Carl Belew (1)
米国盤 Vocalion Records VL-73774 COUNTRY SONGS / Carl Belew
(1)Stop The World ( And Let Me Off) (2)I Can't Take A Chance (3)Another Lonely Night (4)I Can't Lose Something (5)I'm So Lonesome (6)Cool Gator Shoes (7)Do I Have To ( Have A Reason) (8)That's What I Get For Loving You (9)No Regrets (10)I Know , But Tell Me , Dear ( It Didn't Happen)
私がカントリー&ウェスタンを聴き始めた頃は日本盤では2~4曲入りのシングル盤を買うのがやっとで、高山宏之さんの「 ウェスタン音楽入門 」 という本で知識だけは沢山吸収していたものの実際の音に触れる機会は少なかったです。LPレコードが買えるようになってから安く沢山のレコードを買うには・・・・と考えた末田舎に住んでいるからやはり直接アメリカから・・・・・という結論になったのでした。そのかわり船便で3ヶ月もかかって届くレコードにはとても根気がいるし面倒も多かった( 税関検査など )、けれど 届いた時の喜びは大きくアメリカの匂いがして嬉しかったものです。 初めの頃は徹底してオムニバスレコード( 1枚に乗り合いバスのようにたくさんの歌手が入っているもの ) の廉価盤のみにこだわったので一人一曲だったけれど多くのカントリー歌手を知ることが出来ました・・・・・今ではそれが( 幅広く裾野を広げるという意味で )とてもよかったと思っています。
カール・ベルウ(1931~1990年オクラホマ州出身 )もそうした中から知った一人です。ヒット曲があってもそれ程強烈なインパクトがないということなのか カントリー人名事典なんかにも載っていないことが多いように思います。 以前このブログでもとり挙げた Hilltop Records のオムニバスLPに ” Am I That Easy To Forget ”という曲が入っていてそれがなかなかよい曲だったので名前を覚えていたのでした。今回ここにあげたのは後年デッカレコードの廉価レーベル Vocalion から出ていたLPです。特に特徴のある・・・・という人ではないですが、聴いてみるとピアノを伴奏に入れた(2)I Can't Take A Chance (4)I Can't Lose Something (7)Do I Have To ( Have A Reason ) (9)No Regrets のようなカントリーバラッドがとても素敵でした。(8)That's What I Get For Loving You (10)I Know, But Tell Me, Dear はフィドル( カントリースタイルのバイオリン )、スティールギター入りのレイ・プライスばりの純カントリースタイル、こんなのもしっかりとやっているんですね。でも前述したように、ゆったりとしたカントリーピアノ入りの叙情的な Country Ballads に本来のよさがあるように思います。ちょっとファロン・ヤングの歌声からアクを抜いたような感じの歌い方です。
調べてみると、1955年 Four Star レコードからデビューして1956年に西海岸の Town Hall Party( 有名な Country Music Show だった )、1959年ルイジアナ・ヘイライド( こちらも有名な Country Music Show だった)出演・・・・・と歌手として順調にスタートしたようなんですが、どちらかというと地味だったのか歌手としてよりもソングライターとして知られることが多かったようです。よくあるように、自分の書いた曲が自身の歌でヒットせずに他の歌手が歌ってよりヒットする、といったことでしょうか。1960~1970年代前半までが主な活動でトータルで8枚ほどLPレコードを出したようです。
このレコードには入っていないのですが、きれいなスティールギターとカントリーピアノをバックに朗々と歌うカールの素晴らしいカントリーバラッド ”Am I That Easy To Forget ”1曲だけでも心に残る人だ と僕は思っています( You tubeで聴けるみたいですよ )。 他に ”Lonely Street ”などいい曲をたくさん作っています
米国盤 Vocalion Records VL-73774 COUNTRY SONGS / Carl Belew
(1)Stop The World ( And Let Me Off) (2)I Can't Take A Chance (3)Another Lonely Night (4)I Can't Lose Something (5)I'm So Lonesome (6)Cool Gator Shoes (7)Do I Have To ( Have A Reason) (8)That's What I Get For Loving You (9)No Regrets (10)I Know , But Tell Me , Dear ( It Didn't Happen)
私がカントリー&ウェスタンを聴き始めた頃は日本盤では2~4曲入りのシングル盤を買うのがやっとで、高山宏之さんの「 ウェスタン音楽入門 」 という本で知識だけは沢山吸収していたものの実際の音に触れる機会は少なかったです。LPレコードが買えるようになってから安く沢山のレコードを買うには・・・・と考えた末田舎に住んでいるからやはり直接アメリカから・・・・・という結論になったのでした。そのかわり船便で3ヶ月もかかって届くレコードにはとても根気がいるし面倒も多かった( 税関検査など )、けれど 届いた時の喜びは大きくアメリカの匂いがして嬉しかったものです。 初めの頃は徹底してオムニバスレコード( 1枚に乗り合いバスのようにたくさんの歌手が入っているもの ) の廉価盤のみにこだわったので一人一曲だったけれど多くのカントリー歌手を知ることが出来ました・・・・・今ではそれが( 幅広く裾野を広げるという意味で )とてもよかったと思っています。
カール・ベルウ(1931~1990年オクラホマ州出身 )もそうした中から知った一人です。ヒット曲があってもそれ程強烈なインパクトがないということなのか カントリー人名事典なんかにも載っていないことが多いように思います。 以前このブログでもとり挙げた Hilltop Records のオムニバスLPに ” Am I That Easy To Forget ”という曲が入っていてそれがなかなかよい曲だったので名前を覚えていたのでした。今回ここにあげたのは後年デッカレコードの廉価レーベル Vocalion から出ていたLPです。特に特徴のある・・・・という人ではないですが、聴いてみるとピアノを伴奏に入れた(2)I Can't Take A Chance (4)I Can't Lose Something (7)Do I Have To ( Have A Reason ) (9)No Regrets のようなカントリーバラッドがとても素敵でした。(8)That's What I Get For Loving You (10)I Know, But Tell Me, Dear はフィドル( カントリースタイルのバイオリン )、スティールギター入りのレイ・プライスばりの純カントリースタイル、こんなのもしっかりとやっているんですね。でも前述したように、ゆったりとしたカントリーピアノ入りの叙情的な Country Ballads に本来のよさがあるように思います。ちょっとファロン・ヤングの歌声からアクを抜いたような感じの歌い方です。
調べてみると、1955年 Four Star レコードからデビューして1956年に西海岸の Town Hall Party( 有名な Country Music Show だった )、1959年ルイジアナ・ヘイライド( こちらも有名な Country Music Show だった)出演・・・・・と歌手として順調にスタートしたようなんですが、どちらかというと地味だったのか歌手としてよりもソングライターとして知られることが多かったようです。よくあるように、自分の書いた曲が自身の歌でヒットせずに他の歌手が歌ってよりヒットする、といったことでしょうか。1960~1970年代前半までが主な活動でトータルで8枚ほどLPレコードを出したようです。
このレコードには入っていないのですが、きれいなスティールギターとカントリーピアノをバックに朗々と歌うカールの素晴らしいカントリーバラッド ”Am I That Easy To Forget ”1曲だけでも心に残る人だ と僕は思っています( You tubeで聴けるみたいですよ )。 他に ”Lonely Street ”などいい曲をたくさん作っています