◆◇◆塾と勉強 Q&A 08◆◇◆
Q 08「いつか、自分から『勉強のやる気』は出るものですか?」
A 08「出るかもしれないし、出ないかもしれません」
「やる気が出るかどうかは、自分次第ですから・・・」
保護者の方から、そう聞くことがあります。
モチロン、その通りです。
では、お子さんに任せて、そのまま待ち続けますか?
勉強は、部活、スポーツ、ゲーム、テレビ、ケータイ、マンガ・・・。
子どもの好きなものとは、基本的に逆を向いています。
楽しくないかもしれないし、すぐに成果は出ません。
もしかすると、子どもの好みと逆を向く勉強のやる気は・・・。
自主的に出すのは、難しいかもしれません。
それに気づいたときは、もう遅いかもしれませんね★
埼玉県の中学生は、中1、中2の学校の成績から・・・。
高校入試にて点数化されますよ。
たとえば、平成22年度入試の埼玉県立大宮高校を見てみましょう。
通知書(調査書=学校の成績)の点数は、180点分です。
「中1:中2:中3」=「1:1:2」となっています。
これは「45点:45点:90点」ということですね。
1学年で、1教科5点(5段階評価)が9教科分ですからね。
中1と中2は、そのままの45点満点。
中3は、2倍して90点満点で、高校入試の資料になりますよ。
中1と中2がオール3なら、「27点+27点=54点」です。
中1と中2がオール5なら、「45点+45点=90点」です。
中3で同じ成績だとしても、もうかなりの差がついていますよね★
中1から勉強の勝負は始まっています。
中3だけ頑張った子どもよりも・・・。
中1、中2から頑張っていて、中3でも頑張った子ども。
こちらの方が、高校入試では有利になるということです。
まあ最後は、学力検査の点数を取れるかどうか・・・。
これが大きいですけどね。
では、どうしましょうか?
まずは、行動することですね。
この場合の行動とは、モチロン勉強することです。
勉強する仕組みに、お子さんを乗せてしまいましょう。
学力が普通くらいのお子さんなら、成果が出やすいです。
成果が出ると楽しいですよね。
周囲からも、褒められたり、認められたり、評価されたり・・・。
実は、勉強のやる気は、ここで出ますよ!
● 「ああ、やればできるもんだな。大変だけど、もう少しやるか」
● 「勉強すれば成績上がったな。あの先生の言うとおり、続けてみるか」
● 「小学校の算数を勉強しておいたから、中学校の数学もイケルなあ」
勉強のやる気は、待っていても自主的には出ないかもしれません。
そして、勉強のやる気は、早く出れば出るほどオトクです。
まず、行動することが必要だと思いますよ☆