岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

🍀クローバー

2021-08-10 16:07:20 | いなか暮し

 無類の花、野菜つくりの好きな老妻も、だいぶ傷んできたので、この春思い切って畑を半分にした。
 半分と言ってもおよそ100坪の畑にクローバーを蒔いた、元々、花や野菜畑だから栄養豊富、濃い緑のクローバーはおいしそうに良く伸びる。
 妻は「おいしそうなクローバーを山羊に食べさせたい」という。
 昔、田舎ではよく見かけた風景である。
 山羊の首に3、4mほどの紐をつけて草畑に繋ぐ、特にクローバーは山羊は好んで食べた。 
 紐の届く範囲の草をきれいに食べて、優しい目で寝そべっている。
 夕方にはパンパンに張った乳房から、いっぱいの乳を出してくれる。
 今、そんな光景は皆無、山羊の姿なんて見ることもない。

 大分前の事、石垣島から船で1時間余、日本の最南端の島、波照間島を妻と娘と3人で訪れたことがある。
 島は人口500人ほど、島の周囲も15㎞、バスもタクシーもコンビニもない、のどかな島をレンタバイクで、見渡す限りのサトウキビ畑、信じられないほど澄み切った海を満喫した。
 時折、山羊の姿が見える、親子だろう、子ヤギを連れた山羊も見えた。
 きっと、好きなクローバーを食べているに違いない。
 この静かな島を再び訪れる機会もないが、心に残る島である。

         島にはヤギの刺身とか、ヤギ汁とかもあるとは少々悲しい。
 

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