼もが皆、間違った道を行き

行き止まってはこう嘆くのだ

「あのときああしていれば今頃・・・」と。


狂おしい程のスピードがいろんなことを捻じ曲げて

僕らは何処へでも行けたのに

情熱はついえて

君の名前さえ正確に発音出来ないまま

夜にこのまま埋もれてしまい

何百年か後に発見される

はるか太古の

「哀しい化石」として

みんながみんな忘れた頃に

僕は

厄介払いみたいに風化する。


延々と続くエンドロール。



本当に・・

「風化」って何て素敵なんだろう。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

I SAW YOU

2008-06-16 13:41:45 | Weblog

朽ち果てた鳥みたいな男が

ぽつぽつと、

時にはものすごい勢いで

喋っている。


よくまあ、飽きもせず。

もうけっこう長いこと喋り続けてるんじゃないかな。


何か言いたいことがあるのであろうことは

(辛うじて)わかるのだけれど

彼があまりにも自己完結しているのと、

恐らくは自己憐憫が強すぎるのであろう物言いのせいで

結局いつもわかったような

わからなかったような

ポカーンとした気分になる。


まあ・・そんなに大きな声でもないし、

何かを嘆いているときも別に、

慰めて欲しくてそんなことしてる訳でもなさそうだし


薬にもならないが

毒にもならないので


適当に放っといて

たまに

まだ生きてるかどうか見に行く。







・・・・・・・・・・・なんてね。

これは君のことデッスよ。




くすくすくす。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「喰うこと」に関する考察

2008-06-14 23:49:09 | Weblog


現代社会は当たり前のように

いろんな事が整理され加工され流通しているので

普段は全然考えなくて済んでいることなのだが

・・・根源的に、「喰うこと」ってけっこう大変だ。


例えば・・・ご飯ひとつにしたって、

稲の穂になってる実を・・・・

まず殻をむいて、白いのが喰いたければ精米して。

それでやっと「お米」に。それをたっぷりの水で

長時間煮込んで、それでやっと「ご飯」になる。

それも稲の穂が大量にないと「ご飯」にはなれずに、

少ししかなければいいとこ「飯粒」だ。

パンはもひとつ大変で、小麦の殻をむいて

粉になるまですりつぶして、水を加えて、イースト菌か何かを

加えて発酵させて、さらに高熱のかまどで焼く。


あの・・・何が言いたいのか、と言うと

加工せずに食べられるものって結構少ない、ってこと。


果実と野菜ぐらいのものではないだろうか?

そのまんまガブッ!って喰えるモノって。


海の魚も、刃物さえあれば

釣ったりしたものをその場で切って(さばいて)食べられる。

しかし保存はきかない。

淡水魚は駄目。寄生虫がいるから、焼くか、煮るかしないと

喰えない。


大豆とかの豆類だって煮たりしないと喰えないし、


肉・・・・・?

例えば・・・タヌキかなんかを捕まえられたとして・・・・

殺して・・・皮をはいで・・・・

んー、焼くか煮るかしないとやっぱり、喰えんな。


しかし、「火を使えるか、使えないか」で大違いである。


野菜はエライなあ。

完全に菜食になれればもしかして、

火を使わなくても人類は喰っていけるのかも知れないよね。

「ヒト」ってもともとは、草食動物なのかも知れない。


しかし、「火」と「刃物」以前の原始時代って

考えるだに恐ろしい・・・・・。




ところで

俺は子供のころ食わず嫌いの偏食児童で、

そのころ忌み嫌っていたのに

大人になって大好物になったモノが二つあってそれは

トマト



ナス

なのです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チェンジング

2008-06-13 22:45:49 | Weblog


「今」は、「今」でしかなくて

今、この瞬間は、それが全てなのに

その「今」は直後に「今」でなくなってしまい、

次の「今」が来る。


誰もがそういうのを、

気が遠くなるくらい繰り返す。


「今」だった瞬間はいつの間にか

「遠い過去」になる。



・・・・俺は留まりたいのだ。

変わりたくなんかないし、

君に変わって欲しくないんだよ。


でもそういう訳にはいかないらしい。


誰かが言ってたな、

「生きることは変わることだ」と。


・・・・・何故俺は変化を恐れる?

うーん、っとね、

それによって「失う」ことを恐れるからだ。


でも・・捨てたり、失くしたりしないと、変われないよな。



それが出来ないんなら、銅像にでもなるしかない。


「片山道郎、変化を嫌うあまりにここに銅像と化す。」


あ、でも駄目だな、銅像になれるほど立派なことしてないや・・・。



だったらどうする?

だったらどうするんだろうな、俺。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「愛の逆説」

2008-06-12 09:52:44 | Weblog

思うんだけど



世界は細分化されて多様化して


でもそんなの、

「アパートメント」の数を増やされてしまっただけ、

とも言える。


「愛の逆説」・・・・・・。

ひねくれてそんなのを

真に受けるべきではない。


(「愛の逆説」って何かというと、

「LOVE WILL TEAR US APART」

(愛は僕らを引き裂き、隔離するだろう)

みたいな・・・言説、っていうか

考え方なんだけどさ。)




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008-06-10 09:33:21 | Weblog

それは僕の

深層心理が作り上げた青い街。

僕は無意識のうちに毎晩

そこに降りて行っていつも

何かとても意味深なことをするのだ。


それはとてもスピリチュアルな体験で・・・・


それにしても夢って一体何なんだろうね?

