北辰資料説明会（2019年度）レポ（2）

写真は、北辰テストの『進学指導のための基礎資料』です。

190920、北辰資料説明会に出席しました。

北辰テストとは、埼玉県の中学生が受験する会場模試です。

北辰図書の公式HPは、↓をクリック。
http://www.hokushin-t.jp/

場所は、埼玉県・大宮ソニックシティ、小ホール。
主に、『進学指導のための基礎資料』の活用についての説明がありました。
毎年のことながら、ほとんど満席になるくらい塾の先生が集まりましたね。

北辰テスト、ラストの第8回（1月）は、2018年度と同じです。
初めから、「学力検査問題タイプ」と「学校選択問題タイプ」に分かれます。
埼玉県公立高校入試に合わせてくれた、助かる受験方法です♪

さて、「学力検査問題」と「学校選択問題」とは何でしょうか？

埼玉県公立高校入試、学力検査は2レベルに分かれています。
「学力検査問題」というのが、標準問題と言えます。
「学校選択問題」は、21校だけで実施され、発展問題と言えます。

もちろん、「学校選択問題」のほうが難しいということです。

「学校選択問題」を採用している21校は・・・。

浦和、浦和一女、浦和西、大宮、春日部、春日部女子、川口北、川越、川越女子、川越南、熊谷、熊谷女子、熊谷西、越ケ谷、越谷北、所沢、所沢北、不動岡、和光国際、蕨、市立浦和、です。

「学校選択問題」は数学と英語だけですよ。
あとの3教科は、学力の高い21校も「学力検査問題」を使います。

数学と英語は・・・。
できる子どもとできない子どもの差が激しいということでしょうか。

数学と英語を共通の問題にすると・・・。

● できる子どもは、高得点で固まることが多い
● できない子どもは、低い得点で固まることが多い

・・・こうなると、点数に差がつかないので、選抜しにくいと★

だから、問題そのもののレベルに差をつけました。

● 「学力検査問題」・・・中上位層～下位層の中で差がつく
● 「学校選択問題」・・・上位層～中上位層の中で差がつく

これで、選抜しやすいようになったのだと思います。

ただ、「学校選択問題」を実施する高校について。
細かいことをいうと、偏差値【SS 60】もない高校もありますが。
ムリに「学校選択問題」で、学力検査をやらなくてもいいのに・・・★

2019年度、埼玉県公立高校入試の「学校選択問題」を見ると・・・。
ザックリいうと数学は1／2、英語は1／3が共通問題です。
難しくなっているのは、数学1／2、英語は2／3となります。

さて、そこで気になるのが北辰テストの偏差値【SS】ですね。
これは、全員が同じ問題を受験しているからこそ決められると思います。
第8回北辰テストで違う問題を受験したら、【SS】 はどう出るのか？

【SS】というのは、平均点からのブレです。
平均点を【SS 50】として・・・。
上は【SS 75】くらい、下は【SS 25】くらいまでブレます。

学校の成績のような絶対評価ではなく・・・。
埼玉県の中3生の中での自分の位置が【SS】によってわかります。
相対評価なので、自分の学力はわかりやすいですよね。

これがあるので、進路指導もうまくできるというのがあります。

でも、数学と英語、第8回の北辰テストが2つに分かれたら・・・。
その回の【SS】は、2つに分かれるのでは？

● 「学力検査問題タイプ」の中での【SS 25】～【SS 75】
● 「学校選択問題タイプ」の中での【SS 25】～【SS 75】

高校の【SS】というのは、全体からの1つしかありません。
【SS】が2つに分かれると・・・。
志望校の【SS】と照らし合わせることができなくなるのでは？

そう思うかもしれませんが、北辰テストではそれはありません。

第8回北辰テストの「学力検査問題」と「学校選択問題」を受けても・・・。
【SS】は、1本で作られます。
北辰のほうで、埼玉県の中で全員の位置を考えて【SS】を作ると。

やや数値がズレる部分はあるかもしれませんが・・・。
北辰テストは、埼玉県の中3生が90％以上受験する模擬テストです。
だから出た【SS】は、大いに参考になるかと思いますよ。

また、【SS】だけでなく、第一志望校の中での順位にも注目です。
私は、こちらをよく見て、中3生に伝えていますね。
新聞での最新の志望者数と、北辰の順位を照らし合わせるわけです。

埼玉県公立高校を受験する中3生が100％・・・。
第8回北辰テストを受験しているわけではありません。
そこは、うまく計算をして、入試当日の予想順位を出していますよ。

さて2018年度（2019年度入試用）、ラストの第8回北辰テストで・・・。
初めて、「学力検査問題タイプ」と「学校選択問題タイプ」に分けたのですが。
気になる、その結果とは？

・・・それは、次回ラストで☆

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