西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

カウボーイ ソング 19 [ バール・アイヴス(1) ]

2008年06月21日 | カウボーイ・ソング
Burl Ives (1)  
米国盤 DECCA DLー4179  SONGS OF THE WEST

(1)Home On The Range(峠の我が家) (2)When The Bloom Is On The Sage (3)Cool Water (4)Empty Saddles (5)Mexicali Rose (6)The Oregon Trail (7)The Last Round-Up (8)Bury Me Not On The Lone Prairie (淋しい草原に埋めないでくれ)(9)Cowboy's Dream(カウボーイの夢) (10)Tumbling Tumbleweeds(さまよう枯れ葉) (11)My Adobe Hacienda (12)Jingle Jangle Jingle

 
このレコードはフォーク&カントリー歌手、俳優としても有名だった巨漢バール・アイヴス(1909~1995年イリノイ州出身)がアメリカのカウボーイソングや西部調の唄を歌ったものです。誰にでも親しみやすく聴けることを目指しているためにコーラスを入れたりしてモダンな音作りなので土臭い Traditional なサウンドではありませんが、それでもところどころにバンジョーや生ギターを入れたりしてそれらしい雰囲気を出しています。
何といっても(1)”峠の我が家”が素晴らしく、バールのややハスキーで大らかな歌声と生ギター、コーラスが最高の雰囲気です。一転して単音のバンジョーを入れて軽快に歌う(2)When The Bloom Is On The Sage、水を求めてさまようカウボーイのことを歌った(3)Cool Water と、(10)Tumbling Tumbleweeds の2曲は往年のカウボーイ コーラスグループ The Sons Of The Pioneers の名曲でした。 

その昔西部調の名曲をたくさん作ったBilly Hill(1899~1940年マサチューセッツ州出身)の(4)Empty Saddle、(6)The Oregon Trail、(7)The Last Round-Up はコーラスと生ギター、時にポッカポッカという馬の蹄の効果音をバックに素直な歌い方。(8)Bury Me Not On The Lone Prairie はバンジョー伴奏に、(9)Cowboy's Dream はコーラスとレキントギター風のギターで軽快に・・・・そして西部の唄ではよく出てくるメキシコ調の(5)Mexicali Rose と(11)My Adobe Hacienda 、最後は故テックス・リッターの名唱で有名な軽快な(12)Jingle Jangle Jingle で締める・・・・といった具合。まあ(8)Bury Me Not~や(9)Cowboy's Dream はバールの得意なギターの弾き語りでより Traditional に歌ってくれていたらよかったのになあ・・・と思いますが、こうしたアルバムを残してくれただけでもよかったかなというところ。
 
ジャケットがなかなかよくて気に入っています。なお、俳優としてのバール・アイヴスは西部劇「大いなる西部」(1958)の老牧場主や「エデンの東」(1955)が有名。  素晴らしい ”Home On The Range ”を聴いただけでもよかったかな

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