にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

バーニー・ケッセル「トゥー・スイング・オアー・ノット」

2008年12月11日 | ジャズ、音楽
また訃報に接してしまった。
35才~40才の頃に勤めた会社のおらと同年代の方。仕事のできる人で、幹部として活躍しておられたのに・・
死は生に相反するものではなく、生の延長線上にある、50歳過ぎれば何時来てもおかしくない・・とは言え。

ディスク・エバンス3枚2000円のうちの1枚。
これもコンテンポラリーレーベルで音善し、面子善し、内容・・悪い筈はないのですが・・・題名にあるとおり”スイング”の味付けだから当然かもしれないが、ハリー・エディソンのトランペットが鳴るとおらにはやたら古臭く聴こえます。
ケッセルのギターはゴキゲンですけどチャーリー・クリスチャンの後継と言われるケッセルにはレトロよりもモダンな味付けを期待してしまいます。
とか言いながらA~B面通して聴かさるのは佳作の証?

レコードのジャケット、文字が並んで裏側みたいなデザインがまたオシャレ?

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ジャキー・バイアード「There'll be changes made」

2008年12月10日 | ジャズ、音楽
いつも年末ぎりぎりにならないと年賀状を書かないおらですが、例年になく早目にスタンバイ。
しかし、慣れない事すると書いた後から喪中欠礼の葉書がけっこう届く。
「喪中」になりやすい年代であり、親の世代がこの世を去るのは致し方ないが、昔お世話になった方の奥様が亡くなったことを告げらたりすると、やはりショックですね。
遠隔で会う事も無く賀状のみのやり取りの方に、何かメッセージをと思いますが、手紙を差し上げるほど言葉が出てきません・・冷たい人間なんだろうか。

ディスク・エバンス3枚2000円のうちの1枚。(これは500円でした!)
ミンガスやカークの作品で耳にし、気にはなっていたが、リーダー作あんまり聞いたことないピアニストのソロ作品。
レーベルはMUSE、1970年録音。
1曲の中にストライドからフリーまで入っており、見事な演奏と言えるのだろうが・・・・
ミンガスグループの中でなら、強力なスパイスとして機能するが、ソロという剥き身のかたちだと、おら程度には2~3回聴いてもなかなかつかめない・・・

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フィニアス・ニューボーンJr「ハーレム・ブルース」

2008年12月09日 | ジャズ、音楽
何故かアナログLPが盛り返してきているおら、中古レコード店「ディスク・エバンス」に久々に行った。
ここは店主が定期的に海外買い付けに出掛け、オリジナル盤の品揃えが充実しているが、おらは高価なオリジナル盤には目もくれず、1000円以下盤コーナーのみをチェック、お~気になる盤がけっこうあるでないの。
3枚をチョイス、計2000円也!安くてもさすが専門店、盤の状態は良好!

フィニアス・ニューボーンJr. (p) レイ・ブラウン (b) エルヴィン・ジョーンズ (ds)
コンテンポラリーレーベルで音善し、面子善し、内容善し。
おらフィニアス・ニューボーンを札幌市民会館で観てます。(自慢だす!)
1曲左手だけで弾きましたが、超絶テクに唖然!
この人、コンスタントな演奏活動していたら、巨匠扱いされたに違いないのにねえ。

ジャズにおいては「超絶テク」は誉め言葉では無い場合もありますが、ニューボーンは別格ですね。
テクという手段でおおきな成果を得ていると思います。
ピアノをフルに鳴らし豪快でありながら、繊細な面も垣間見られるニューボーンにエルビンとブラウンが絡む、う~んこれぞジャズピアノ!
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札幌から来た男

2008年12月08日 | ジャズ、音楽
日曜の朝、朝刊(北海道新聞)読んでいたら、飲みかけのコーヒーを吹き出しそうになった。
社会面の「朝の食卓」というコラムに根室のジャズ喫茶「サテンドール」の谷内田マスターが「出会い」というタイトルで書かれていた。
後半を引用させていただく。
『「お礼が言いたくて札幌からきました」と一人の男性が店を訪れた。突然のことに戸惑いながら聞くと、26年前の話になった。当時、ネムロホットジャズクラブがジャズピアニストのマル・ウォルドロンのソロコンサートを主催した。その打上げに彼は誘われ、ジャズメンと遺書の時間を過ごした思い出が、青春の強烈な一コマとなって今でも忘れられないのだという。当時の感動を満面の笑みで語ってくれた。
店をやっていると、年に数回、こんな出来事がある。ジャズを通じた人との出会い。
そのすばらしさを、しみじみと感じる。』

お~!その男とはおらのことではないか!(9月3日の当ブログ参照して下さい。)
何か照れるような面映い気もするが、多少なりともおらの思いが谷内田さんに届いていたことが判り、嬉しさから家族の皆に「新聞におらのことが載ってるぞ!」と騒いでいたのだった。

根室管内で暮らした20代の6年間の中でも、根室で見たジャズの思い出は格別な物ですね。

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アート・ペッパー「EARLY ART」

2008年12月05日 | ジャズ、音楽
最近サブシステム(サンスイ607~フォステクスFE103スパイラルホーン+FT60H)でアナログLPばかり聴いており、メインシステム(ラックス管球アンプ~アルテック)は沈黙状態。
アナログだと聴き疲れしないのかな。

