銚子・角巳之・三代目

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一燈を掲げ...。

2009年12月02日 | 日記・エッセイ・コラム

023 “一燈を掲げ暗夜を行く・暗夜を憂うことなかれ・ただ一燈を頼め”.....。雑誌の特集で西郷さん(西郷隆盛)の座右であったという冒頭の言葉....、何故か心にズシン...と響きまして....。たまたま犬吠埼のホテルで会合があり、家路に着く道中、深夜にも関わらず君ヶ浜付近から沖合いを眺めると異常な明かるさ....。雷でもないし、何だろう....と思っておりましたら、これどうもサンマ船の漁火(いさりび)....。正確にはサンマの集魚ライト...でしょうか。相変わらず写真の腕が上がらず、あの臨場感をお伝えできないのが残念であります。爆弾か何かが炸裂したような明るさ....でありました。船の方々に聞くと、ちょうどその時は、犬吠埼沖付近にサンマの群れが形成されており、数十隻単位で操業していたのだそうです。で、ふと冒頭の言葉を思い出した...という次第でありまして....。“一燈”とは自分の信念とか想いなどを指し、“暗闇”は先の見えない昨今のような世相とするならば、曰く、世相に振り回されず、自らの信じる道を行きなさい....と。いたずらに暗夜を憂うことなく、とにかく自分が出来る一燈を掲げよう.....。その一燈を掲げて暗夜を行く....、幕末の志士達の息遣いが聞こえてきそうであります。