ブル・ウィップ(牛のムチ)効果と呼ばれる現象があります。ムチは手元を少し動かしただけで、先に行くほど振れ幅が大きくなる....。SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)という言葉を説明する時、その障害となる与件として登場致します。SCMに付いてはいずれ掲載しますが、要するに、見込み生産を止めて、お客様の動向を小売が掴んで、卸に上げて、それに基いてメーカーは計画生産...。メーカーから小売に至るすべてが情報を共有し、ロスを無くしたり、効果的な販売を行っていこうという画期的な手法。ただこれが伝言ゲームのように遠くに行けば行くほど真意が伝わり難くなる。ある地域で運動会がある。小売はそれを掴んで、その日の飲料水の発注は通常10ケースだけれど、30ケースにしようと卸しに告げる。卸は万が一にも欠品起したらいけないと思い、余裕を持って50ケースとメーカーに告げる。メーカーも、せっかくの機会、これまた万が一売れ逃しがあったら大変だと100ケース製造する....。30ケースで良かったものが100ケース....。実際の現場はこんな単純ではありませんが、情報は遠く離れれば離れるほど振れ幅が大きくなる傾向がある。さて、先週末も直売所さんはじめ各地を訪れておりました。各地の青年部会の方々とお話しすると、あちらこちらで中国の農薬問題を鑑み、これからは国産。の声が上がり、今すぐ中国商品の代替を。という依頼が沢山舞い込んできているようです。今、種撒いたって、収穫は半年後ですよ。と言ってるんですけどね~。のど元過ぎたら熱さ忘れ、やっぱり価格。中国産だよね~。と言い出すんじゃないんですかね...。と疑心暗鬼。で冒頭の、ブル・ウィップ効果を思い出した次第であります。距離が離れれば、離れるほど真意が伝わらない....。週末に訪れた数箇所の直売所。どこも大盛況でありました。農家レストランは開店1時間前から行列....。この現象は何を意味しているんでしょうか?
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銚子にもずいぶん居るみたいですが依存度が深くならないようにネ?! その他もろもろ・・・・・・