銚子・角巳之・三代目

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万物一体の仁①

2022年11月07日 | 日記・エッセイ・コラム

ここ数日の思考回路は、TVで見て、本で読んだ、大塩平八郎(の乱)を考えていたからで
あります。学校の教科書ではサラッと流れていく内容ですが...。元お役人の大塩は、不正が
はびこるお役所に憤慨し、庶民の暮らしの困窮ぶりを知り決起する。こんなお話...。

大塩平八郎を語る時、必ず陽明学という言葉が出て参ります。このブログでも何度か掲載
させて頂いたことが有りますが“知行合一”ということ。かいつまんで言えば、知ることは
行うことだ。知っていながら実践しないのは知らないのと同じこと...。

陽明学と言うこと、私は本で読んだ...。その程度の理解であることは前置きさせて頂きます
が、朱子学と言う徳川幕府を安定させるために都合の良かった教えが、時代に合わなくなり
小さな不平、不満が蓄積され、その対極にあった教え(陽明学)と共に爆発した...。

腐敗、堕落した権力者を打倒し、生活に困窮する庶民を救わんと決起した。この行動原則は
陽明学で言うところの、万物一体の仁ということであり、前置きレベルの私の知識で解釈
すると、他人の痛みは自分の痛み。目の前の窮状、見て見ぬ振り出来るか..と(続きは次回に)