西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン ー220ー (ジョニー・ホートン 2 )

2012年10月08日 | 懐かしのカントリースター
 
Johnny Horton (2)

米国盤 Mercury Records MG-20478 The Fantastic Johnny Horton


(1)Broken-Hearted Gypsy (2)First Train Headin' South (3)Move Down The Line (4)The S.S. Lureline (5)The Child's Side Of Life (6)All For The Love Of A Girl (7)The Mansion You Stole (8)The Train With A Rhumba Beat (9)Two Red Lips And Warm Red Wine (10)Ridin' The Sunshine Special (11)Big Wheels Rollin' (12)Devil Made A Masterpiece


(平成24)9月30日の日曜日朝 久し振りにジョニー・ホートンのレコードを聴いた(写真1)。
ジョニー・ホートンという名前を聞くと自分にとってはすぐに ” North To Alaska ( アラスカ魂 )” と ” The Battle Of New Orlenes( ニューオーリンズの戦い )” と相場が決まっている。 自分がまだ中学校の頃だったと思うけど ジョン・ウェイン主演の 「 アラスカ魂 」 という西部劇( 厳密には西部劇とはいえないかも ) があった。 見たけれど映画の方は大して印象に残るような作品ではなかった・・・・・でも主題歌はとても威勢がよくてかっこよくて ラジオの音楽番組でよく流れていたので気に入ってお金を貯めて Colombia のシングル盤を買った想い出がある・・・・・A面が ” アラスカ魂 ” 、B面が ” ニューオーリンズの戦い ”。 あの時に買ったシングルレコードはどこで失くしたのか今はない、でも忘れがたいレコードで どこかの中古レコードで見つけたらまた買おうと思っている。

さて今日のレコードは Johnny Horton の初期といえるマーキュリーレコード時代の何度目かの再発盤。 以前に載せた廉価盤 Hilltop Records ( 写真2 ) の元になるレコードのようで、Hilltop 盤 はこのレコードから2曲削って出されたものらしい。


私にはジョニー・ホートンが有名になったのは Columbia レコード時代というイメージがあるので それ以前のホートンについては全く知識がなかったし、強いていえば廉価盤の Hilltop とか Nashville といったオムニバスレコードに ” Done Rovn' ” とか ” Sunshine Special ” なる曲が入っているのを聴いたくらいだったのですがコロンビア以前のこのレコードを聴くとジョニー・ホートンが何だか新鮮に聴こえます。

(1)Broken-Hearted Gypsy・・・・ マイナー調で歯切れのよい生ギター、スティールギター、フィドル入り,ウ~ンなんとも云えない雰囲気です
(2)First Train Headin' South・・・・たしか ” 南行きの急行列車 ” とかの日本題がついていたと思いますが、調子のいい Train song で スティールギター、ピアノ、エレキギターで歌い飛ばしていく

(3)Move Down The Line・・・・・ハンク・ウィリアムスの影響を思わせるスタイル。スティールギター、ピアノ、フィドルでウキウキするような調子で聴いていて楽しい
(4)The S.S. Lureline・・・・・Train song を思わせる歯切れのよいフィドル、チェットアトキンススタイルのギター、ピンピコはねるようなホンキートンクピアノでアップテンポ

(5)Wild side of life と同じメロディですが子供の立場からのメッセージかな・・・・
(6)All For The Love Of A Girl ・・・・・朗々と歌われるスローバラッドですが歌の上手さがよくわかります。

(7)The Mansion You Stole・・・・・ホンキートンクピアノ、フィドルでのミディアムテンポで歌われる
(8)The Train With A Rhumba Beat・・・・・汽車がゆっくり走り出してスピードをあげていくようにスローから徐々にアップテンポに裏声を交えて快調に歌い飛ばしていく、マイナー調の曲だけどとても魅力的。このような遊び心たっぷりの作風は現代には消えてしまったのでしょうか?

(9)Two Red Lips And Warm Red Wine・・・・・この曲も全くハンク・ウィリアムスを思わせる歌い方で、ハンクの Lo~ne~some と声を裏返す唱法を使っている。ホンキートンクピアノとスティールギターの使い方もハンクスタイルにそっくり、こうした曲を聴くと Hank Williams と Johnny Horton の接点というのはあったのだろうか?・・・・すこし興味がわくところです。
(10)Ridin' The Sunshine Special・・・・・いきなりフィドルと玉をころがすようなピアノで勢いよくエロキューションを利かせた歌い方で最後まで吹っ飛ばしていく 爽快感いっぱいのホートン節

(11)Big Wheels Rollin'・・・・・トラックドライバーソングでしょうか 機関銃みたいなエレキギターにハーモニカの伴奏で軽快にスイングしてウキウキ感満点。 このようなスタイルはジョニー・ホートンによく似合っているように思います。
(12)Devil Made A Masterpiece・・・・・これもハンクの影響を窺わせる歌で、ミディアムテンポなんだけど歯切れのよいスティールギター、フィドル

残念なのはタワーレコード等の大型店に行ってもジョニー・ホートンのCDは置いてないことがほとんどで、特にColumbia レコード時代以外となると全く期待できないのが日本の現状です・・・・・今は40歳代の方でもジョニー・ホートンを知らない人がほとんどではないでしょうか、ジョニーに限らずクラッシックカントリー歌手全般に言えることでもあります( カントリーが好きになった人にはせめてあるいは是非に Johnny Horton の代表曲は聴いて記憶に留めてほしいなと思います)・・・・・だから外国盤に頼らざるを得ないです。 本場アメリカ以外のイギリスやドイツのレコード会社は自国だけでなく販売対象を世界中の愛好者に向けているようなので強いなあ-という印象があります。 

ジョニー・ホートンも Country Music Hall Of Fame に選ばれるだけの功績はあると思うんですが・・・・・選ばれていません、不思議く/font>
コメント
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