Eddie Noack
米国盤 Wide World Records WWS-2001 Remembering Jimmie Rodgers by Eddie Noack
(1)Waiting For A Train (2)I'm Sorry We Met (3)Any Old Time (4)Train Whistle Medley (5)Why Did You Give Me Your Love (6)Mother The Queen Of My Heart (7)Why Should I Be Lonely (8)Blue Yodel Medley (9)My Carolina Sunshine Girl (10)Mississippi River Blues (11)Treasures Untold (12)My Old Pal
この夏 東京の神田の古レコード屋さんで買った”ジミー・ロジャースを歌う” LPレコードの2枚目はとっても珍しくてマニアックなものだった。 Eddie Noack(エディ・ノック)というローカルカントリー歌手が1974(昭和49)年に テキサスのWide World Records というマイナーレコード社から出したジミー・ロジャース集・・・・・このようなレコードがあるなんて さすが東京だなあ・・・・・と思った。 と同時に このような誰れも聴かないようなレコードのことを載せるべきか-迷った結果 やはり ”Blue Yodeler”ジミー・ロジャースがいかに多くの後進に影響を与え、追従者を生み出したか、そしてその思い絶ち難い人はみんな Tribute レコードを出したり Tribute Song を歌ったりしていたんだ・・・・・ということを単なる記録として表すためにも載せることにしました( とは云いつつも 実のところ単に私が嬉しかっただけのことなんですが・・・・ )。
すこし調べてみました・・・・・Eddie Noack (1930~1978年 テキサス州出身) はアメリカではそこそこは知られていたカントリー歌手だったらしく、 Tommy Wood という名前でロカビリーも歌っていたことがあるようです。 歌手としてはマイナーレコードばかり渡り歩くといった状況だったため一流にはなれなかったのでしょうが作曲家としていい曲を幾つか書いています。 ハンク・スノウが歌って有名な曲に”These Hands”というやや sacred song 寄りの佳曲がありますがそれを作ったのがエディである-と初めて知りました。 クリス・クリストファーソンが作った”Why Me ”というこれも sacred song に近い佳曲がありますが それと似たような雰囲気を持った曲です。2曲ともハンク・スノウは歌っていて一聴の価値があると思います・・・・・やはりこれは という曲は目立つんだと思いますね(参考)。
ともあれ、 Eddie Noack という歌手は全く知らなかったし 彼がジミー・ロジャースを歌うアルバムを出していなかったらきっと興味を示す人ではなかったと感じています。
アーネスト・タブが解説を書いていますので補足しながら訳して載せておくことに・・・・・・・・・・・・「Eddie Noackー”Tribute To Jimmie Rodgers ” 私のテキサスの友人エディ・ノックが私のアイドルだった”The Singing Brakeman (歌う制動手)”と云われた Jimmie Rodgers に捧げるアルバムを出しましたが、そのLPレコードのライナーノートを書いて欲しいと依頼があったときはとても嬉しい気持ちでした。 エディはカントリーミュージック界では知られている人です。カントリー歌手としての貢献も大きいですし、特に song writer として有名で ”These Hands ” や ”God's Eye ”という曲などは素晴しいもので他にも多数の優れた曲で知られています。そして今回 ほんとに自慢出来る大仕事(Jimmie Rodgers への Tribute Album を作ったこと )を成し遂げてくれました。
これまでにも沢山のジミー・ロジャースへの Tribute Album が有りました、挙げれば Hank Snow や Elton Britt、 Lefty Frizzell 、最近でも Merle Haggard などがありますし勿論私自身のものもあります。私は Eddie Noack のアルバムはこれらの中でもトップランクに近いものであると皆さんに御約束できます。私のようなジミー・ロジャースの old fan の人達にはエディが ジミーの歌を original Jimmie Rodgers Style で演ってくれることがとても有り難く思えますし、私のような熱狂的なジミー・ロジャース ファン同様に ほとんどのカントリーミュージック ファンの人達が simple で down-to-earth な pure country に理解を示していただけると思っています。
私はここでプレーしている dobro guitar奏者と fiddle(バイオリン)奏者を褒めておきたいと思います、2人ともエディの歌にジミー・ロジャースのオリジナル演奏を髣髴(ほうふつ)させるような実に素晴しい伴奏を付けてくれているのです-その演奏はとにかく Country Music ならではのもので、まさに私達が Country Music に必要としている類いのサウンドです。
私はエディがこのアルバムで歌っている全ての曲が好きですが、中でもエディが歌う ”Waitin' For A Train” と ”Treasures Untold ”がいいですね。いい歌にいい演奏・・・・まったくそれが全てです。ジミー・ロジャースを知っているか否かにかかわらず、貴方が Country Music が好きなら このアルバムは真にカントリーを聴く喜び、楽しみに答えてくれるはずです。
The whole album is very refreshing and very good.
