カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

吸血ヤマビル

2017-11-18 | 散歩

 ヤマビルは尺取り虫のように前後の吸盤を使って移動する。靴や衣服などから皮膚の露出した部分などにたどり着くと、先端の吸盤の口中にある歯で皮膚を切り(ほとんど痛みは感じないという)、吸血する。血液が凝固しないように、ヒルジンという成分を出すという。ヒルに血を吸われた後にも出血が止まりにくいのはその為である。一回の吸血により体重の6倍にまで膨れ上がる。その後主に産卵するらしいが、産卵しない場合(まだ個体が若いなど)1年以上に亘って絶食できる。雌雄同体だが、交尾もするという。
 僕は何度かヤマビルに血を吸われたことがある。首になんか付いていると言われてヒルだったこともあるし、足首もやられた。お腹の周りに吸われた跡が残っていたこともあるようだ。血を吸われて気付かずにいたときは、後の出血でびっくりという感じだが、特に痛い訳でもないし、やられちまったぜという感じで済む。まだ吸い付いている時に気付くと、触った感じが気持ち悪いし、場合によってはなかなか剥がれない(でも剥がれるが)のが困る。人間にとってはたいした出血ではないし、特に伝染病などを移されるという事も無いのだが、気持ちの悪さは何とも言えない。知り合いがやられた時は、山の中で怒り狂っていた。人間に好かれない生物としては、かなり上位にいると考えられる。
 しかしながら普段はひっそりとおとなしくしている訳だし、非常に効率よく環境に優しい存在である。気持ちが悪いというだけであって、見習うべきところもあるのではなかろうか。
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