銚子・角巳之・三代目

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窮地の気品

2013年10月12日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_0563勇気とは窮地に見せる人の気品なのだそうです...。先日、東京にて先輩に教わりました...。何でもヘミングウェーの言葉のようですが....。確かに、調子の良い時には何も見えないけれど、窮地や困難に直面すると、人間の本性が現れることは事実か...と。東京往復の道すがら、久しぶりに読書大会となりましたが、人間は悪魔にも天使にもなりうる存在で、すべて心の様相が決める...。何を読んでいたかは省略しますが、不思議と自らの来し方、行く末を考える契機となったという次第であります。やはり何か新たな道に足を踏み入れるには勇気が必要ですが、さすが文豪、窮地に見せる気品ときましたか....。優秀な船乗りは勇気と臆病さを併せ持つと言われています。臆病さ...。人智を超えた世界が存在することを知っている者だけが感じるある種の畏れ...。船そのものに対しても美しいとか気品を感じる時があります。それは、我々が知らない漆黒の海で操業し、時に荒波の中を、きっと勇気を持って突き進んできたんだろうな?と、そんな事に想いを致すからかもしれません...。入港船を見ながら、ふと、そんなことを考えておりました。