カタールのドーハでアジア大会が行われているようだが、日本ではほとんど報道されることなく、世間の関心も薄いようだ。私も正直、関心がない。
確かに面積、人口とも世界でもっとも大規模なアジアの大会であり、この大会を制することは意義のあることなのだが、近代スポーツにおいては欧米諸国のレベルが圧倒的に高い。「アジア大会で金メダルとってもなあ・・・。欧米に勝たなきゃ意味ないよ」というのが有力選手のホンネだろう。
ただ、そのアジア大会すら制覇できないのだから、日本選手団は何しに行ったのだろうか?
サッカー、予選敗退。野球、台湾にサヨナラ負け。柔道も、アジアですら勝てなくなったのか?
アジア大会だからと相手をナメてかかって、そのしっぺ返しをくらったようなものだ。特に野球は情けない。「アマチュアばかり」のチーム編成だったかもしれないが、今年のドラフトで即戦力として入団する選手が主力のチーム。「プロを相手にいい試合ができました」とさわやかな表情で銀メダルに満足している選手がほとんどのようだが、何を考えているのか。日本の代表だろ。自分たちがアマチュアだからというのは関係ないぞ。勝敗は時の運もあるから仕方ないが、試合後の選手たちのヘラヘラした態度に正直情けない思いがした。
日本のプロ野球は確かにアジアで強いかもしれないが、国対国の試合となると韓国や台湾の後塵を拝している。こんなことで本当に強いと言い切れるのか?
本当に、しっかりしてほしい。
(写真:毎日新聞社)