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西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

グランパ・ジョーンズ ジミー・ロジャースを歌う

2009年03月21日 | ジミー・ロジャースを歌う
Grandpa Jones (2)  
米国盤 Monument Records SLP-18001 Grandpa Jones Yodeling Hits 

(1)A Way Out On The Mountain (2)My Carolina Sunshine Girl (3)Hobo Bill (4)Waitig For A Train (5)T For Texas (6)Peach Pickin' Time In Georgia (7)My Little Lady (8)You And My Old Guitar (9)Brakeman's Blues (10)Dear Old Sunny South (11)Lullaby Yodel (12)Tritzen Yodel


現代の Country Music ファンにはなじみが薄いと思いますが、かつてはアメリカではとても人気のあった人でした、来日して公演を行ったこともあります。もっと普通のレコードで紹介しようと思ったのですが区切りのスタートの No.101が Jimmie Rodgers だったのでグランパ・ジョーンズ(1913~1996年ケンタッキー州出身)がジミー・ロジャースの曲を歌ったアルバムがあってついでに載せることにしました。
かなり昔に中古で買ったもので、以前の所有者のサインがあったりでごらんの通りジャケットはかなり傷んでいました。5ドルくらいだから仕方ないですが中身はきれいで音もとてもよかったのでよしとしなくては(輸入盤ではこうしたこともよくあります)。
ジャケットに”ジミー・ロジャースを歌う”という表記は有りませんが(12)を除いて全てジミーの曲です。アメリカ盤ジャケットがカントリーらしくないと判断したのか日本盤ジャケットは変えられていました(私にとっては買えなくて見るだけの時代)。
音的にはジャケット裏に Featuring Ray Edenton, Flat Top Guitar と書いてあってセッションマンとしても有名だったレイ・エデントンの生ギターを主にしてそれに歯切れのよいドラム、女性 or 男女混声コーラスそれに時折りカントリーピアノを伴なった不思議なカントリースタイルとなっています。グランパのヨーデルがスムーズで素晴らしい出来栄えですが トレードマークの彼のバンジョーは最後の(12)で聴かれるだけです。  私の好きな(6)”桃の実の熟する頃”はグランパののはすこしテンポが早すぎてジミーのようにゆったりとした歌い方の方がよいと思います。 スティールギターの名手ジェリー・バードがグランパ・ジョーンズについての解説を書いていますので要約して載せておくことにます・・・・・・・

「グランパ・ジョーンズについて話をするとカントリー・ミュージック界の人は決まって目を輝かせるんですよ。偉大な showman でソングライター、コメディアンなど多才な人でまさに伝説的な人だ・・・とね。グランパについては1冊の本になるくらい面白いことがあるんですが、彼はまさにカントリーミュージックの伝統そのものという感じで、ステージ上では適う者がないほどのエンターテイナー振りを発揮する人なんですよ。彼はまたよき家庭人でもあって、森の豊かな田舎に住んで万事において自然を愛する ”earthy” guy なのです。そして He likes the "old-time" way and he likes to sing the "old-timey" songs. 

その彼も軍の慰問団として朝鮮からドイツに到る地球を半周するくらいの演奏旅行をしているんです、このLPジャケットのアルペンスタイルの衣装もヨーロッパの Bavaria 地方を訪れた時の記念のものなんだそうですよ。
グランパに初めて会った人はその眼光鋭い青い目と剃刀みたいに鋭利な声に気付くと思いますし、それに歌う時にもその声にほとんどビブラートを使わないので言葉も音もがはっきり聴こえますね。    この素晴らしいアルバムの中では今日のカントリーミュージックでは lost art となってしまった ”Blue yodeler”ジミー・ロジャースの "country yodeling" をレイ・エデントンの生ギター伴奏を伴って再現してくれています。彼はまさに joy and love をもってこれ等の曲をレコーディングしたんですね、ですから Grandpa Jones が歌う Jimmie Rodgers の偉大な歌の数々を楽しんで聴いて下さいね」・・・・・・・と。
(11)Lullaby Yodel がオートハープ、ギター、ピアノそれに女性コーラス伴奏でのミディアムテンポの歌で新鮮な感じを受けるものでした。
楽しいカントリーなので単独でCDになるといいんでしょうけど・・・・・・
グランパ・ジョーンズは1978(昭和53)年に Country Music Hall Of Fame に選ばれています。
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懐かしのカントリー&ウェスタン 101[ ジミー・ロジャース (3) ]