昨日アート・ペッパーのレコードを聴いていて、突然の唸り声に驚いた。
「EARLY ART」という2枚組。「モダン・アート」と「リターン・オブ・アート・ペッパー」に数曲加えた編集物(何故かブルー・ノートレーベル)。
「FIVE MORE」という曲でサックスソロが終わったところで、「わわ゛ぁ~」と叫びとも唸りともつかない奇声を誰かが放つのである。(岩崎宏美の「万華鏡」に入ってる唸り声と似てる。)
メンバーはペッパー、ジャック・シェルドン(tp)、ラス・フリーマン(p)、ルロイ・ビネガー(b)、シェリー・マン(ds)。吹き終わったペッパーと直ぐにソロ始めるシェルダンではないと思う、リズム隊の誰かが怪しい。(ムショ帰りで久々に演奏したペッパーの歓喜の雄叫びという線もあるか・・)
アート・ブレイキーの「あ゛~」と違い、どうみてもそぐわない奇声です。

昔から持っているレコードなのに今まで全然気が付かなかった。
一体何を聴いてきたのか?いかに浅く聞き流してきたかという証拠ですね。
聴くたび新しい発見が・・・ということと違いますね・・


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田中 啓文「ハナシがちがう!―笑酔亭梅寿謎解噺」

2008年12月04日 | 日々のこと
joeさんが紹介してくれた「落下する緑」はなかなか面白く、ジャズ人としても興味深い作家田中啓文の作品がなんと次男の部屋にあった。
夏休みの課題の読書感想文の題材にたまたま選んだらしく、あまり本を読まない息子が「面白かった」と言ってた。

落語家見習いが修業する中で小さな事件を解決するという「落下する緑」の噺家版とも言える。
ミステリーというより落語家の成長話と落語のガイドブックの側面があり、読むと落語が聞きたくなる。
著者はジャズばかりでなく落語も大好きなんだろうなあ。
誰にでもおすすめできる作品。
コメント (2)
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アビィビール

2008年12月03日 | 日々のこと
最近、眠りが浅く早朝に目が覚める。
病んでいての早朝覚醒か、年を取って早起きになったのか、猫のせいか(夜中に布団の上に乗る奴、明け方に鳴く奴)・・・

またも手作りビールです。
第4弾はベルギー製のビールの素「アビィビール」
お店の紹介では
「修道院タイプのビール、アルコール濃度が高く、茶褐色で濃厚な味わいを持ち、古いレシピ・醸造方で長い熟成期間が必要とされる。メーカー参考レシピ 9ℓ アルコール度数8度」 
メーカー参考レシピどおりで作ると、濃くて(普通の素だと12~18ℓは作れる)、アルコール度数の高いものが出来上がる。
(日本国内で度数1%以上のアルコール飲料を造ることは酒税法上認められておりません、いけませんよぉ~・・・へっへっへっ。)

冬にちびちび味わうにはいいタイプかもしれませんね。
第3弾の瓶詰を11月22日に終えたばかりですが長期熟成タイプなので、2月以降に飲むべく仕込みにかかります。
しつこく言ってますが、水飴状の素を溶かすだけです。瓶詰がやや手間ですが、あとは放置しておけば出来ます。

ちなみに第3弾の方は2次発酵中ですが、発酵度合チェック用のペットボトルがパンパンになるくらい炭酸ガスが発生しています。味のバランスが整い熟成するのに1ヶ月以上かかりますが、現時点でもビールとして飲める状態ではあります。
北海道の場合、室内の温度が安定する冬こそビール作りに適した季節かもしれませんね。
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アームズ・メーカー模型展

2008年12月02日 | 日々のこと
土曜日の寄席は車で行ったのですが、南6西6あたりの駐車場に入れた。
なんと90分100円という激安でした。
ちゃんとしたタワー式でスタッフも3人くらいいました、あれでやっていけるのだろうか?

11月30日 モエレ沼公園ガラスのピラミッド
日曜日はお散歩がてら模型倶楽部アームズ・メーカーの展示会を見にモエレ沼に行った。
モエレ沼には高校時代、北24条から徒歩で行き、地面に2m位穴掘って地中の生き物調査をした思い出がある。
ミミズしかいなかったけど・・・
吹雪で、ガラスのピラミッドに人の気配は薄く、アート空間の空虚さがけっこう嬉しいおらだったりして・・・変わってる?
でも模型展会場には意外に人がいて、まずまずの賑わい。

おらはここ数年全く作ってないけど模型展や雑誌を見ることが好きな模型ファンです。
プラモなんてガキ、おたくのものと思われがちですが、現代の模型はキットそのもの、工作技法、塗装技法がもの凄いことになっており、模型展ではとても精巧かつ高度なものが並び圧倒されます。
しかしそんな作品を見てしまうと、おらには無理と制作意欲が更に萎えてしまうのも事実でした。

その点この会の作品はキットの素性を活かし、いたずらに技巧に走らずに、迫力ある表現が好ましい。
これなら自分も何とか作れるかもしれないと思わさるが、実はそれが一番難しい技法なのかもしれない・・
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薄野寄席

2008年12月01日 | 日々のこと
11月29日 サッポロビール倶楽部
落語家:月の家鏡太「熊の皮」ほか

薄野の落語の会に行った。
会場は居酒屋の掘り炬燵の座敷で、けっこう大入りで後方の席だったためやや演者と距離があったのが残念。

前座は素人の女性が努めたが、話の途中でつかえてしまい中断、急遽、鏡太さんが「熊の皮」やった。
その後、前座の人が無事話し終え、中休みの後、鏡太さんがもう一席やった。

前座の女性は一般の我々よりはるかに話し上手で、度胸もある人だと思うし、練習も充分積んできたに違いない。
人前でぺらぺらしゃべることは平気だけど、お題を演じることは別物と本人も言っていた。
前座の人がつかえたことで、かえって落語の難しさ、プロの凄さを感じることができたような気がした。

月の家鏡太は二つ目であるが、場の空気を支配できる存在感が充分あり、伸び盛りのパワーを感じました。
名のある人を大きなホールで見るより、こういった実力派を小さな小屋で見たいですね、ジャズと同じですね。


コメント (3)
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