三岐鉄道北勢線の乗車を終え、再び名古屋市内に戻る。この日の宿泊は丸の内のアパホテル。あの「私が社長です」のホテルである。
夕食をということで、やはり名古屋らしいものを求めて周囲をぶらつく。そこで見つけたのが「世界の山ちゃん」。名古屋名物手羽先で有名なチェーン店だ。それにしても「世界の」とはすごいネーミングだな。看板やらメニューやら、いろんなところに「山ちゃん」のイラストが登場。ところで、「山ちゃん」て、山本さん?山田さん?
出された手羽先。胡椒が効いていて実に食がすすむ。私も大和人さんも次々に手を伸ばす。普段焼き鳥屋では「食べにくい」ということで手羽先はほとんど注文しないのだが、「山ちゃん」の手羽先は肉と骨がスッと離れるので食べやすい。一人前ずつでは飽き足らず、追加で揚げてもらう。
このほかにも味噌のよく効いた土手煮やら串カツやら「えびふりゃー(エビの姿そのまんまではなく、アジフライのように開いた状態で出てきた)」を注文。これで名古屋名物のいくつかのポイントをクリア。
そして酒のほうだが、「名古屋赤味噌ラガー」なるものを注文。ビールにも赤味噌ですか・・・。濃いどぶろくのようなビールをイメージしていたのだが、実際に飲んでみるとコクが多少感じられるもののさっぱりした味。まあ、いけないことはない。ただ今日の味噌料理やら、手羽先なら、「世界の山ちゃん」のラベルが貼られたホッピーのほうが合うような気がした。
よく食べ、よく飲み、よくしゃべって、名古屋の夜を楽しんだ。
さて翌朝。いよいよ時刻表検定受験の日である。ホテルのレストランでの朝食はパスしてチェックアウトし、「コメダ珈琲店」に入る。この「コメダ珈琲店」も名古屋のいたるところにある喫茶店である。
そして、名古屋で喫茶店といえば、飲み物はシンプルなブレンドコーヒーを注文するとして、「小倉トースト」である。バターが塗られたトーストの横には餡子の皿。これをトーストに塗って食す。ちょうどジャムを塗るようなものかな。バターの風味と、餡子の甘さがほどよくマッチして、濃い味が口の中に広がる。なかなか朝からヘビーだ。
ここでゆったりとした時間を過ごし、試験に向けて心の準備をする。ただ胃袋はすでに「その先」に行っていたようだ。
「昼は、何を食べようか・・・・」(続く)
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