銚子・角巳之・三代目

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明日への伝言

2008年04月25日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2995 私の周囲で、映画“明日への伝言”が話題になってます。太平洋戦争の戦犯となった旧日本軍司令官・魂の物語....。米軍のB29による無差別攻撃により、多くの一般市民が死んでいく....。ある時、B29の(米軍)搭乗員が不時着し、この司令官はその搭乗員を捕虜として捉え、尋問の後、処刑する....。後の軍事裁判において、このことが捕虜の処刑を禁じた国際条約に反するとして、この司令官は処刑される。が、その過程....。司令官は堂々と意見を述べる。捕虜の処刑が罪になるなら、一般市民を無差別攻撃した罪はないのか?....と。その堂々とした姿勢に心を動かされた裁判員は、少しでも量刑を軽くしてあげようと、部下の進言によるものだろ。とか、大本営の指示だろ...と誘導尋問を行うけれど、責任はすべて司令官の私ただ一人。と頑なに減刑を拒否する。たとえ部下の進言であったとしても、決断を下したのは司令官たる私ただ一人....。かつて銚子の隣、神栖(かみす)の神之池航空隊に所属されていた方から良くお話を聞きました(お亡くなりになりましたが...) 大学の先生にも学徒出陣の生き残りという方がおり、良くお話を聞きました(先生もお亡くなりになりました)....。こんな国にするために仲間は死んだんじゃないぞ....。俺は生き残ってしまった。申し訳なくて申し訳なくて、寝食を忘れて働いた....。だから戦後の隆盛があった....。死亡事故を起こし、仲間が死んでしまったのに戦えない組合...何なんだ...。給料上げろ。と権利の主張するだけか....。仲間が死んだんだぞ....。最後に聞いたお言葉でした。仲間が死んでも、下手に声上げると自分の身が危ない....。立場が逆だったらどうするんだ....。TVや映画は世相を反映、あるいは渇望する姿を投影すると言われております。明日への伝言、硫黄島からの手紙、そういえば篤姫も、来年は直江兼継...。時の権力者に、そこまで東北武士を愚弄するなら掛かって来いコノヤロウとやった人物です。何か共通項があるようです。戦争を知る世代が一人、また一人といなくなっております。世界の食糧危機が...。と言った時、ある中学生が、だったら口減らしをすりゃいいんだよ....。要するに戦争が起こって、人が死ねば食糧は足りるでしょ。...と。明日への伝言、是非見て頂きたいと思います。


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