二日間にわたる地区大会に参加する。もちろん参加したのは嘘ではないが、特に役があるわけでもないし、誰かの支援という感じでもなかったので、随分気楽だった。
一日目は雷が怖かったことと、時間が空いたので映画(スーパーマン・リターンズ)を観たのが印象的だった。
雷は車には普通落ちないと聞いたことがあるけれど、本当に落ちないかどうかまでは知らない。もし落ちたとしたらどうなるのかもよくわからない。実際日本では、毎年宝くじに当たるより多くの人が落雷の被害にあっているという。僕の友人(本当は否定したい)の与猶君の家だって落雷で燃えてしまった。
そういうわけで、機関銃を乱射したような轟きを耳にして、会場側を逃げ出し、中洲近辺のホテルへと退避したのであった。(言い訳)
という状況であったため、懇親会はきっと雨だろう(実際はその時間は止んでいたらしい)ということで、野外なら楽しみだったが、屋内だと窮屈かもしれないし、なによりLOMナイトでモツ鍋を美味しくいただくためには余分な食物をおなかに入れるべきではない(Tきちゃんはそのために昼まで抜いているのだという。へぇー)という論理的思考により、映画を観ることになった。
パーレーツ・オブ・カリビアンの二作目がプランAであったが、時間が合わない。時間的選択肢として、「日本沈没」か「スーパーマンRE」だったわけだが、僕が強く推薦して「スーパーマンRE」になった。やったあ。
告白すると、ファンなんです。僕の子供のころのアメコミといえば、なんといっても「スーパーマン」で、「スパイダーマン」とかは、後からだったんじゃなかったっけ。映画も特撮だったくせに、実は本物のシーンもあるんだといううわさが立ったぐらい僕らは純粋だったんだよ。見る前の不安としてはなんといってもクリストファー・リーブじゃないってことだけど、ある筋からはその点あんまり心配しなくていいということだった。
というわけで観たわけだ。僕はハンカチを手に感涙しながら観終わった。
「すっごく、よかったジャン、ねえ、Tきちゃん」というと、
「なんというか、普通ですね」
だって…。
LOMナイト懇親会は、越後屋。京風モツ鍋ということであるが、上品な薄味という感じではない。しっかりした九州的な白濁スープで、モツ自体よりニラとキャベツを食べることを目的としているように思う。ごぼうも入ってアクセントになっていた。一味を大量に入れるので辛いけれど、スープ自体には甘みがあって旨かった。〆のちゃんぽん麺までガツガツは入る。ちょっと食いすぎて、デザートアイスはS田っちにあげた。
移動してI本君の後をついていって、怪しい地下のクラブ風スナックで冷房と戦い。又移動して島原のメンバーとまた別の地下のカクテル・バー(なんだろうか。こんな店はたぶん知らなければ絶対に入らない怪しさだ。でも、安い)まででお開き。K又君と一緒にロートル組として失礼したけれど、Tきちゃんは島原組と朝までカラオケだったらしい。I本君とK谷っちはふたりで怪しい店を探索しまくって、長崎ちゃんぽんフィニッシュだったという。
まあ、僕にとっては普通だったかな。それでも2時半だったんで、正直いうと、助かりました。
流石に二日目は式典に参加せねばなるまい。
神事部会のような演出で始まって淡々と式典は進んでいく。
次年度の挨拶では毎年感じることだが、改めて、強い決意のようなものが伝わってくる。この感覚が単年度制を支える大きな原動力なのだろうと思う。
最後は実行委員長の挨拶だが、ここにいない(裏方で準備しているため)メンバーに語りかける(というか叫んでましたね)という姿勢にウルウルしてしまう。僕は途中でトイレで退席して間が悪いので、福岡ブロックの席で見ていたのだが、知らない周りの人が泣いている僕の姿に動揺していたようだ。
僕は人前で容易に泣く人間を信用しない方針であったけれど、自分が信用できない部類に突入するとは考えていなかった。ハンカチは、汗をふくためだけじゃないんだよ。もちろん、本当は今でも基本的に泣く奴は信用してないけど、単に人に依るのである。
国立博物館で長いエスカレーターに乗って、すぐ降りてきて松原鎌を見て、出てきた。そんで、○幸ラーメンセンターで遅い昼食をとって帰ってきた。
