安西水丸さんの「小さな城下町」
鹿児島への新幹線移動の時に読む本を忘れたので駅売店で買った文庫本。 作家の故 安西水丸さんは以前は映画関係の文庫本があって読んだことがある・・・でも売店で見かけたこの本は初めてだった。私はもともと古城とか城下町を訪ねるのが好きなので何の迷いもなく買い求めてスイスイ読んでいった。
ホントに小さな城下町ばかりが取り上げられている。 解説を元NHKアナウンサーの松平定知さんが書いておられる・・・・曰く「 城址に立つと ”兵(つわもの)どもの夢のあと ” とでもいうのか、ふしぎなロマンに包まれる。 なまじっか復元された天守閣などない方がいい・・・十万石以下の一番それらしい雰囲気を残す城下町を、地図を手に歩き、歴史に思いを馳せ、名物に舌鼓をうつ。 城と歴史をこよなく愛した水丸さんの、味わい深い紀行エッセイ・・・・と。 その気持ちよくわかります。
この本には、歴史や城の話以外に、”冒険王 ”や、”イガグリくん ”や ”赤胴鈴之助 ”の名前も登場する。西鉄ライオンズの記述もある・・・・」 アハハ古い話だよ昭和30年代頃の、肩の凝らない内容が小さな本に詰まっている感じ。ちなみに九州は朝倉市と中津市だけ・・・つまり秋月城と中津城。 渋い選択だな・・・・これを読むとまた行ってみたくなった
写真は後日