銚子・角巳之・三代目

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イオマンテ②

2013年06月28日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_0392イオマンテ...。曰く、熊などを殺し、食べ、その魂を神々の世界に送り返すアイヌの儀式...。冬眠中の親熊を殺し、そこにいた小熊を連れ帰り、人間の子と同じように大切に、そして手厚くもてなし、1~2年後に殺し、再び神々の世界にお帰り頂く...。熊は神々の世界に戻り、その神々の世界で人間に手厚くもてなされたことを話す。それを聞いた神々は人間界に行ってみたいと思い、やがて人間世界に降りて行く...。故に、食料や毛皮を生み出す資源としての熊はアイヌの周辺では減らない...。さてさて、どう理解するか?ということですが、神話や儀式の話...。これは理解というよりも感じること。実際、世界各国それぞれに神話や儀式はあり、我々はその末裔という事であります。身近なところを見ても、銚子の大潮祭りで、川口神社に掲げられる幟には“霊汐送鮮魚”と書かれております。アイヌが熊を神々の世界にお帰り頂く...という感覚と、銚子の漁民が魚に同様の想いを抱いていたこと、同じなのではないでしょうか?続きは次回に。