2009年03月14日 | ジミー・ロジャースを歌う

Jimmie Rodgers (3) 
米国盤 RCA Victor VPS-6091(e) This Is Jiimmie Rodgers ( 2 LP )

(1)Any Old Time (2)Away Out On The Mountain (3)Blue Yodel No. 1( T For Texas ) (4)Blue Yodel No. 4 ( California Blues) (5)Mule Skinner Blues ( Blue Yodel No. 8 ) (6)The Brakeman's Blues ( Yodeling The Blues Away) (7)Daddy And Home (8)Dear Old Sunny South By The Sea (9)Frankie And Johnnie (10)In The Jailhouse Now No. 2 (11)My Carolina Sunshine Girl (12)My Old Pal (13)My Rough And Rowdy Ways (14)Never No Mo' Blues (15)Peach Picking Time Down In Georgia (16)Treasures Untold (17)Waiting For A Train (18)Pistol Packin' Papa


「懐かしのカントリー&ウェスタン」もやっとNo.100まできました。といっても未発表がまだ20篇あって実質100ではないですが一応の区切りなので また初心に帰ってカントリーの原点 ”Blue Yodeler”ジミー・ロジャース(1897~1933年ミシシッピー州出身)に立ち戻って再スタートとしたいと思います。先日、時々行く中古レコード屋さんにこのレコードがありました、初めて見る1973(昭和48)年発売の2枚組LPで700円。他のレコードで聴けるものばかりなのにこんなに安いと何だか いとおしくなって買ったものです。
中身は全て Jimmie Rodgers のオリジナル音源をそのまま使用してステレオ化したもので 音もとてもきれいで 何だか1920~1930年代の音とは思えないくらいジミーの声が輝いて聴こえるものでした。
久し振りに聴く大好きな(2)「山の彼方の空遠く」、(3)「T For Texas」 そして素朴な単音のフィドル(バイオリン)に簡単なバンジョーを伴奏に南部諸州の名物を散りばめた歌詞にヨーデルを入れながら朗々と歌う(15)「桃の実の熟する頃」を聴いていると 今の時代でも十分通用するなあ・・・・・と思ってしまうのでした(私はジミーの歌ではこれが一番好きです)。 ギター弾き語りの(7)「Daddy And Home」、ウクレレを伴奏に軽快な(8)「懐かしき南の海辺」も素敵だ。 何だかとても洒脱な感じを受ける(9)「Frankie And Johhnie 」など色々なスタイルが選曲されている。

貴重なのはアルバムの見開きに Johnny Cash、 Gene Autry、 Albert Fullam 、Roy Horton 、Ernest Tubb 、Grant Turner、そしてジャケット裏に Hank Snow がそれぞれコメントを寄せていることです。それぞれ核心を突くようなところだけ訳してせておくことにします

Johnny Cash ・・・・「A few minutes of Jimmie Rodgers gives you a welcome refresher lesson in Americana, culture and history~」

Gene Autry・・・・・「ジミーとは共通点が多いんだ、共に鉄道関係の仕事をし歌手になった。私達の時代のヒーローの一人だよ。健康だったら映画でも活躍してたと思うよ、私と同じようにね。尊敬しているよ」
Albert Fullam・・・・鉄道時代の同僚。「彼はけた外れに良い奴だった(extra good man)よ。歌作りが上手かったね」

Roy Horton・・・・・「”パン一斤とバター1ポンドそれに新しいジミー・ロジャースのレコードをくれ”・・・・というような場面を私は何回も見たよ。それくらいJ. Rodgers は親しまれていたんだよ。その後私が会ったカントリー歌手はほとんどジミーの感化を受けていたね・・・Autry、 (Elton) Britt、(Bill)Monroe、 Snow、 Tubb、 (Jimmy)Wakely、 (Webb) Pierce、 Haggard、 Frizzell、 Cash、 (Wilf)Carter and (Chet)Atkins みんなだよ」

Ernest Tubb・・・・・「J.Rodgers は私の アイドル でした。私の若い頃はとにかく彼の歌はいつでも流れていたから影響受けないはずがない という状況でしたね。ジミーのことを知らない若い Country Music ファンに一言だけ申しておきます。 ”Put this album on your turntable and sit back and listen to this great collection of songs that touches upon almost every human emotion.”」

