銚子・角巳之・三代目

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ジョナサン②

2008年03月02日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2859 カモメのジョナサンは空を飛ぶのはただエサを獲るため“だけ”にあらず。と、群れを離れた...。でも、エサは絶対に必要。兵庫県豊岡市のコウノトリの話があちらこちらで話題になっております。コウノトリが舞う風景...。それは単なる情緒の話ではなく、地域のあり方、果ては人間の生き方まで示唆している....。コウノトリなど野生動物が生きて行くためにはエサが必要。田んぼのカエルとかドジョウとか。田んぼに農薬撒くと、害虫を殺してくれるけれど、野性動物のエサとなるカエルなども死んでしまう。農薬撒かないと雑草などで反当りの収穫量が減る。それでなくても1俵1万数千円の低迷する米価。生産者はやっていけない...。どんどん離農する。管理が行き届かず、耕作放棄地への産廃不法投棄問題など副次的な問題も発生する....。発想を根本から変えて....、地球上には人間“だけ”生きていければいいんだ。という傲慢な発想を改める。野生動物が生きて行くためのエサがある環境を作る。その環境を作っているのは多くの場合、農家のみなさん。何故離農するか? 米価が低すぎて食べていけないからだ。ならば直接支援の輪を広げられないか?農家の方々が米作るのは、単に食糧生産に留まらず、地域環境を守っている。同様に食べる方もただ食糧を腹に詰め込むのではなく、その米を食べる(妥当な対価を支払って)という事は野生動物が舞う、地域環境を守ることに繋がると意識し始める....。支援の輪がさらに広がる....。食糧自給率39%と諸外国から笑い飛ばされている国。食い物も自給出来ないで何が大国だ?と....。唯一自給出来る米が大量に余り、米価が低迷している....。この期に及んで、まだカネで解決できると思っている....。カモメも野生動物。エサがあると知っているから漁港に集まる。海の環境が守られて、魚を獲りに行く人がいてはじめて成り立つ図式...。農業も漁業も従事者の平均年齢が60代の後半に近づきつつあります。ジョナサンはエサがふんだんにある社会であったが故に、より高く、早く飛ぶという思いを持つに至ったのだろうと思います。エサが無ければ死んでしまいますから....。カネがあっても買うことが出来なければ無いのと同じ...。最近、食糧危機という事、盛んに叫ばれてますね。


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