仕事仲間と、バンド仲間。(追記あり)

2021-01-16 14:38:07 | Weblog

僕は今までバンド活動の傍ら、様々な「仕事」をしてきた。

それで、その

仕事場で知り合って、仕事をしながら仲良くなって、友達になったつもりでいたようなヤツも、

どちらかがその仕事を辞めてしまったら

あっさり、それで終わりになってしまう。もう二度と会うこともない。

今まで、そういうことが何度も何度もあった。

それはそーゆーものだし、仕事仲間というのはそーゆーものなのだ。

それはそれでドライで、いっそ気持ちがいい。

仕事以外のプライヴェートでわざわざ約束してまで会うつもりもないのだ。

だって考えてみたら彼(彼女)とは,仕事のこと以外で共通の話題など、ないのだ。

音楽や文学やアートの話が出来ないのならそれは僕にとっては、時間の無駄だし(それは言い過ぎか)。

寂しい・・・という気も、しないでもないでもないが、

面倒臭くなくていい、という気分のほうが勝る。

ケータイの登録も、あっさり消去するのだ。それでいいのだ。

当たり前と言えば勿論そうだが、

バンドで関わった友達とは、全然、天と地ほども違う。

バンドメンバーたちとは、バンドが消滅してしまった後でも、会うヤツが多い。

14歳で初めて結成したバンドのヴォーカル(どいけんデスね)とは今でも会える時は必ず会うし、

極端な話、高校の時結成した「ネクスカ(初期ランブルフィッシュ)」のメンバーの半数(3人)とは何と、

文字通り「死ぬまで」付き合うことになったのだ……それは結局、彼らが先に逝ってしまったからなのだが。

しかし何という濃密な関係か。彼らの親や兄弟の顔も知っているし。

そういうのって、暑苦しい??

いや・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうでもない。全然、そんなことはない。

ふと昔の写真などを見て思い返してみたら、

バンドメンバー以外の、学校時代(中学、高校)の同級生などは、

学校を卒業した後は何の関係もなくなった。当然、会うこともなかった。

同窓会で会うことはある。でも、ただそれだけ。

そーゆーものだろう、とは思うけど。

 

当時は軽い気持ちで(そうでもないか?)結成したバンドだったけど、

その結果はものすごく濃密な人間関係を構築する結果になったのだ。

これは、喜ばしいことだ、と今現在の僕は思う。

きっと、「運が良かった」のだ。

 

あまりにも多くのバンドメンバーたちとの濃密な関係性を経て、今の僕がいる。

 

人は、他人に影響を受けずには生きられない。

 

良くも悪くも。

 

 

 

 

しかしまあ、仕事仲間みたいにドライに別れられる関係も、

 

 

悪くはない、と思う。

 

 

 

 

追記

 

 

ちょっと冷たいこと(仕事仲間に対して)書いたけど実は先日、

 

仲の良かったトラック同僚が突然辞めてしまったのだ。

 

 

それでちょと悲しいのです。とほほ。


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