Grant Turner・・・・・Grand Ole Opry の名司会者。「私がまだ駆け出しのアナウンサーの頃、ジミー・ロジャース夫妻がテキサスのアビリーンに来て、ある宝石のオークション会場で歌ったのです。なんでもその会社はジミーに75000ドル払ったそうですが、私の局で日曜の午後のラジオ番組で数曲歌った時には25000ドル払いましたよ。 ジミーの声は大きくてクリアーでしたね、とにかく普通の人て感じではなかった まさしくスターでしたね。」 

Hank Snow・・・・・「私たちが現在 ” Daddy of Country Music”と呼んでいる Jimmie Rodgers の歌を手回し蓄音機で初めて聴いて感化されたのは1930年代初期の頃でした。私が生涯音楽の世界に生きるきっかけを作った人とも云えます。私がかつてジミー・ロジャースのレコードを聴いて、その誠実な姿勢と 歌の言わんとするメッセージを習得しようとしていた時代のことを思えば、彼のレコードにメッセージを書いて・・・・とRCAビクター社(私は37年在籍しています)から依頼される日が来るなんてとても信じ難いことでした。 J. Rodgers のアルバムにメッセージを書く機会を賜ることは私のキャリアの中でも最高の栄誉なのです。
ジミー・ロジャースが言わんとすることを言葉にしてカントリーミュージック界の人達に示すことは難しいことですが、同じくジミーへの思い入れのある他の人達がここに書いてくれています。  ジミー・ロジャースは私達に大切な宝物を残してくれました そしてそれは他の世界でも見られないほどの Country Music 界にとっては最高の貢献であると確信できるものです。彼の歌は私を含めて数多の歌手によってレコーディングされています。しかし誰れひとりとしてジミーの表現力にかなう者はいないと思います。皆さんがこのアルバムを聴いて下されば、なぜ私達が彼のことを ”Daddy Of Us AllーJimmie Rodgers, the Singing Brakeman.” と呼ぶ訳が解って頂けると思います。」・・・・・・・・・・と。 以上ですがこれを書いた人達も今は全て故人なんですね、時の流れの早さを思います。
さて、私のブログはこれからNo.200を目指して再スタートです(smile)

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懐かしのカントリー & ウェスタン 80 [ ハンク・スノウ (3) ]

2009年01月02日 | ジミー・ロジャースを歌う

Hank Snow (3)
 日本盤 ビクター RCA-5027 The Jimmie Rodgers Story / Hank Snow Featuring Albert Fullam

Narration:(1)My Little Old Home Down In New Orleans
Narration:(2)The One Rose(That's Left In My Heart)  (3)Waiting For A Train
Narration:(4)Gambling Polka Dot Blues
Narration:(5)Why Did You Give Me Your Love ? (なぜ僕を愛したの)
Narration:(6)Hobo Bill's Last Ride (風来坊ビルの最後)
Narration:(7)In The Jailhouse Now
Narration:(8)My Blue Eyed Jane   (9)Pistol Packin' Papa
Narration:(10)Nobody Knows But Me(誰も知らないその訳を)
Narration:(11)T.B. Blues


年の始めにはいつも新しい気分に戻りたいと思って 聴くカントリーも原点に戻りたいなと思う。そんな時 僕はハンク・ウィリアムスよりも、もっと古いジミー・ロジャースを聴きたいと思う。現代から見るとこの2人は「カントリー音楽の原点」といえると思いますが、自分の音楽的な感性からするとジミー・ロジャースの曲の方がしっくりくる・・・・・というだけの違いです。Jimmie Rodgers の歌には暗さがなくて、逆境にあってもそれをあっさりと受け入れて”何とかのんびりやって行こう”・・・・・みたいな楽観的なところが感じられるのと、古いながらもおしゃれな雰囲気(洒脱という言葉が似合うかな?)があってなかなか好感が持てる・・・・・と思うからです。