Eddie Noack と このレコードを出した Wide World Records 社は Tribute album to the great Jimmie Rodgers に誇りを持ってよいと思います。」・・・・・・・・・と述べられています。
音的には全てミディアムテンポで、エディの渋い歌とギターに fiddle (有名なチャビー・ワイズが弾いているような気がする?)とdobro-guitar が伴奏していて各曲素晴しいですが 全曲通しで聴くと可もなく不可もない・・・・という感じでした。ギターはジミー・ロジャース的な弾き方ではないしヨーデルも全く入っていないので すこし物足りなさがありましたが曲がいいので・・・・・・とにかく Eddie Noack という歌手の一世一代のアルバムなんだと思います(裏にエディと故ジミー・ロジャース夫人と一緒に写った写真が載っています)。 私もたまたま出逢ったものなので、「ジミー・ロジャースが好きな人」にこんなレコードがあります・・・・・と カントリー音楽の歴史知識のひとコマとしての情報役割だけです(CDもきっとあるんだと思います)。 広いアメリカ・・・・・長い間には色々なことがあり-色々な人がいるんだなぁ-ということを改めて知るきっかけにはなりました。
ところで、自分で ”Country Music の原点”と勝手に思っている Carter Family 、Jimmie Rodgers 、Hank Williams 、Bob Wills の4大アーティストについて色んな人達が歌ったいわゆる「~OOOO を歌う」といった Tribute Album が 私はとても好きです。 それを歌う歌手の Country Music への情熱みたいなものがありのままに出てくる感じがして・・・・・・今回も名もない歌手にそんなことを強く感じました・・・・・。
米国盤 Wide World Records WWS-2001 Remembering Jimmie Rodgers by Eddie Noack
(1)Waiting For A Train (2)I'm Sorry We Met (3)Any Old Time (4)Train Whistle Medley (5)Why Did You Give Me Your Love (6)Mother The Queen Of My Heart (7)Why Should I Be Lonely (8)Blue Yodel Medley (9)My Carolina Sunshine Girl (10)Mississippi River Blues (11)Treasures Untold (12)My Old Pal
この夏 東京の神田の古レコード屋さんで買った”ジミー・ロジャースを歌う” LPレコードの2枚目はとっても珍しくてマニアックなものだった。 Eddie Noack(エディ・ノック)というローカルカントリー歌手が1974(昭和49)年に テキサスのWide World Records というマイナーレコード社から出したジミー・ロジャース集・・・・・このようなレコードがあるなんて さすが東京だなあ・・・・・と思った。 と同時に このような誰れも聴かないようなレコードのことを載せるべきか-迷った結果 やはり ”Blue Yodeler”ジミー・ロジャースがいかに多くの後進に影響を与え、追従者を生み出したか、そしてその思い絶ち難い人はみんな Tribute レコードを出したり Tribute Song を歌ったりしていたんだ・・・・・ということを単なる記録として表すためにも載せることにしました( とは云いつつも 実のところ単に私が嬉しかっただけのことなんですが・・・・ )。
すこし調べてみました・・・・・Eddie Noack (1930~1978年 テキサス州出身) はアメリカではそこそこは知られていたカントリー歌手だったらしく、 Tommy Wood という名前でロカビリーも歌っていたことがあるようです。 歌手としてはマイナーレコードばかり渡り歩くといった状況だったため一流にはなれなかったのでしょうが作曲家としていい曲を幾つか書いています。 ハンク・スノウが歌って有名な曲に”These Hands”というやや sacred song 寄りの佳曲がありますがそれを作ったのがエディである-と初めて知りました。 クリス・クリストファーソンが作った”Why Me ”というこれも sacred song に近い佳曲がありますが それと似たような雰囲気を持った曲です。2曲ともハンク・スノウは歌っていて一聴の価値があると思います・・・・・やはりこれは という曲は目立つんだと思いますね(参考)。
ともあれ、 Eddie Noack という歌手は全く知らなかったし 彼がジミー・ロジャースを歌うアルバムを出していなかったらきっと興味を示す人ではなかったと感じています。
