西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

チャスラフスカ選手の死

2016年09月02日 | つれづれに
 
 
"東京オリンピックの体操の花" だった チャスラフスカ 
東京オリンピックがあったのは1964(昭和39)年だった・・・・私が中学校(15歳)の頃だから遠い昔になってしまいました。テレビもまだ白黒でね、日本の体操も 特に男子は強かったと記憶しています。遠藤幸雄選手なんかよくおぼえているなあ・・・床運動で片手倒立なんていう技があって( 現代体操では見かけなくなりましたが )、床に脚を投げ出して坐わった状態から片腕だけで身体を浮かせて倒立位にもっていくんですから・・・ワッと思ったものでした。 そして女子体操はなんといってもチェコスロバキアのチャスラフスカ選手でした、思春期にさしかかっていた私達男の子はチャスラフスカ選手の演技にすっかり魅了されましたネ。成熟した女性美というものに目覚めた・・・と、ちょっと大げさかもわからないけどそんな感じでした。技(わざ)もさることながら体操演技そのものに美しさがあった時代かも知れないです。チャスラフスカさんの時代以降しばらくの時代は小さな女の子達の( ちょっと悪い表現ですが )猿回しのような演技になってしまって成熟した大人の女性の華麗な演技とは程遠くなっていったきらいがありました。 
まだ米ソ冷戦の時代だったですが、共産圏の国の人でこんなに日本人に好かれた人はいなかったのではないでしょうか・・・・その後のチャスラフスカさんの人生は( 政治体制がらみのことで ) 必ずしも幸福だったとはいえないようですが、ちょっと昔の私達日本人には記憶に残る人です。 
(写真は読売新聞から)
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