西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

カウボーイ ソング 20 [ シェブ・ウーリー(1) ]

2008年06月28日 | カウボーイ・ソング
Sheb Wooley (1) 
 日本盤 SL-5040  Songs From The Days Of  RAWHIDE  (原盤はアメリカMGMレコード)

(1)Rawhide(ローハイド) (2)Mirage(蜃気楼) (3)The Goodnight Loving Trail (4)Shifting ,Whispering Sands (5)Indian Maiden (6)The Story Of Billy Bardell (7)Enchantment On The Prairie(大草原の魅惑) (8)The Lonely Man (9)The Wayward Wind(風来坊の歌) (10)Bars Across The Windows(窓の格子) (11)Cattle Call (12)Searching (13)Rawhide(ローハイド)


私の世代は子供の頃にテレビ西部劇花盛りだったので沢山の作品を見ることが出来ました、中でもお気に入りは「ライフルマン」と「ローハイド」。特に「ローハイド」はフランキー・レインが歌うテーマソングがかっこよくてしびれたものでした・・・・カウボーイ達がテキサスからミズリー州セダリアまで牛を運ぶ(キャトルドライブ)道中の物語で、ギル・フェイバー隊長(エリック・フレミング)のほかロディ・イエーツ(若き日のクリント・イーストウッド)、料理係りのウィシュボン爺さん(ポール・ブリンガー)達を中心に展開する痛快西部劇。
レギュラーメンバーの斥候ピート・ノーラン役にこのアルバムの主人公シェブ・ウーリー(1921~2003年オクラホマ州出身)がいたのでした(当時は詳しくは知らなかったです)。シェブは非常に多芸な人で、オクラホマ生まれのカウボーイ、ロデオライダー、カントリー歌手、俳優、コメディアンなどの顔があります。前身がカウボーイだけに西部劇映画(「真昼の決闘」の悪漢役が有名、「戦う幌馬車」「星のない男」等、ほかにジェームズ・ディーンの「ジャイアンツ」やミュージカル「奪われた7人の花嫁」など)にもけっこう出ています。
このレコードは1961(昭和36)年発売で「ローハイド」出演に引っ掛けたLPで僕はまだ小学生で、その存在すら知らず 知っていても買えない年令・・・・ずっと後年になって中古で買ったものです。
厳密にはカウボーイソング集ではなくてアメリカ西部に題材を求めた歌というべきもので、「ローハイド」「キャトル・コール」 テックス・リッターの歌で有名な「The Wayward Wind」以外はなじみがなく、(2)カウボーイが愛馬と共に水を求めて熱砂の砂漠の架空の湖に誘われてゆく悲劇的な歌や、(5)カウボーイとインディアン娘の恋物語のほか(3)(6)(7)(8)(10)もシェブ自身作で、いずれも物語性のある内容です。同じ頃にマーティ・ロビンスが”Gunfighter Ballad”なる一連のカウボーイ物のレコードを出していたのと似たような内容になっています。(12)はセイクレッド・ソング。
 スティール・ギターやフィドル(バイオリン)が入っているような音作りではないですが生ギターがフューチャーされてそれなりに西部調の雰囲気は出ています。「ローハイド」はフランキー・レインほど劇的ではありません、「キャトル・コール」のヨーデルもまあまあというところです。
なお別名Ben Colder(カントリーコメディアン)としてカントリーヒット曲のパロディ版を歌ってヒットさせることでも有名で「Almost Persuade #2」「Harper Valley P.T.A #2」などがあります。  地味ではありますが本物の西部男の雰囲気があった人でした・・・・・テレビ西部劇「ローハイド」についても後日大いに薀蓄を傾けたいと思っています(Smile)

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