銚子・角巳之・三代目

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破滅競争!....②

2009年11月06日 | インポート

002 数日前の産経新聞にデフレ・スパイラルの恐怖なる特集が掲載されておりました。家庭の主婦が、生活防衛の為に1円でも安いものを!と、チラシやクーポンを駆使してあちらこちらと駆け回る....。でもご主人の給料は下がり続け、こういう主婦の行為がご主人の給料を下げている一因なのかもと考え始めた...と。生活防衛のため、1円でも安く。何の問題もないどころか、賢明な消費者の購買行動....、それが何故....。だから“恐怖” “スパイラル”は“らせん状の”とでも訳しましょうか?らせん状の階段をグルグルと落ちていく感じがする...。クーポン券等も地域内で頻繁に見掛けます。少しでも来店動機に繋がれば...と。知人の美容師さんと話しましたが、確かにクーポン持参で来るお客様は増えた。シャンプー無料とか、20%オフとか....。でもだいたい1回で終わり。月間トータルで考えたら利益率が下がっている。何よりも“定価”をお支払い頂いている常連さんに失礼ではないのか?と考え始めた....と。美少女図鑑の特集でもやってました。割引による集客ではなくて、身近な女の子がこんなに可愛らしく...。しかも地元の美容師さんがセットし、服は地元で売っているやつでしょ....。地元のあの美容師さんにカットしてもらいたい、あの洋服屋さんで買った服、こう見えるんだ。何も東京に行かなくても地元にあるじゃん....と。美容師さんのカットは専門的技能の労働の対価として支払われるべきもの。その価値は顧客の満足度。5000円で提供される専門的技能は5000円の価値があり、恐らく常連さん20%で売り上げの80%が決まっている。新規を伸ばそうと割引を乱発すると、売り上げを維持してくれていた常連さんから不満が....。それを放置しておくと....。本日の美容師さんとの会話、非常に示唆に富んだものでした。5000円の技能...。それは5000円の価値として満足していただけるよう価値を高めていきたい。そのための研鑽は惜しまない....。誰が自らの生活を成り立たせてくれているのか?不特定多数の誰か、ではなくて、具体的に今、お買い上げ頂いた“この方”です...。これこそまさに現代マーケティングの真髄...。とは恩師の言葉。続きは次回に。写真は黄昏時、出航を待つサンマ船。最近の銚子港、連日1000㌧単位でサンマが揚がってます。1尾200gとして500万尾...。漁師曰く、何もサンマ1尾300円で買ってくれっていってんじゃねえんだけどな~。1尾あと10円高くなれば、銚子港全体で1日5000万円の価値向上....。1尾80円のサンマが90円になって生活が破綻するだろうか?.....。かなり深い内容です。


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