Singing Cowboy ジーン・オートリーの西部劇を見た
” Robin Hood Of Texas (テキサス・ヒーロー) “ 1947年 レスリー・セランダー監督 白黒映画
昔のカントリー歌手には " Singing Cowboy ( 歌うカウボーイ ) “ として西部劇映画に出ていた経歴を持っていた人達がいます。その代表が Gene Autry です。私たち日本人にはいまひとつ " Singing Cowboy ” なるものがどんなものなのか解らないところがありますが、そんな疑問を吹き飛ばしてくれるような西部劇映画が「西部劇パーフェクトコレクション」シリーズの中に収められていました🤣
「西部劇 / サイレントから1970年代まで 」という本の中に次のように述べてある箇所があります……" ジーン・オートリーとロイ・ロジャースによる現代好みの西部劇が一風変わったファッションをスクリーンに持ち込んだ。古典的な西部劇の要素(追っかけ、スタンピード、撃ち合い、酒場での格闘)を現代文明の要素(ナイトクラブ、ラジオ、テレビ、コーラス・ガール、スポーツカー等)と結びつけるものである。“……と。この映画を見るとこのことが解ります。オートリーは西部劇の格好をして拳銃もさげて馬に乗っているんだけど車も出てくるし、馬での追っかけ、車での追っかけも出てくる……といった具合🤣🤣
内容的には解説によると「観光牧場を営むカウボーイが強盗団を捕まえようと奮闘する。”シンギング・カウボーイ”の愛称で知られる人気西部劇スター G・オートリーの魅力的な歌声が堪能できる作品。」……てな具合でどうってことないもので現代からすると陳腐なストーリーと思いますが、ジーン・オートリーが歌うシーンが何箇所かあってそれだけで良しとしたいな🤣
ジーン・オートリーは 歌の方では Jimmie Rodgers の模倣からスタート(ほぼ同時代人)して西部劇映画にも進出、その後カントリー歌手としても大成、Country Music Hall Of Famf にも選ばれているほどです。現在 大谷翔平がいる大リーグのカリフォルニア・エンジェルスの元オーナーでもありました。パソコンで検索すると大概のことが判る時代なので有難いなぁ……と思います。当時のポスターと沢山出ているCDのひとつをスクリーンショットして載せてみました。時代を感じさせる意匠ですがまあ映画を見てみたくなるような思いがします🤣
実際の映画はちゃちなものでしたがそれはそれで楽しい……今からすればのんびりした無邪気な時代だったのでしょう😁 映画の中に出てくる歌も検索できました。
There's Nothing Like A Good Old-Fashoned Howedown / Goin' Back To Texas / Merry-Go-Roundupほか
カントリー&カウボーイ・ソング大好き人間、西部劇映画研究家を自称しているからにはこんな映画も見なくては……と思って🤣🤣
ジーン・オートリーについては過去に私のブログの中でもいくつか採りあげています。 未完成につき続く