カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

たっぷり汗をかいたよ

2007-07-22 | 雑記
 天正夢祭りオープニングの設営のため、朝から汗びっしょり。滝のような汗というが、自分の体からどんどん吹き出る汗に感心してしまう。朝だけど暑いという証拠だ。セミがジージー鳴いて騒然とするステージ周りで、黙々とテントやら机や椅子を運んでいる。はっきりした監督さんがいなくて、仕事がはかどった感じが薄いのが早期の疲労へとつながっていった。
 実はよく把握してなくて、メモの時間に現地に来ただけだったので、設営をするということさえよく知らなかった。前日に設営が済んでいると思っていたのだ。式典に参加するんだから襟付きの服装がよかったのかどうだか悩んだのはまったく無駄なことだった。スタッフは青いおそろいのTシャツを着ていたようで、特にほしくなかったので、買わされるのではないかというひそかな恐怖感だけはあった。
 さて、開会の式典なのだが、特に何の関連があるという統一感が無くて驚いた。まあ、それはいい。某航空会社の添乗員(なのかな)のチアリーディングというか踊りがすばらしくて、そのせいでかえって浮いていたのが可愛そうだった。躍動感のある立派な動きなのに、客は保育園の児童とお年寄りと設営スタッフと主催関係者だけなのだ。しかしながら健康的な色気というのは自己矛盾があるなあとも思うわけで、もっといかがわしいところで披露するのも逆にかわいそうなのではあるが…。
 この催しの件についての怒りのコメントはK村君に譲るとして、ついでに夏越のほうも行政主導でやってくんないかな、などと不謹慎な僕が思っていたのは正直な感想である。これだけ動員をかけられるし、回りだってあきらめて同意するし動きやすい。何しろ大変ではあるにせよ、実力があってよろしい。市民も改めて認めることだろう。実は正論というかまっとう過ぎてそうならないだけであろう。
 僕らは設営部隊で頑張るなんて理想だ。朝からけだるいという気分は無いではないが、主催者じゃなくてお手伝いでたっぷりと汗を流すのであれば、僕はあんまり不満が無い。自分のためにじゃなくて他人の為だから気持ちがいいのである。わがまちの発展のために頑張る気持ちには、天邪鬼の僕にはなれない気分なのである。自分の利益のために働くのはボランティア精神でないような気もする。仕事の上では、生活の糧のために普段は汗水流しているのである。無料で働くのであれば、他人のためがよろしい。年寄りになると口ばかりになるので、若いうちは他人のために汗を流すのがいいのである。もともと金を出して他人のことばかりしてきたので、何にも言うことはないし、主導権などさっぱりいらなくなった。自分のまちが隣より悪くてもちっとも堪えない。他人よりよいというのは相対的に分かりやすいだけで、つまらない優越感だと思う。お隣よりよければいいという考え方でしあわせになれるほど、単純な世界に住んでいないのである。
 あまりに汗をかいたので昼間からシャワーを浴びた。冷水にして体を冷やすと、なんともいえない気持ちのよい季節になった。汗をかくのはいいのだが、すぐに着替えられる環境だともっといいなあ、と思う。
 夏越なら汗でべっとりした体のまま10時間以上耐久戦を戦い抜き、睡眠さえろくに取れない。それでいてボロクソに身内から文句を言われるのである。せめて洗い流せる程度になれば、自ら参加する人も増えるはずだと思う。今は歴史が邪魔をしている。もう少し起源のわからないぐらいになれば、身近な祭りになることだろう。しかしながらそうなるのは、僕が生きている間のことではあるまい。石を渡すのみ、坦々と歩んでゆこう。
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