今日はそんなジミーへの憧れを終生持ち続けたハンク・スノウ(1914~1999年カナダのノヴァ・スコシア州出身)のレコードを聴いた、日本でも1972(昭和47)年に発売になったハンク晩年のアルバムです。ハンクがジミー・ロジャースの歌を集めて作ったものとしては3枚目のLPレコードです。
特徴として、「ジミー・ロジャースが鉄道員時代に同僚だった」というアルバート・ファラムという人の想い出話(Narration)を曲の合間に入れて雰囲気を高めていることです。彼の語りが淡々としていながらも深い味わいのあるもので、バックに操車場と思われる機関車の蒸気を吐く音や短い汽笛音が入っていたりします・・・・そして突然ハンクの歌が始まる・・・・・・何と素晴らしい構成だろう。
音的には2本のフィドル(バイオリン)、スティールギター(時にドーブローギター・・・・普通のギターの胴体に円形の金属製共鳴盤をつけてスティールギターのような音を出す楽器)、ハンク自身が弾く生ギターを中心にした純カントリースタイルの音作りです。ハンクの声もまだ伸びがあって充実しています・・・・・・。ハンクのTrain song 好きやLPジャケットに汽車をよく使っているのはJimmie Rodgers の影響が大きいんでしょうね。
単品のCDにはなっていないと思いますのでドイツのBear Family Recordsが出しているCD-Boxしかないのかも知れません・・・・・・そんなことならレコードの方が安上がりだと思うんですが・・・・・時代遅れかなあ

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ウィルフ・カーター ジミー・ロジャースを歌う

2007年10月13日 | ジミー・ロジャースを歌う

  
Wilf Carter (Montana Slim) (1)  
米国盤 Camden CAS-2300   Wilf Carter Sings Jimmie Rodgers

(1)Moonlight And Skies (2)Hobo's Meditation (3)Years Ago (4)Cowhand's Last Ride (5)When The Cactus Is In Bloom (6)The Yodeling Ranger (7)Peachpicking Time In Georgia (8)You And My Old Guitar (9)My Little Lady (10)Away Out On The Mountain


アメリカの地図でワシントンから海岸沿いに北へ行くとカナダのノヴァ・スコシア州があります。ここから偉大なカントリー歌手が2人出ています、ウィルフ・カーター( モンタナ・スリム ) とハンク・スノウです。

ウィルフ・カーター(1904~1996年 )は若い頃にジミー・ロジャースに影響を受けた人で、カナダのアルバータ州カルガリー( ロデオのカルガリー・スタンピードで有名 ) に移り住んでからは本物のカウボーイ生活も経験したというカントリー & カウボーイ歌手です。 ものの本によると彼が歌い始めた1932(昭和7)年がカナダのカントリー・ミュージックの始まりといえるそうで、SPレコード時代からの活躍ですからはるか昔ですね。アメリカでは ” モンタナ・スリム ” という名前で通っており、LPレコードだけでも30枚以上出ているので大スターだったといえるでしょう。
私自身は Cowboy Song に興味を持っていましたのでその一環として彼のことを知ったのですが、それらしい雰囲気を持っていた歌手でしたので遠くイギリスやオーストラリア、ニュージーランドなどでも人気があったそうです。

このレコードは1969(昭和44)年にRCAビクターの子会社 Camden Records から出されたものです。 音的には自身の生ギターに全曲きれいなスティール・ギターとフィドル(カントリースタイルのバイオリン)、時にバンジョーを伴奏にのどかに おおらかに歌うウィルフ・カーターの枯れた唄声がマッチして古いタイプのカントリー・ミュージックの良さが横溢しているものです。 Wilf Carter のレコードは自身のギター弾き語りのものが多いんですがここではフィドル、スチールギターの伴奏が大活躍する(時にバンジョーも出てくる)大変珍しいものになっています。 


 
ジミー・ロジャースの曲は曲調がいいので誰れが歌ってもそれなりのいい雰囲気が出るようで Good・・・・(1)Moonlight And Skies 、(3)Years Ago 、(8)You And My Old Guitar 、(10)Away Out On The Mountain などホッとして癒される感じです。特に(3)Years Ago のよさには私はノックダウンされてしまったのでした。 
ジャケット裏にはウィルフ・カーターのLPレコード宣伝写真が満載、いつの日か全部揃えたいな・・・と思ったものです、未だに実現しないものが多数・・・でも将来出逢うのに楽しみがあった方が・・・と思っています。 
 
古いから無理なのかもしれませんが 何とかCD化を期待したいです(苦)・・・・その他の歌手のジミーへの Tribute LPレコードが他にもありますが他日紹介したいと思っています。

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 レフティ・フリッツェル ジミー・ロジャースを歌う

2007年10月01日 | ジミー・ロジャースを歌う

Lefty Frizzell(1)
米国盤Harmony-HL7241 Lefty Frizzell Sings The Songs Of Jimmie Rodgers 日本盤は?