時々、「答えそのもの」を提示してくれたり、

会いたいひとに会わせてくれたりするのです。


まるで疲れて眠るために一日があるみたい。


・・いや、そんなはずはないんだけどね、

そんな風に言いたくなるくらい。


どんな夢か、ってのは説明できない。

全部きれいさっぱり、チリひとつ残さず

忘れてるからね。

どうしてここまでキレイに忘れられる?ってくらいに。


ゴゴゴゴ・・と心を動かされた、っていう

感触と実感だけが残っていて、

具体的なことは何一つ覚えちゃいないんだよ、真面目な話。


それって・・・

僕が「馬鹿だから」じゃないぜ(希望的観測)。

きっと何か

何か重大なことが隠されているんだ、この世界は。


そうに違いないよ   だってすべてのことが

・・・ 不自然すぎる不自然すぎる不自然すぎる。

何もかもが。

1から10まで。

ピンからキリまで。

頭から尻尾まで。



そう思わない?






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本質的に

2008-06-09 09:26:26 | Weblog
いつの頃からか


いろんな物事が

意味を持ったり、

突然その意味を失ったり

した。



絵・ 友達 ・ 音楽 ・ 女の娘・ ギター ・ 惑星・

本・ 本・ 本 ・古着・ 真空管アンプ・ 時計 ・住む部屋・

バーボン・ 白ワイン・ ブルース・バー・ 短波ラジオ・

オートバイ・ 革ジャン・ 東京・ アクリル絵の具・

カメラ・ キス ・インド綿・ 電話 ・日記・ 大阪 ・サングラス・

レコード・ 60年代 ・ファッション雑誌 ・シルバー925・

漫画 ・煙草 ・カセットテープ・ 言葉・ 黒 ・猫 デ・ジャ・ヴ・

ピアス ・

そしてレーゾンデートル




ひとつのものに興味をなくしたとしても

またすぐ別のものに夢中になる。

たとえ世界に飽き飽きしたとしても、

「生」にしがみつくようにしか生きられないとしても、

それでも。


すべては

存在することに意味がある。

そしてそこから

いろんな物事が派生していく。


願わくばもっと

本質的にならんことを。

もっと直接的に、

もっと核心的に。


まっすぐに心が撃ち抜かれますように。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピカレスク

2008-06-08 09:09:25 | Weblog


ピカレスクというのは

俺がギタリストとして参加しているバンドの名前。

アコーディオンと、ドラムスとエレキギターで

混沌ダンスミュージックを

廃墟の街、京都でちょっとずつやってるのデス。


そろそろ告知しときマッス。

ピカレスク主催のイヴェント

「夜遊」

京都・烏丸御池の妖しい、素敵なライヴハウス、「夜想」

にて

2008年6月20日 金曜日

オープン19時 スタート20時

チャージ2000円(1ドリンク付)

出演

MERI&RYOTARO

舞々

MISS X

ピカレスク

ナベガンチ

夜想 TEL075-211-0901

オンガクとダンスのイヴェントです。

是非いらしてね [m:46]



ピカレスク3人の絵を描いてみたよ!

右から

リョータロー

チマキ

ミチロウ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「俺達はイリュージョンを」

2008-06-06 23:12:00 | Weblog
破裂したフルーツ

妙に明るい雨の日に

ちょっと外した感じが素敵

どう頑張ってもチープな感じ

飽和する寸前まで砂糖を入れた

キャンディ・アップル・レッドのギター

悪夢すれすれの予知夢なら

忘れた頃にデ・ジャ・ヴと化した

回転こそが人生の目的

それ以外のことはスルー

うんざりする話は聞き流して

スピーディーに全部片付けて

時計のネジを正反対に巻いて

偶然に偶然を重ねて

よくあるいつもの微笑みで

ひとつの明確な意思として

存在しよう

存在し続けよう

世界そのものは正しくもないし間違ってもいない

その中間ですらない

ましてやそいつの「意味」なんて

すべては深い森の中

訪れるべき夜の中

そいつは深みを増して行く

「悲しみ」は増大もせず衰退もせず

そのままの姿でそこにとどまっている

ピンで留められた

スナップ・ショットの中にさえ

インデックスの文字にさえ

俺達はイリュージョンを

どこであろうが投影する

俺達はそれを

ただそれだけを

この夜も

この夜も


・・・・・・・・ああコリャコリャ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンタイトルド

2008-06-05 21:50:57 | Weblog
雨なんか降りたいだけ降ったらいいし、

俺はただ闇雲に動くだけだ。

全部投げ出して、全てを放棄して。

お手上げ状態のままで全力疾走する。


結果なんか何も望みはしない、

過程がすべてだ。

過程、過程、過程を追い抜いてまた過程。


そりゃ確かに

いろんな物事が形を変えて行くけど、

俺はそのことでへこんだりはしないぜ。

・・・いや、へこむけど

その度に立ち直るぜ。


良かったことも悪かったことも、

忘れたような顔をして生きたいんだ。


時々、実際に忘れたりするけどそんなの、

笑い飛ばして。


一瞬一瞬が全てだ、いや・・・

この一瞬こそが全てでありますように。

そんな風に人生が

続いて行きますように。


俺は祈る、

「あてずっぽうの神様」に、

「失敗ばかりの神様」に、

「高速道路の星々」に、

「懐かしい君の残像」に。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする