西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー & ウェスタン 67 [ ハンク・ロックリン(2) ]

2008年11月23日 | つれづれに
Hank Locklin (2) 
米国盤 Camden ACL-0427 Country Hall Of Fame

(1)High Noon(テックス・リッター) (2)Four Walls(ジム・リーヴス) (3)I'll Hold You In My Heart(エディ・アーノルド) (4)Walking The Floor Over You(アーネスト・タブ) (5)Lovesick Blues(ハンク・ウィリアムズ) (6)Night Train To Memphis(ロイ・エイカフ) (7)Signed, Sealed, and Delivered(カウボーイ・コーパス) (8)Blue Yodel #1(ジミー・ロジャース) (9)Peace In The Valley


こちらは同じハンクでもRCAビクターのモダンなNashville Soundスタイルの曲に仕上がっているもので、はっきりとコンセプトをもって作られたアルバムではなくてレコード会社が勝手に曲を寄せ集めて作ったもの・・・・・という感じ
ハンク・ロックリン(1918年~現在 フロリダ州出身)も初期の頃はスティールギターにフィドル(バイオリン)という正調カントリーだったのですが、1960年代のカントリー・ミュージックのモダン化で、より万人受けのする方向に同調したのでした。この人の甲高い声からするとかえってそれがよかったと感じます・・・・・
僕はそれほど好きというカントリー歌手ではなかったのですが、それでも現代のロックっぽいカントリーよりは本来的な意味でずっとカントリーらしいかなと思っています。
採り上げているのはいずれも名曲揃いですが、どっちかといえば当たり障りのないスタイルなので何か仕事でもしながらバックにさりげなく流す・・・・・ようにした方が映えるかな?

音的には男女のコーラスの他にスティールギター、ピアノを入れた音作りですが、ハンクの声量が豊かなので(2)Four Wall や(3)I'll Hold You In My Heart 、(7)Sined, Sealed and Delivered のようなスローなバラッド曲がとても合っていて素敵だと思います。
(8)Blue Yodel#1(T For Texas)ではきれいなヨーデルも披露していますし、(9)Peace In The Valleyのようなセイクレッドソングもハンクの歌で聴くとしっとりとした味わい深いものになっています。
1952年の西部劇「真昼の決闘」の主題曲(1)High Noonはテックス・リッターほどの重厚さはありませんが、そこは歌唱力のあるハンクなのでしっかりと雰囲気が出ています。(4)(5)もカントリーのスタンダード曲ですが、ハンク・ロックリンのスタイルにしてしまってなかなかよい出来。アップテンポの曲は(6)Night Train To Memphisのみになっています。   

ハンク・ロックリンは90才になっていると思うのですがまだ時々Grand Ole Opry(テネシー州ナッシュヴィルにある古くからの伝統あるカントリーミュージックショウ)で歌っているそうです。
未だ Country Music Hall Of Fame にも選ばれていません(疑問)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 懐かしのカントリー & ウェス... | トップ | 懐かしのカントリー & ウェス... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

つれづれに」カテゴリの最新記事