アーネスト・タブが解説を書いていますので補足しながら訳して載せておくことに・・・・・・・・・・・・「Eddie Noackー”Tribute To Jimmie Rodgers ” 私のテキサスの友人エディ・ノックが私のアイドルだった”The Singing Brakeman (歌う制動手)”と云われた Jimmie Rodgers に捧げるアルバムを出しましたが、そのLPレコードのライナーノートを書いて欲しいと依頼があったときはとても嬉しい気持ちでした。 エディはカントリーミュージック界では知られている人です。カントリー歌手としての貢献も大きいですし、特に song writer として有名で ”These Hands ” や ”God's Eye ”という曲などは素晴しいもので他にも多数の優れた曲で知られています。そして今回 ほんとに自慢出来る大仕事(Jimmie Rodgers への Tribute Album を作ったこと )を成し遂げてくれました。
これまでにも沢山のジミー・ロジャースへの Tribute Album が有りました、挙げれば Hank Snow や Elton Britt、 Lefty Frizzell 、最近でも Merle Haggard などがありますし勿論私自身のものもあります。私は Eddie Noack のアルバムはこれらの中でもトップランクに近いものであると皆さんに御約束できます。私のようなジミー・ロジャースの old fan の人達にはエディが ジミーの歌を original Jimmie Rodgers Style で演ってくれることがとても有り難く思えますし、私のような熱狂的なジミー・ロジャース ファン同様に ほとんどのカントリーミュージック ファンの人達が simple で down-to-earth な pure country に理解を示していただけると思っています。
私はここでプレーしている dobro guitar奏者と fiddle(バイオリン)奏者を褒めておきたいと思います、2人ともエディの歌にジミー・ロジャースのオリジナル演奏を髣髴(ほうふつ)させるような実に素晴しい伴奏を付けてくれているのです-その演奏はとにかく Country Music ならではのもので、まさに私達が Country Music に必要としている類いのサウンドです。
私はエディがこのアルバムで歌っている全ての曲が好きですが、中でもエディが歌う ”Waitin' For A Train” と ”Treasures Untold ”がいいですね。いい歌にいい演奏・・・・まったくそれが全てです。ジミー・ロジャースを知っているか否かにかかわらず、貴方が Country Music が好きなら このアルバムは真にカントリーを聴く喜び、楽しみに答えてくれるはずです。
The whole album is very refreshing and very good.
Eddie Noack と このレコードを出した Wide World Records 社は Tribute album to the great Jimmie Rodgers に誇りを持ってよいと思います。」・・・・・・・・・と述べられています。
音的には全てミディアムテンポで、エディの渋い歌とギターに fiddle (有名なチャビー・ワイズが弾いているような気がする?)とdobro-guitar が伴奏していて各曲素晴しいですが 全曲通しで聴くと可もなく不可もない・・・・という感じでした。ギターはジミー・ロジャース的な弾き方ではないしヨーデルも全く入っていないので すこし物足りなさがありましたが曲がいいので・・・・・・とにかく Eddie Noack という歌手の一世一代のアルバムなんだと思います(裏にエディと故ジミー・ロジャース夫人と一緒に写った写真が載っています)。 私もたまたま出逢ったものなので、「ジミー・ロジャースが好きな人」にこんなレコードがあります・・・・・と カントリー音楽の歴史知識のひとコマとしての情報役割だけです(CDもきっとあるんだと思います)。 広いアメリカ・・・・・長い間には色々なことがあり-色々な人がいるんだなぁ-ということを改めて知るきっかけにはなりました。
ところで、自分で ”Country Music の原点”と勝手に思っている Carter Family 、Jimmie Rodgers 、Hank Williams 、Bob Wills の4大アーティストについて色んな人達が歌ったいわゆる「~OOOO を歌う」といった Tribute Album が 私はとても好きです。 それを歌う歌手の Country Music への情熱みたいなものがありのままに出てくる感じがして・・・・・・今回も名もない歌手にそんなことを強く感じました・・・・・。
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