「 西部劇論 」 その誕生から終焉まで
著者: 吉田 広明 2018( 平成30 )年10月30日発売 作品社
(平成30年)12月10日は月曜日、半日の仕事帰りに天神のジュンク堂書店に寄る。映画の本のところに行ってみたらこの本が目に入って衝動買い......ハードカバーで500ページを越える分厚い本で4600円もする。前日の日曜日に全く久しぶりに1円パチンコに行ってやっとこさ勝った3000円を全部つぎ込んで更に1600円をつぎ足して買う。Easy come Easy go(悪銭身につかず)が有益なものに変わってよかったよかった(^^)
買ったばかりでまだ先は長いのですが、筆者のあとがきから読んでみました..." 私は1964(昭和39)年生まれの地方出身者、自分が西部劇を見始めた時点で西部劇作家としては「最後」のイーストウッドしかいなかったし 西部劇の終わりから西部劇を見ざるを得なかった世代です" …と表明されています。 これはとっても好感が持てる表明ですね。さらに、筆者はいいます " 人は自身の置かれた歴史的、地理的環境に規制されざるを得ないのだし、その規制ゆえに見えてくることもある..." と。
つまり自分がいつ生まれたか-とか田舎に生まれた-とかは西部劇見る経験については絶対的な不利、どんなに背伸びしても越えられない壁がある、それでも努力すれば克服できる...といいたいのだと思います。
私は筆者の気持ちが良く理解できます。私は筆者よりは年上の団塊世代ですが、それでも西部劇については遅れてきた世代と感じるからです。ただ、熱心さにかけては自分よりも先輩方にだって引けをとらないと思っているんですね(^^)
そう思うと気持ちがよくわかる
次回に内容目次を載せます