(1)Blue Yodel No.2 (2)Brakeman's Blues (3)Blue Yodel No.6 (4)My Rough And Rowdy Way (5)Lullaby Yodel (6)Travellin' Blues (7)My Old Pal (8)Treasure Untold (9)California Blues (10)Sleep, Baby Sleep
 

レフティ・フリッツェル(1928~1975年 テキサス州出身 )もジミー・ロジャースの影響を受けた一人で、このLPレコードはアメリカ Columbia Records 社から出ていたものを子会社の Harmony Records が廉価盤として出したものです。1951( 昭和26 )年と1953( 昭和28 )年録音と古く、はじめは通常のLPレコードよりもひとサイズ小さい10インチLPで出されてジャケットも違っていて曲数も8曲だったようです。 いずれにしろレフティがまだ駆け出しの頃に Jimmie Rodgers の曲集を出したというだけでその心酔ぶりが判ろうというものです。

彼の初期の頃の Song Folio (歌集) に 「 どの少年も自分なりのヒーローを持っていたもんさ、私のヒーローはずっとジミー・ロジャースだったんだよ。私は16歳の頃からジミーの曲を歌っていたんだよ・・・・・」 とあるそうです。 さてこのLPレコード、音的にはドーブローギター( 生ギターの本体に共鳴盤を着けてスチールギター様の音を出す楽器 ) とラジオ体操の伴奏みたいな調子のホンキートンクピアノ、それにフィドル( カントリースタイルのバイオリン )をバックにして歌っているんですが、まあ~ブルース調の選曲が多いのでレフティの のらりくらりと歌う浪花節( なにわぶし )的な歌い方が妙にマッチしていてジミーの曲をすっかり自分のスタイルにしてしまっているところが何ともほほえましい感じです。

ウィリー・ネルソンもそうですが、レフティみたいな歌い方は日本人にはなかなか真似が出来ないですね。 レフティ自身のブルーヨーデルは(9)California Blues (10)Sleep, Baby Sleep でのみ聴かれます。 どの曲も素敵ですが僕は(4)My Rough And Rowdy Way 、(5)Lullaby Yodel 、(6)Travellin' Blues あたりが好みです。中でもTravellin’Blues が秀逸と思っています。このLPレコードがCD化されているのかどうか不明なんですが 是非CD化を希望。
ドイツの Bear Family Records 社がレフティのCD-Box setを出しているんですが 高くて買えないです(涙)・・・・・だからレコードを聴いています。

ところで FRIZZELL の呼び方なんですがドイツ語的だと「フリッツェル」、英語式だと「フリゼル」なんでしょうが一体どっちなんでしょうね・・・・・永年悩んでいます(苦). 

<2014(平成26)年になっての新しい感想> 
改めて聴いてみてもレフティはやはりジミー・ロジャースの歌の中でもブルース調の曲が好みなのか、ハンク・スノウなんかの歌い方とは異なる味わいがあるのを感じます・・・・それにしてもレフティのカントリーにはホンキートンクピアノが似合うなあ、” ピンコピンコ ” と跳ねるような弾き方のピアノはなかなか現代のメインストリーム カントリーでは聴かれないんですね

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エルトン・ブリット ジミー・ロジャースを歌う (1)

2007年09月30日 | ジミー・ロジャースを歌う

Elton Britt (1)
米国盤 Camden-CAS2295   The Jimmie Rodgers Blues (日本盤RGP-1012)

(1)My Carolina Sunshine Girl (2)You And My Old Guitar (3)Roll Along Kentucky Moon (4)Waiting For A Train (5)My Little Lady (6)The Jimmie Rodgers Blues (7)Treasures Untold (8)Singing In The Pines (9)Peach Picking Time Down In Georgia

少年時代にジミー・ロジャースを聴いて後年カントリー歌手になった人は多数いて、そんな中から数人挙げてみたいと思います。このLPレコード の原盤は1968(昭和43)年にアメリカRCAレコードの子会社 Camden Records から出されたものです。カントリーヨーデル歌手として鳴らしたエルトン・ブリット(1913
~1972アーカンソー州出身)もこの頃はもう引退気味でした。彼の新譜LPレコードとしては最後のもので、それが若い頃のアイドルだったジミー・ロジャースに捧げるアルバムになっているのはやはり彼の中でどうしてもこれだけは残しておきたい・・・・という思いが強かったからなんでしょうね。

