写真は、080325、新小6国語の授業です。
この日は、詩の勉強をしています。
詩の定義は・・・。
「感動やイメージなどを、短いことばで表す」
・・・というところでしょうか。
そして、詩の知識として覚えておくものがあります。
それは「表現技法」と言われるものです。
詩だけでなく、国語全般に使える表現方法ですよ~♪
たとえば、平成19年度、埼玉栄中(第1回)の国語入試問題です。
「何だろう、ばあちゃんのこの異常な覚醒ぶりは。」
この部分に使われている表現技法を答えなさい、とあります。
実際は、選択問題なので、下↓から選んでみてくださいね。
正解は、この記事のイチバン下へ・・・。
● 直喩
● 隠喩
● 擬人法
● 倒置法
● 対句法
● 体言止め
● 反復法
さて、あなたはこれらの表現技法について説明できますか?
現場の感想だと、中学生でもけっこう知らない感じです★
ということは、公立小に通う小学生も当然知らない可能性が・・・。
「聞いたことある」というくらいでしょうか。
中学受験生は、必ず覚えたほうがよいでしょうね。
高校受験生は、公立高校の入試問題では見かけませんが・・・。
私立高校の入試問題では見かけますよ。
アビット新白岡校の小学生コースは、非受験の小学生用ですが・・・。
テキストは、軽い中学受験用のものを使っています。
小学生で表現技法を勉強して、また中学生でも勉強しましょう。
さて、上記の表現技法のカンタンな説明です。
● 直喩・・・「~のように」などのことばでたとえる方法。
● 隠喩・・・「~のように」などを使わずにたとえる方法。
● 擬人法・・・人間以外のものを、人間のように扱って表す方法。
● 倒置法・・・ことばの順序を、ふつうの言い方とは逆にする方法。
● 対句法・・・内容や形で対になる語句をならべる方法。
● 体言止め・・・行末を名詞(体言)で終わらせる方法。
● 反復法・・・同じことばなどをくり返す方法。
そして、先ほどの入試問題の答えはなんでしょうか?
「何だろう、ばあちゃんのこの異常な覚醒ぶりは。」
この部分に使われている表現技法を答えなさい。
・・・正解は「倒置法」でした~。
本来の語順は「ばあちゃんのこの異常な覚醒ぶりは何だろう」ですよね。
本来の語順を入れ替えて、気持ちを強めている感じがします。
とにかく、表現技法は・・・。
中学生でも「聞いたことある」くらいのことが多いです★
できれば小学生の頃から、一度しっかり勉強しておきましょう☆