まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第56番「棲真寺」その1~広島新四国八十八ヶ所めぐり(同じ県内だが、わざわざ前泊で出かけました・・)

2023年01月21日 | 広島新四国八十八ヶ所

広島新四国八十八ヶ所めぐり、次の第56番は棲真寺である。この前まで広島市内を回っていたが、今度は一気に東に飛ぶ。

棲真寺があるのは三原市で、三原市といえば備後の国ではないか?と思ったのだが、元々は賀茂郡大和町である。賀茂郡なら安芸の国か。その賀茂郡の町村のほとんどは東広島市や呉市と合併されており、大和町も当初は東広島市との合併を検討していたそうだが、住民投票の結果、豊田郡本郷町、御調郡久井町とともに三原市との合併となった。いろんな思いがあったことだろう。

棲真寺があるのは広島空港の北東で、行くならクルマ一択である。こう書くとかなり遠い印象だが、広島市内からだと山陽道経由で1時間あまり、下道経由でも2時間あまりで着くところである。早起きして出かければ十分事足りることだが、同じ広島県内ながら広島新四国で最も東端ということもあるので、泊まりで出かけてみるか・・ということにした。私の中で、ちょっと気分転換を図りたかったこともある・・。

1月14日、この日は夕方まで出社しており、仕事が終わった後の18時半頃、そのままクルマで出発(荷物はあらかじめクルマに積んでいた)。日が落ちた後の広島高速~山陽道と乗り継いで一定のペースで走り、小谷サービスエリアに立ち寄る。ここで夕食でもよかったのだが、食事は宿に着いてからにしよう。酒のアテ、土産などを買い求める。

小谷サービスエリアからすぐの河内インターで下車する。このまま取付道路を走れば広島空港に着くのだが、途中から側道に入る。

到着したのは「ホテルエリアワン広島ウイング」。山の中にポツンと建つ立派な建物である。棲真寺まで10キロほどのところにある。獅子伏温泉という温泉もついている。以前は別の名前で営業していたが、今はエリアワンというホテルチェーンの一つである。聞いたブランドかなと思うと、同じ広島県内で福山に泊まったことがあった(その時は芸備線~福塩線で広島県内をぐるりと回り、宿泊翌日は福山、尾道で中国四十九薬師の札所をめぐった)。

宿泊サイトで見ると、基本となるダブルルームも広く、一晩ゆっくりするのもいいかなと思って予約した。河内インターからすぐのところとはいえ、周りにあるのはコンビニだけで、他には何もなさそうだが、たまにはこうした場所に泊まるのもいいだろう。

チェックイン後、部屋に向かう。施設全体でさすがに年季が入った感はあるが、部屋は宿泊サイトにあった通り結構広い。ユニットバスを含めた全体の広さでいえば、今の私の自宅より広いのではないだろうか。

部屋着に着替えて温泉に向かう。日帰り入浴もやっており、この時に限っていえば宿泊より日帰り入浴のほうが多いように思えた。通常の大浴槽、ぬる湯、サウナと合わせて露天風呂も広い。外にいると何やら轟音が聞こえるのだが、それが温泉設備によるものなのか、空港が近いので飛行機の離発着によるものかはわかりにくい。ただ、後で部屋に戻った時に同じような音がしたので窓の外を見ると、ちょうど空港の滑走路に向けて飛行機が飛んでいくのも見えた。

まあ、温泉と広い部屋があったから泊まってみようと思ったわけで、寺に行くだけが目的なら普通に朝早起きして出てくればいいだけのことである。なおこの日の宿泊はちょうど全国旅行支援もあり、1泊朝食つきで8000円であった。

館内にはレストランもあり、到着時点ではまだ営業していたのだが、夕食は小谷サービスエリア、そして河内インター出口にあるセブンイレブンで買ったもので済ませる。セブンには西条の賀茂鶴もあったので、これで「旅先で広島の酒を楽しんだつもり」に・・・。

さて翌15日。天気は曇りで、ホテルから朝日を望むことはできなかったが、朝風呂をいただく。朝の時間帯は宿泊者専用ということで、入浴の人も少なくゆったりできる。同じ県内ではあるが、市街地とは全く別の山の景色ということでちょっとした旅気分も味わうことができる。

バイキング形式の朝食。さまざまなメニューがある中で目を引いたのが、カキの天ぷらに甘えび。広島なのでカキが盛られるのは別に珍しくないとしても、甘えびが頭つきでテーブルにどっさり盛られていたのは驚いた。広島と甘えび、ちょっとイメージが結びつかないだけに・・。

引き続き部屋でゆっくりして、9時前に出発する・・・。

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