1972(昭和47)年に日本盤が廉価盤として出た時( 1100円だったかな? ) は僕はとても嬉しかったです・・・・なにしろレコードはまだまだ高価で22歳位でもレギュラー盤はそんなに買えませんでしたから。 ライナーノートは先年亡くなられた音楽評論家&DJの水野裕二さんが書いておられて、水野さんがカントリー・ミュージックを好きになるきっかけがエルトン・ブリットのレコードだったことを知ってとても親しみを感じたものでした。私が古いカントリー歌手であるエルトン・ブリットに興味を持ったのも水野さんがラジオの中でエルトンについて熱く語っておられたのを聴いて・・・・の影響だといっても過言ではありません。

ところでこのLPレコードは音的にはRCAビクターお得意の女性コーラス入りのモダンなナッシュヴィル・サウンド仕立てで生ギターにピアノが入ったり、ハーモニカが入ったりの伴奏です、エルトン・ブリットの有終の美を飾るにはふさわしい感じです。ここでの私の好みは(3)Roll Along Kentuky Moon でエルトンのバラッド歌手としてのよさが出ていると思う。圧巻は7分を越える(6)The Jimmie Rodgers Blues で、J・ロジャースの曲のタイトルを歌詞の中にちりばめて作られた( 約30曲くらい )曲です。 
全体的には何か仕事しながらバックでさらりと流して聴くのに適しているかな・・・・と思っています。CD化されているかどうかは判りませんが、して欲しいアルバムです。


<2014(平成26)年9月25日になっての新しい感想> 
エルトン・ブリットには古い録音にはギターだけの弾き語りがけっこうあって 私は ” Patent Leather Boots ” という曲を気に入って何度も聴いたことがあります。 とにかく戦前からの人なので膨大な数のレコードが残されているようなんですね・・・・たしか Country Music Hall Of Fame には未だに選出されていないのではないでしょうか・・・・不思議?

コメント (4)
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懐かしのカントリー&ウェスタン 2. ジミー・ロジャース②

2007年09月28日 | ジミー・ロジャースを歌う

 
Jimmie Rodgers ②
日本盤RA-5510 The Best Of The Legendary Jimmie Rodgers Vol.2
(1)Dear Sunny South Of The Sea (懐かしき南部の海辺) (2)Mother, The Queen Of My Heart (我が心の母上) (3)Blue Yodel No.1(T For Texas) (4)Sleep Baby Sleep (5)Hobo Bill's Last Ride (6)Blue Yodel No.9(Standin' On The Corner) (7)Lullaby Yodel (8)Mississippi Moon (9)Blue Yodel No.8(Mule Skinner Blues) (10)Any Old Time (11)The One Rose(That's Left In My Heart) (12)Never No Mo' Blues (13)Treasures Untold (14)Somewhere Down Below The Dixon Line (ディクソン・ラインを下れば)
ジミーは生涯110数曲録音を残していますが、1933(昭和8)年5月24日スタジオにベッドを持ち込んで1曲終わる毎に休みながら ” Old Love Letters ”、 ” Somewhere Down Below The Dixon Line( ディクソン ラインを下れば )” を、そして最後の曲 ” Years Ago ” を渾身の力をふり絞って録音し終えたあと力尽きて 1933(昭和8)年5月26日結核性肺炎で死んだ・・・・といわれています。

ジミー・ロジャースの歌は現代にも引き継がれて色々な歌手が色々なアレンジで聴かせてくれます・・・・カントリー・ミュージックはこんなにも素晴らしい原典を持っています・・・・停滞し伸び悩んでいる時は原典に立ち返ってみるのがいいかもしれません・・・・

ちなみに現代からすると第1次世界大戦後の大恐慌時代は全く想像すらできませんね。 私はいつも故ジョン・フォード監督の映画「 怒りの葡萄(ぶどう) 」を観てイメージを想像します・・・・1930年代の大干ばつの最中に故郷オクラホマを追い出されて夢を求めてカリフォルニアへ旅立つ農民ジョード一家の苦難の道を描いた作品( 亡き名優ヘンリー・フォンダの名演が光る )です。

いまは500円DVDが出ているから簡単に見ることができますね。僕はある場面で音を消してジミー・ロジャースのレコードを流しながら観てみたことがあります。この時代にオクラホマから西海岸に流れて行った人達のことを Okie(オーキー)と呼ぶようになった・・・・とか、その地にカントリー(ヒルビリー)ミュージックが広がってゆくきっかけにもなった・・・・なんてことを知るとますます興味深くなります。映画の中で難民キャンプのようなところで歌好きの青年がギターを弾きながら歌う場面があります( ウッディ・ガスリーなんかもこんな風だったのかな-と思わせるシーンです )。 今のカントリーに疲れた時、ジミー・ロジャースがギター1本でヨーデルを交えながら歌う素朴なカントリーを聴くとホッとする気分になれることがあります。