ずっとTきちゃんの車に乗せてもらっていた。改めてありがとうございました。つれあいはずっと僕ばかりしゃべってたんじゃないかとTきちゃんに同情していたが、そんなこと当たり前じゃないか。
車中話したことだが、もう少し(LOMメンバーの)広い範囲の参加者が集うと、この大会も意義深いのに残念だと思う。子供がいるメンバーにとって夏休み最後の日曜がつぶれる大会日程はつらいものがあるけれど、一定の人数が集まりやすい会員旅行のような意味合いも、地区大会には大切な位置付けなんじゃないだろうか。
ま、そんな考えも昔の会社主義日本人感覚なのかもしれないとは思う。日本の人間関係って、日ごろの仕事とか業務とか事業とかの関係だけじゃ、なんとなく物足りなさを感じるものらしいと思う。西洋人(特にラテン)にはアフタータイムに仕事人と一緒にすごすなんてナンセンスだと思うのだろうけれど、日本人にはこの中途半端な関係が、心の安堵をもたらす重要な要素なんだよね。良いとか、悪いとかじゃなくて、結局、この段階を経ないと、信用してないのかもしれない。自分のスペースも大切だけど、この無駄さ加減が、人間関係の基本なのだろう。
待てよ、しかしながらこんな考えは、僕は否定していたかもしれない。そうすると単なる老化現象的思想なのかも…。年をとると寂しくなるんだろうね、きっと。
一日目は雷が怖かったことと、時間が空いたので映画(スーパーマン・リターンズ)を観たのが印象的だった。
雷は車には普通落ちないと聞いたことがあるけれど、本当に落ちないかどうかまでは知らない。もし落ちたとしたらどうなるのかもよくわからない。実際日本では、毎年宝くじに当たるより多くの人が落雷の被害にあっているという。僕の友人(本当は否定したい)の与猶君の家だって落雷で燃えてしまった。
そういうわけで、機関銃を乱射したような轟きを耳にして、会場側を逃げ出し、中洲近辺のホテルへと退避したのであった。(言い訳)
という状況であったため、懇親会はきっと雨だろう(実際はその時間は止んでいたらしい)ということで、野外なら楽しみだったが、屋内だと窮屈かもしれないし、なによりLOMナイトでモツ鍋を美味しくいただくためには余分な食物をおなかに入れるべきではない(Tきちゃんはそのために昼まで抜いているのだという。へぇー)という論理的思考により、映画を観ることになった。
パーレーツ・オブ・カリビアンの二作目がプランAであったが、時間が合わない。時間的選択肢として、「日本沈没」か「スーパーマンRE」だったわけだが、僕が強く推薦して「スーパーマンRE」になった。やったあ。
告白すると、ファンなんです。僕の子供のころのアメコミといえば、なんといっても「スーパーマン」で、「スパイダーマン」とかは、後からだったんじゃなかったっけ。映画も特撮だったくせに、実は本物のシーンもあるんだといううわさが立ったぐらい僕らは純粋だったんだよ。見る前の不安としてはなんといってもクリストファー・リーブじゃないってことだけど、ある筋からはその点あんまり心配しなくていいということだった。
というわけで観たわけだ。僕はハンカチを手に感涙しながら観終わった。
「すっごく、よかったジャン、ねえ、Tきちゃん」というと、
「なんというか、普通ですね」
だって…。
LOMナイト懇親会は、越後屋。京風モツ鍋ということであるが、上品な薄味という感じではない。しっかりした九州的な白濁スープで、モツ自体よりニラとキャベツを食べることを目的としているように思う。ごぼうも入ってアクセントになっていた。一味を大量に入れるので辛いけれど、スープ自体には甘みがあって旨かった。〆のちゃんぽん麺までガツガツは入る。ちょっと食いすぎて、デザートアイスはS田っちにあげた。
移動してI本君の後をついていって、怪しい地下のクラブ風スナックで冷房と戦い。又移動して島原のメンバーとまた別の地下のカクテル・バー(なんだろうか。こんな店はたぶん知らなければ絶対に入らない怪しさだ。でも、安い)まででお開き。K又君と一緒にロートル組として失礼したけれど、Tきちゃんは島原組と朝までカラオケだったらしい。I本君とK谷っちはふたりで怪しい店を探索しまくって、長崎ちゃんぽんフィニッシュだったという。
