西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

スリム・ホイットマン

2018年02月04日 | 懐かしのカントリースター

往年のカントリー歌手スリム・ホイットマン(1923〜2013年フロリダ州出身)についてある方からコメントをいただきましたが、奇遇なことに丁度彼のレコードを何枚か聴きたくて選んでいたところでした。Slim Whitman の一番好きな写真を一緒に載せて偲びながら外は雪景色の日曜日の超寒い朝、バーボンウィスキーを飲みながら聴く。1977(昭和52)年発売のLPレコード、全盛期は過ぎていたとはいえまだまだ元気に歌っていた頃のものなのでいい

米国盤 Liberty Records L N-10033 Slim Whitman / Red River Valley
(1) Rhinestone Cowboy (2)M r.Ting-A-Ling(Steel Guitar Man)(3)Let Me Call You Sweetheart (4)It's A Small World (5)Somewhere My Love (6)Una Paloma Blanca (7) Red River Valley (8)Too Young (9)Cara Mia (10)When The Moon Comes Over The M ountain
スリム・ホイットマンの魅力って何かな・・・と自分なりに考えてみた。まづは歌い方がとても丁寧です、今どきのロッキンカントリー臭が全くと言っていいほどないのでエレキギターやドラムがうるさいカントリーとは違っています。だから逆に言えば、ビートの利いたロッキンカントリーに慣れている人には物足らなさがあるでしょう。声のキーが高くてヨーデルもとても上手です。昔のカントリー歌手にしては洗練されていて(紳士的)、ジム・リーヴスと同じようにイギリスやヨーロッパで好まれた歌手ではないか・・・と思います。でも、しっかりとカントリー&ウェスタン音楽の伝統を受け継いでいるところがあってスティールギターやフィドル(カントリースタイルのバイオリン)が入ったようなカントリーの古典的な名曲を自身でカバーしてたくさん歌ってくれているんですね、それが案外よくて私がスリム・ホイットマンが好きな理由にもなっています。それと、アメリカ民謡、イギリス民謡のような Folk song、Home song のような誰れでも知っているような曲をたくさん録音して残しているところもいいです・・・” アニー・ローリー ” とか ” Molly Darling (冬の星座)”、” Red River Valley(赤い河の谷間) ”、” Home On The Range(峠の我が家)” など。マーティ・ロビンスにもこんなところがあって商業的にはならなくてもギターの弾き語りのような形でしっかりと録音に残していてくれていました。こんなカントリー歌手は大好きです・・・みんな亡くなってしまってはいるんですが。
コメント (2)
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2月(如月 きさらぎ)

2018年02月02日 | つれづれに

Where Are You Going, Cowboy? Nowhere, but I Wanna Ride Again!
あっという間に1月が終わり晴れの日には春の兆しがすこし感じられる時がある......でもねぇ 底冷えする日、雪がチラつく日もあって毎日寒い😨
今年になって休みの日には西部劇を必ず1本は見るようになった。つまらない作品でも何らかの取り柄があって面白い......西部劇パーフェクトコレクションというDVD-boxセットが出始めてから未知の作品がたくさんあって西部劇の奥深さに今更ながら気づいて唖然とすること......多々。ずっと前に、亡くなられた西部劇大好き映画評論家 増淵 健さんが「 西部劇クラッシックス」という本の中で次のように書いてあるところがある......「西部劇のどこが好きですか?」とよくきかれる。
どう答えていいか困ってしまう。「ストレス解消にいいですから」......能がない感じだ。「アメリカという国がよくわかりますから」......なんとなくキザである。
結局、「うまくいえません」とか「話し出すと長くなるので」とか言ってお許し願う......一言で魅力を語るのはそもそも無理なのである...と。
また、どの本だったかわすれましたが 増淵さんは「わが国での西部劇公開が少な過ぎた......」みたいなことも書いておられました...今は西部劇が映画館で見られないのは仕方ないけれど、DVDでたくさん見ることができるようになっただけでも幸せな時代だと思う
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