ジミーの曲にはギターの弾き語りにはとてもよい曲がたくさん有りますね。そんな曲を聴いてジミー・ロジャースのようになりたい-と雨後の竹の子のように出現した当時の歌好きの少年たちの中から後年のカントリーのスター歌手がたくさん生まれてくるんですね・・・・アーネスト・タブ、ハンク・スノウ、エルトン・ブリット、レフティ・フリッツェル、グランパ・ジョーンズ、ジミー・スキナー・・・・等など。 今後そうした人達がジミー・ロジャースの唄を歌ったレコード等もとりあげていこうと思っています。

ジミー・ロジャースについては今はCDもたくさん出ていますし、古いけれど名曲ぞろいですから時には聴いてみることをお勧めします・・・・・Country Music の原点!! 

<2014(平成26)年9月24日になっての新しい感想> 
ジミー・ロジャースの時代はまだ音楽としてのジャンル分けがはっきりしていない時代だったと思われます。だからジミーの歌にはハワイアン、ジャズ、ブルース、カントリー、カウボーイ・ソングなど色々な要素が混在しているように思います。 不思議なのは宗教的な歌がありません、これは小さい頃に母親が亡くなってしまったということが大きな原因なのかも知れません、想像ですがジミーは教会に通うなんてことはなかったのではないでしょうか?? 本日ののは私が初めて買ったジミー・ロジャースのLPレコード、今日久し振りに聴いてみたら初めて聴いたときと同じで(1)Dear Sunny South Of The Sea(懐かしき南の浜辺)、(2)Mother, The Queen Of My Heart(我が心の母上)、(5)Hobo Bill's Last Ride(風来坊ビルの最後)、(14)Somewhere Down Below The Dixon Line(ディクソン・ラインを下れば)がいい、好みって変わらないもんだなあ(smile)  隣の写真は20曲入り廉価盤CDで ” I'm Free From Chain Gang Now ” という囚人の歌が光る、” Dreamin' With Tears In My Eyes ” も好き、それにジミー最後の録音 ” Years Ago ”。

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懐かしのカントリー&ウェスタン 1. ジミー・ロジャース①

2007年09月24日 | ジミー・ロジャースを歌う

  
Jimmie Rodgers ①
日本盤 RCA ビクター RA-5501 Best Of The Legendary Jimmie Rodgers
(1)Peach Picking Time Down In Georgia(桃の実の熟する頃) (2)Frankie And Jonnie (3)Waiting For A Train (汽車を待って) (4)My Little Lady (5)In The Jail House No. 2 (6)Away Out On The Mountain (山の彼方の空遠く)(7)Roll Along Kentucky Moon (8)The Carter Family & Jimmie Rodgers In Texas (9)Why There's A Tear In My Eye(なぜに涙を)(10)The Wonderful City (11)Jimmie Rodgers Visits The Carter Family (12)Jimmie The Kid (13)Moonlight And Skies (14)Southern Cannonball

 
少し古い話になリますが、私は今年(2007=平成19年)のお正月にジミー・ロジャース(1897~1933年 ミシシッピ州 出身)のLPレコードを2枚聴きました、全部で28曲。

ジミー・ロジャースは ”
Mississippi Blue Yodeler " と呼ばれて、「 カントリー・ミュージックの父 」として知られています。歌手としての活動は1927(昭和2)年から亡くなる1933(昭和8)年までのわずか7年間で 歌手になる前は鉄道員でした。 あらゆる鉄道関係の仕事を経験したようで、機関車の制動手をしたことがあるためか ” Singing Brake Man ” ともいわれています。

ジミー・ロジャースの歌うヨーデルは Blue Yodel といって真似しようと思えば素人でも出来そうな簡単なものなんですが そこはやっぱりジミー、おいそれとは同じ雰囲気は出せません・・・・・歌は鼻にかかった非常に伸びのある歌い方でとても深みがあります。古いッというだけで敬遠してしまえばそれまでなんですが、歌の内容を知って、ジミーが歌う時代の背景( 大恐慌というアメリカ全体が生きるのに一番厳しかった時代 )を感じとって、ジミーの生き方を知って曲の数々を聴くと各曲が全く輝いてきこえてきます。

