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埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

中3理社 北辰テスト対策講座(2024年度・令和6年度 第1回)

2024-04-27 | 本日の授業

写真は、240427、中3北辰テスト対策講座(理社)です。

写真は理科だけですが・・・。
この週は、平日の通常指導で、北辰の過去問を解いています。
平日に3教科(国数英)、本番前日240427の土曜日で2教科(理社)です。

北辰図書の公式HPは、↓をクリック。
https://www.hokushin-t.jp/

理科の問題を見てみましょう。

大問4の問6「炭酸水素ナトリウムに誤って塩化ナトリウムを混入してしまいました。この炭酸ナトリウムと塩化ナトリウムの混合物10.0gをとって試験管に入れ、装置を用いて加熱したところ、加熱後の試験管の底に残った物質の質量は7.2gでした。このとき、加熱後の試験管の底に残った物質に含まれる塩化ナトリウムの質量は何gか求めなさい。また、計算の過程や考え方も書きなさい。ただし、加熱後の試験管の中には、未反応の炭酸水素ナトリウムは残っていないものとし、塩化ナトリウムは加熱によって変化しなかったものとします」

「思考力・判断力・表現力」が必要な問題ですね。
フリーのスペースに、自分の考え方を記述していきます。
部分点も出ますから、できるところまで書いていきたいです。

炭酸水素ナトリウムの問題は、よく出題されます。
「炭酸水素ナトリウム → 炭酸ナトリウム + 二酸化炭素 + 水」
3つに分解されるので、適度に難しく、問題にしやすいですよね。

実験2の問題文に書いてあります。
「質量5.5gの炭酸水素ナトリウムを加熱すると、炭酸ナトリウムが3.5g残った」
・・・この割合で炭酸ナトが残り、二酸化炭素と水が分解して出て行きます。

それでは、解答例を一緒に見ていきましょう。

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実験2で・・・。
炭酸水素ナトリウム5.5gから炭酸ナトリウム3.5gが残ったとある。

問題文より・・・。
加熱しても、塩化ナトリウムの質量は変わらないともある。

残った塩化ナトリウムをxgとすると・・・。
塩化ナトリウムを考えないで(マイナスして)、式を立てればよい。

→ 5.5:(10.0-x)=3.5:(7.2-x)
     5.5(7.2-x)=3.5(10.0-x)
      55(7.2-x)=35(10.0-x)←「×10」した
          396-55x=350-35x
        -55x+35x=350-396
          -20x=-46
            x=2.3(g)

答えは、「2.3g」です。
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この書き方そのものでなくても大丈夫です。
私は説明するので、人に伝わりやすい書き方になっています。

↑確認してみてくださいね。

各問題で、正答率(正解)と通過率(部分点も含む)が出ています。
この問題、全体からの通過率は、6.1%です。
他にも2問ほど、1ケタの通過率がありました。

北辰テストは、中3の1学期のほうが、高い【SS】が出やすい気がします。
今回の理科は100点満点中、35.5点で【SS 50】が取れます。
北辰のほうで設定(調節)しているようです、今回は、ゆるめですね。

ということは、少しでも高い得点を取れば、【SS】も高くなります。
埼玉県の私立高校入試は、北辰の【SS】から決まってくることが多いです。
1学期の【SS】から見てくれる私立高校もあるので、チャンスですよ。

でも、2学期からは、その子ども相応の【SS】になる気がします。
つまり、あまりゆるくない設定になるのですね。

なぜかというと、理由のひとつは、部活を引退した中3生です。
目標が定まると熱心に勉強する子どももいます。
その子どもが、全体の点数を上げてくるからだと思います。

特に部活で、やる気があり、頑張ってきて、よい成果を出した子ども。
これは、やる気があるし、頑張れるし、結果を出せる子どもなのです。
その子どもが、部活に使っていた力を勉強に向けることになります。

だから、その子どもが、自分の学力より高い志望校を見つけたとします。
そして、「この高校に入りたい!」と、勉強に力を入れ始めたら・・・。
その子どもにある程度の土台があれば、伸びることになるでしょう♪

2学期から、熱心に勉強する子どもが点数を上げるからか。
2学期から、北辰テストの試験範囲が増えて、難しくなるからか。
2学期からは、ゆるくない偏差値の設定になる気がします。

つまり、1学期くらいの点数を取っていては、偏差値は下がってしまうと★
「35.5点で【SS 50】」というのは、2学期ではないかもしれませんよ。

また、小学生、中1、中2で勉強してこなかった子どもがいます。
土台や勉強習慣のない子どもが・・・。
「中3の2学期から頑張る!」では、もう挽回できない可能性があります。

理社は、中3の2学期からでも挽回しようがあると思っていますが・・・。
国数英の3教科の挽回は、難しいことが多いですね★

中1、中2の数学ができなかったと。
でも、中3の数学だけ熱心に勉強して、中3の数学はできるようになったと。
そういう話は、ほとんど聞かないです。

当たり前ですが、中3の数学のほうが難しいからですね。

中3生、受験生が勉強を頑張るのは、当たり前です。
小学校高学年、中1、中2・・・。
普段の勉強こそ、しっかりやっておいて、中3につなげましょう☆

K君の理科が、偏差値【SS 63.0】でした、なかなか~♪
 中3になって1回目の北辰テスト、期待しています☆

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