まあ、僕にとっては普通だったかな。それでも2時半だったんで、正直いうと、助かりました。
流石に二日目は式典に参加せねばなるまい。
神事部会のような演出で始まって淡々と式典は進んでいく。
次年度の挨拶では毎年感じることだが、改めて、強い決意のようなものが伝わってくる。この感覚が単年度制を支える大きな原動力なのだろうと思う。
最後は実行委員長の挨拶だが、ここにいない(裏方で準備しているため)メンバーに語りかける(というか叫んでましたね)という姿勢にウルウルしてしまう。僕は途中でトイレで退席して間が悪いので、福岡ブロックの席で見ていたのだが、知らない周りの人が泣いている僕の姿に動揺していたようだ。
僕は人前で容易に泣く人間を信用しない方針であったけれど、自分が信用できない部類に突入するとは考えていなかった。ハンカチは、汗をふくためだけじゃないんだよ。もちろん、本当は今でも基本的に泣く奴は信用してないけど、単に人に依るのである。
国立博物館で長いエスカレーターに乗って、すぐ降りてきて松原鎌を見て、出てきた。そんで、○幸ラーメンセンターで遅い昼食をとって帰ってきた。
ずっとTきちゃんの車に乗せてもらっていた。改めてありがとうございました。つれあいはずっと僕ばかりしゃべってたんじゃないかとTきちゃんに同情していたが、そんなこと当たり前じゃないか。
車中話したことだが、もう少し(LOMメンバーの)広い範囲の参加者が集うと、この大会も意義深いのに残念だと思う。子供がいるメンバーにとって夏休み最後の日曜がつぶれる大会日程はつらいものがあるけれど、一定の人数が集まりやすい会員旅行のような意味合いも、地区大会には大切な位置付けなんじゃないだろうか。
ま、そんな考えも昔の会社主義日本人感覚なのかもしれないとは思う。日本の人間関係って、日ごろの仕事とか業務とか事業とかの関係だけじゃ、なんとなく物足りなさを感じるものらしいと思う。西洋人(特にラテン)にはアフタータイムに仕事人と一緒にすごすなんてナンセンスだと思うのだろうけれど、日本人にはこの中途半端な関係が、心の安堵をもたらす重要な要素なんだよね。良いとか、悪いとかじゃなくて、結局、この段階を経ないと、信用してないのかもしれない。自分のスペースも大切だけど、この無駄さ加減が、人間関係の基本なのだろう。
待てよ、しかしながらこんな考えは、僕は否定していたかもしれない。そうすると単なる老化現象的思想なのかも…。年をとると寂しくなるんだろうね、きっと。
長い車中でありましたが、お陰で眠くならずに済みました。ありがとうございました。
スーパーマンについてですが、普通と言ったのは、もっと派手なアクションシーンを期待してたところがあったんです。そういう意味で普通です。でも泣いていたのは恐らく一人だけでしたよ。(大会式典も含む)僕はクライマックスシーンにO塚専務からの携帯が鳴って、バイブにしておいたんですが静かなシーンだったためか、ブーンブーンとバイブ音が響き渡ったために、動揺してスクリーンに見入ることができませんでした。だから泣けなかったのかも。。それから全体的にスーパーマン自体への疑問も少なくなく・・例えばあのコスチュームになったときだけあのパワーが生まれるのか?いやそうではないだろう。結構ちゃちな作りのようだっだし。子供などを抱きかかえる時、パワーは最弱にしているのか?そういう器用なことができるのか?そうだとしてもかなりの熟練度が必要かと。あとはエレベーターの中からスーパーマンとなって飛び立つシーンでそのエレベーターは壊さずに出て行ったのか?それとも壊してしまったのか?スーパーマンが器物破損していいのか?子供も子供でスーパーマンに救出されたときに、スーパーマンの介添えなしに掴まっていたけれど、あのスピードに耐えられるだけの筋力があるのか?んんっ!?ははぁーん・・・もしかしてやっぱりそういうことか・・・とまぁ、そんなことを考えていたためストーリーに集中できなかったのかも。。
これも夏越の産物のなのでしょうか、寂しい限りです。
誰かそんなTきちゃんを救ってあげてください。お願いします。(w