梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

(  )の中には

2008年11月23日 08時54分31秒 | Weblog
お釈迦様でもイチローでも(  )ないものは買えない
イシヤキイモ~ 売って稼ぐ前に存在を(  )せる仕事がある
お客様は価値が判ってやっと買う(  )なければ買って頂けない
買って頂けないのは(  )せる努力が足りない

さて同じ言葉ですが、(  )の中には何が入りますか? このブログでは何度か紹介している、異業種交流会ハイコープの研修会で、「広報の本質と危機対応」のテーマで先日勉強をしました。答えは(知ら)せるです。

今回の講師は、会員でもある山見博康氏にお願い致しました。神戸製鋼所の広報部門を長く携わってきた方ですが、その後独立され山見インテグレーター㈱の代表となりました。現在は広報・危機対応コンサルタントとして幅広く活躍されています。

広く報せる、良く理解してもらう、広報は経営であると山見氏は明言します。個人でも会社でも、少しでも有名で少しでも尊敬される会社と付き合いたいと、その中小企業の広報担当は社長であると氏は言います。

しかし経営そのものも広報であると私は思います。上の例題ではありませんが、まず相手にわが社の存在を知って頂かなければ商売は成立しません。業界の集まりとか、何かの折知り合った方が、最近よくわが社を尋ねてくれます。

危機対応については、企業の危機は人災であることを自覚しろと山見氏は指摘します。確かにその後の対応の仕方によっては、信用の失墜やお客様の喪失を増大してしまうケースも多々あります。

だが見解や情報開示は全てをさらけ出すことではないとも氏は言います。現段階で、訊かれ(  )言うべきこと、訊かれ(  )言うこと、訊かれ(  )言えないこと、この三つに分けよと言います。

訊かれ(なくても)言うべきこと、訊かれ(たら)言うこと、訊かれ(ても)言えないこと、これが正解とのことです。家庭内で気まずいことがあった時、とても役に立つと私は思いました。
コメント
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