まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

青春18日帰り旅・小海線(その1)

2006年12月25日 | 旅行記C・関東甲信越

昨日の24日は、関東地方は朝から快晴。「青春18きっぷ」を片手に、上野から高崎線の列車に乗る。いつものようにグリーン車をおごる。朝が早い分、車内でゆったり過ごすとともに、睡眠不足を補おうというのである。

グリーン車備え付けのJRの旅の情報のパンフレットに、冬の温泉の特集のほかに、クリスマスのイルミネーションのスポットの特集が組まれていた。その中で目についたのが、立川の国営昭和記念公園のイルミネーション。実は今日のコースが高崎から信越→しなの鉄道→小海線→中央線という循環コースなので、ならば帰り道に立川に寄ってみようじゃないかというのが、昨日のイルミネーションの記事にいたった理由。

Pc240082 さて、話を朝に戻す。高崎から信越線に乗り換え、横川着。ここまで来た10人くらいの乗客は皆、軽井沢行きのバスに乗り込む。このバスも2ヶ月ほど前、信越線から富山へと旅をした時に乗ったが、その時も同じような連中が乗っていたように思う。地元の人の利用なんてないんだろうな。

Pc240089 軽井沢着。イブのこととて、コンコースにはクリスマスツリー。駅の南側には人工雪のゲレンデが広がり、ちょうど新幹線ホームからスキー一式抱えたカップルたちが降りてくる。やはり「私をスキーに連れてって」というカップルは健在なのだろうか。クリスマスは軽井沢で・・・いいじゃないですか。現在の気温は1℃だが、熱い二人には関係ないのだろう。

Pc240094 ・・・ということを考えているうちに、乗り継ぎのしなの鉄道の時間が近づく。こちらはそんなムードとは無関係に走る地元の足だ。ただ、今日はこの快晴、雪をかぶった浅間山が実に鮮やかに見える。これだけくっきりと浅間山を見たのは私自身久しぶり。

Pc240096 小諸から小海線へ。この線も久しぶりだ。2両の気動車は地元の中高生で混雑していたが、新幹線との接続駅である佐久平で一斉に降りる。新幹線の駅が出来てから、この駅の近辺は大型ショッピングモールやら何やらが出来ており、ちょうど彼らの遊び場となっているのだろう。信州の佐久地方といっても、彼らのファッションは東京あたりと変わらない。

ただここからは本来の(?)ローカル線区間となり、のんびりと走る。ちょうど野菜も何も収穫し終えた時期だけに、茶色の地面が広がる。車窓から浅間山が消え、変わって前方から八ヶ岳の山々がその姿を現す。こちらも透き通った青空に雪の白さが映えている。「八ヶ岳高原線」という愛称が小海線にはあるが、その愛称にまがうことない雄大な車窓である。

Pc240098野辺山着。ここで途中下車する。高原の地にある有名な「日本最高地点の駅」である。少し行ったところには「日本最高地点」というのもあるとか。そこまで自転車を借りて行ってみよう。ということで、駅横の観光案内所へ。レンタサイクル2時間800円。ただ、帳面式の申し込み用紙に自分の名前を書く時に、前の人の申し込み用紙の裏面が写っていたのだが、その日付が12月15日。やはり冬の高原はスキーでもない限りオフシーズンなのだ。夏ならばもっと賑わうだろうにな・・・と思いつつ、冷えて澄んだ空気の中、いざ「日本最高地点」に向けてペダルを漕ぎ出す。

Pc240135 実に、空が青い・・・・。(続く)

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