アメリカの音楽に造詣が深い評論家の三井 徹さんがかつて次のように述べておられました・・・・「 ジミー・ロジャースの音楽にはリアリティがある、歌そのものだけでなく、声にも、歌唱法にも、ギター伴奏にも生活が感じられる・・・・のどかで、素朴で、甘く、やさしく、ものうげで、淋しく、陽気で かつけだるい。ロジャースがたえず魅力を失わないのは本当に生きている という生活に根ざした実在感があるからなのだ・・・・だから僕はジミー・ロジャースを聴く 」 ですって、何ともいい話だなあ。

私自身はジミー・ロジャースのスタイルはカントリー・ミュージックの原点だと思っています・・・・ギター一本での弾き語りがカントリーの原点ということです。簡単なコードでメロディもきれいで、歌詞の表現もなかなか洒落ています、難しい単語なんかほとんど使っていないのにね・・・・ギターを手にとると誰れにでも歌えそうな親しみやすさをもった曲群が Jimmie Rodgers には何と多いことか!! 
このレコードと次回掲載の Vol.2に採りあげられた曲は本当にジミー・ロジャースの真髄に迫る曲ばかりです・・・・

私の好みは(1)” 桃の実の熟する頃 ”で、” When it's peach pickin' time in Georgia~Apple pickin' time in Tennessee~Cotton pickin' time in Mississippi~” とアメリカ南部諸州の名物を入れて歌われる御当地ソングみたいな曲ですが ちゃんと不況時代の放浪者の苦境と夢と希望をさりげなく織り込んであってジミー・ロジャース自身の生き方を表しているような歌・・・という感じがします。
簡単だけれど この曲( ジミー・ロジャースの歌全般に云えることですが )を人前で歌うにはかなり歌い込まないと情感は出せないと感じています。私自身 最も多く歌ってみた曲だと断定できます・・・・もちろん人前ではなくて秘かに自分なりにということですが・・・・。
それから、このアルバムにはジミー・ロジャースとカーター・ファミリーの共演という驚くに値するような録音が収録されています・・・・会話もあってよくこんな録音を残したなぁ-と感心してしまいます・・・・セイラ・カーターとのデュエットで歌われる ” Why There A Tear In My Eye ( なぜに涙を ) ” はなかなかいい雰囲気の曲だなぁ、ヨーデルもデュエット それに伴奏のギターをメイベル・カーターが弾いているとのこと・・・・

ジミー・ロジャースの歌に感化された当時の歌好きの少年達がジミーのようになりたい・・・・と、雨後の竹の子のように出現して後年 有名になるカントリー歌手が輩出した状況をみるとジミー・ロジャースが ” カントリー・ミュージックの父 ” と呼ばれるにふさわしいことが納得できます。 
Jimmie Rodgers の落とし児ともいえるそうした人達も今後とりあげていきたいと思います・・・・

私はこういうジミー・ロジャースみたいに古い人はレコードで聴きたい派です。
レコードジャケットに何となくレトロな雰囲気があってジャケットを見ながら聴くと愛着も湧いてきます( smile ) 
 
<2014(平成26)年9月23日になっての新しい感想・・・・・7年ぶり> 
実は最初に買ったのは次回採りあげるVol.2の方でした。今回のVol.1レコードはRCAビクター専属のカントリー歌手シリーズの中の1枚でしたが、とても全部は買えず他にも欲しいレコードがあったのでジミーの Vol.1 は後回しになってしまって結局買いそびれてずっと後年になって中古で買う羽目になったのでした。でもCDの時代になった今でもこのレコードは自分にとっては大事、きっと死ぬまで持っていると思う・・・・” Away Out On The Mountain ( 山の彼方の空遠く )” なんか大好きで 自分では出ないヨーデルを練習しながら今でも歌っています、歌う前にオレンジジュースを飲むとヨーデルが出るよ・・・なんて誰か言っていたので飲んでいるんですけどね、出ないなあ(smile)。今回再掲にあたってレコードを聴き直してみましたが佳曲揃いであることがよ~く判ります。  
今回新しく隣りに載せたCDはずっと後年になってから中古セールで300円くらいで買いましたが、カントリーファンでも知らないか古すぎて聴かないか・・・・で売れずにどんどん値段が下がっていったようで 値段表が数枚重ね貼りしてありました。今はそんなことが多いのかな? ジャケットがいいなあ。私としては Jimmie Rodgers のような超クラッシックな人がそんなところに置いてあることだけで嬉しいんですけどね 

コメント
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