銚子・角巳之・三代目

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まなざし...。

2013年02月19日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_90511Img_90521食肉が担当者の力不足で売れ残る...。多くの場合、それは冷蔵肉で、長期保存が効かないため、売れ残りは即・廃棄処分に...。廃棄と言っても完全に棄てるのではなく、油脂メーカーさん等に持っていき、処分して頂く訳であります。そこで油脂・石鹸等に生まれ変わる....。食肉担当間もない頃、売れ残った肉を油脂メーカーさんに持って行くよう上司に命ぜられ、そこで....。こっぴどく叱られまして....。それが売れ残って一部欠損が出たとしても全体ではプラスだし、しかも全く別の会社の人に叱られるのは心外....なんて思っていたのでしょう。それが態度に出る....。知らず知らず傲慢に、上から目線で。油脂メーカーの社長さん曰く、収支がどうの、販売がどうの...の前に...。命ある動物を殺して、それを肉にして販売していながら、全体ではプラスになっているし、このくらい廃棄してもいいか...。この程度の感覚のものが食肉を担当する資格なし...と。こういう輩が食肉処理場で、かわいそう...と言うんだよね...。食肉担当にはその家畜に感謝する、まなざしが....。農業も、水産業も同じかと。そんな意味において未利用魚はない...。往時を想い、また気持ちを新たにしているところです。