ノイジーギター

2022-01-24 20:55:30 | Weblog

そういえば、と言うか何と言うか、

僕は今はシンガー・・・というか

ギターヴォーカルで、バンドでギターを弾きながら自作の歌を歌っているのだが、

以前は、ずっと、ギタリストだったのだ。

中学でどいけんとキョーヂと屋敷とマサイチと初めて組んだ

「草戸千軒」でもギターだし、

高校で不良ぶってたやつら(佐治とか庄司とか岩佐とかモ吉とか三太だ)

と組んだ「ネクスカ」でもギターだし、

それが発展した「ランブルフィッシュ」でもギターだし、

そのあとボケロウとキヨシとマーボーと組んだ「ばるぼら」でも

ギターだった。

でもその弾き方に関しては

「ランブルフィッシュ」が終わった後、

グランジや、パンクや、ノイズ的な前衛に近い音楽に触れて、

僕のギター奏法は劇的に変わった。

「まともな音を出しててもつまらん」と強く思ったのだ。確信した、と言ってもいい。

誤解無きように言っておくが、

「ランブルフィッシュ」の音楽は最高だった。ぶっ飛んでいた。

何しろ佐治の歌と楽曲がすべてを凌駕していたから。

でも自分のギターに関しては・・・・この路線でブルーズ・ベースでやってても

これ以上、劇的に上達はしないと判断した。

でもノイズ方向に行けば、自分自身の限界を「打破」出来ると思ったのだ。

だから、「ばるぼら」での僕のギターは、けっこうノイジーだったはず。

全然ブルージーではないし、不協和音的だったし。

その頃、直接影響を受けたのはソニック・ユースとか、アート・リンゼイとか、

マーク・リボーとかノイバウテンとか、

ロバート・クワインとかヴェルヴェッツとか、浅川マキとか、阿部薫とかだ。

自分としては、破壊的でノイジーで不協和音的なギターを自分なりに、

とことん追求できたと思っていて、結果にはある程度満足している。

でもああゆうのって、周囲・・っていうか、バンドの他のメンバーの

理解と協力がなければ絶対無理なのだ。

とことん好きに、めちゃくちゃに演らせてくれた「ばるぼら」のメンバーには

今でも感謝している。

「草戸千軒」「ネクスカ」「ランブルフィッシュ」の彼らに感謝しているのと同じくらい

感謝している。

そして今現在は、自分なりに自分の歌世界を追求しているのだが、

あの頃みたいにノイジーなギターを弾きたい欲求は、あまりない。

今の自分のバンド「ROCA'66」のギタリストは、もと「ワームス」の、

僕の大好きな音を出す「赤井」で、

彼には時々、びっくりさせられる。本当にすごいギターを弾くのだ

時々・・・いや、毎回。

自然にノイジーだし、不協和音を出さないのはエライ。

彼を見てると、俺もやるぞーみたいな感じで

もっとギター弾きたくなるのだ。

今のバンドの音に、もっとノイジーな要素を入れてもイイかも。

どちらにせよとにかく、ギター2本のバンドサウンドが好きなのだ。

そしてそれに対抗するように響く、ガシガシにグルーヴする伊藤のベースギター。

トビーのドラムズはタイトで気持ちがいい。

そしてトビーは、面倒くさがらずに僕のリクエストする変則的なリズムパターンを

嬉々として(?)叩いてくれる。

僕は本当に、恵まれてる・・・・と思う。

出会いに関しては本当に運がいいのだ。

えっと、何の話だったっけ。

あそうだ、僕は以前はギタリストで、それはそれは楽しかったのだけれど、

今はギターヴォーカルで、

昔と同じくらい楽しい・・・・・んだぜマジで。

コメント
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