ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

スターダム 横アリ参戦レポ(2)

2023-05-28 | 教室長の趣味

写真は、会場内の等身大パネル、左から、ジュリア、中野たむ、ひめかです。

230423、スターダム、初の横浜アリーナ(横アリ)大会・・・。
「ALLSTAR GRAND QUEENDOM 2023」に参戦しました。

スターダムの公式HPは、↓をクリック。
https://wwr-stardom.com/

横アリの主役は、中野たむ、白川未奈の2人でした。

2人とも、因縁のある選手とのタイトルマッチという晴れ舞台。
2人とも、ユニットのリーダーで、トップクラスの選手ではありますが・・・。
この日の対戦相手には、1歩、2歩遅れをとっている印象でした。

2人とも、背が高いわけでも、運動能力が高いわけでもありません。
もちろん、スターダムの選手の中でのことですが。
そして、2人とも30代(おそらく)、他の業界から流れてきた選手です。

ただ、2人とも現在は注目されているし、人気もあります。
アスリート濃度で劣る分、プロレス頭で勝負しているようなところも。
そして、2人とも、他の選手にないような「情念」が感じられます。

↑横アリ、選手の入場シーンです。

白川未奈の本格的な苦悩は、221103、広島サンプラザ、セミファイナル・・・。
ワンダー・オブ・スターダム選手権試合、「vs上谷沙弥」から始まりました。
白川、ほとんどなかったシングルマッチの晴れ舞台でした。

この試合で、上谷の失敗したフェニックス・スプラッシュを食らい・・・。
あごがズレ、歯が折れてしまいました。
一時期は食べ物も食べられず、もちろんしばらく欠場です。

なんで、上谷が技を失敗したかというと・・・。
それまでの白川の足への攻めが、本当に効いていたからだと思います。
普通、決め技が出せないくらいには、攻めないかと思いますが。

結果、上谷のフェニックスは足の踏ん張りがきかなくて、回転し切れず・・・。
上谷のかかとが、白川の顔面に入ってしまったように見ました(TVにて視聴)。
通常は、上谷の胴体で白川の胴体をプレスすることになるのですが。

選手がケガして、暗い雰囲気で終わってしまっては・・・。
観客も、暗い気分になってしまうかもしれません。
そして、欠場してしまっては試合に出られず、自分をアピールできません。

白川からすると、「ケガは仕方ないけど、上谷は元気に試合を・・・」。
そんな上谷への複雑な思いがあったかと。

白川未奈の紹介は、↓をクリック。
https://wwr-stardom.com/fighters/mina_shirakawa/

中野たむの本格的な苦悩は、210303、日本武道館、メインエベント・・・。
「vsジュリア」での、令和の敗者髪切りマッチから始まりました。
負けたら坊主になってしまうという、“昭和”を思い出せる試合。

中野たむは、見事に勝利して坊主を免れました。
対戦相手のジュリアは、清く丸坊主に・・・。
でも、ここで注目を浴びたのは、負けたジュリアのほうでした。

女性の丸坊主姿ですから、インパクトがありますね。
取材、インタビューなども、ジュリアに集中したのだと思います。
中野たむからすると、「なんで勝ったのに、ジュリアばかり・・・」と。

そこから、「ジュリアが夢にも出てくる」という状態。
「ノイローゼになりそうで・・・」とも言っていました★

中野たむの紹介は、↓をクリック。
https://wwr-stardom.com/fighters/tam_nakano/

この日の横アリ、中野たむ、白川の2人は「背水の陣」・・・。
最高の舞台で、今までの状況を今度こそひっくり返してやろう。
今度こそ、自分がベルトを奪って、真の主役になってやろう。

横アリ前から、そんな「情念」が見えていましたね。
報道する側も、中野たむ、白川の「情念」を広く伝えていました。
中野たむ、白川の2人には、追い風が吹いているように思えました。

↑横アリ、選手の入場シーンです。

第6試合、ワンダー・オブ・スターダム選手権試合・・・。
白川は、王者の上谷に勝利、第17代王者となりました。
ただ、上谷はフェニックスをしっかり成功させて、前回の試合を清算しました。

第9試合、メインエベント、ワールド・オブ・スターダム選手権試合・・・。
中野たむは、王者のジュリアに勝利、第16代王者となりました。
ただ、負けてもジュリアがカッコいいことは、やっぱり変わりませんでした。

白川、試合後、インタビュースペースでのコメントです。

「やっと・・・希望をつかむことができました。遠い遠い道のりだったし、悔しいこととかいっぱいあったけど、あきらめなかったら希望をつかんで、運命を変えられるってこともみんなに証明できましたか? みんなに希望を示せるベルトになりましたか?」

中野たむ、試合後、リング上でのマイクです。

「この世界は本当にどうしようもないことばっかりで、頑張っても報われないことが多くて、どうしても勝てないヤツがたくさんいて、でも、そんな世界を、そんな世界にほんの少しだけ奇跡を起こせるのが、プロレスだ!」

ところで、2023年、TVである映画監督のドキュメント番組を見ました。
格闘シーンのとき、その監督は役者に対して「段取り通りにやるな」と。
役者は、段取りを覚えて、それを正確に実行するのが仕事であるはずなのに。

私は最初、「この監督、何を言ってるんだ」と思いましたが・・・。
監督の真意は、「本当に相手を倒すつもりでやってくれ」ということ。
段取り通りにこなすだけでなく、感情を入れてくれということだったのかと。

この日、横アリでは、中野たむと白川未奈の感情が爆発していました。
2人とも、試合後は泣いていたし、喜怒哀楽がよく出ていたのです。
感情というか、それは「情念」・・・、それを感じましたよ。

何かを成すためには、本当に気持ちを込めること。
そうすると周囲が動いて、結果がついてきて、それを見た人の記憶にも残る・・・。
それを学んだ気がした、この日の横アリでした☆

↑この日の大会ポスターです。洒落た作り。ただ、中野たむが北斗晶に?

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