銚子・角巳之・三代目

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アグリビジネス創造フェア③

2009年12月06日 | 日記・エッセイ・コラム

009 014 農業に対する参入障壁が低くなる....。これまた日本を代表する化学メーカーさんなども次々と農業への参入を表明。写真右のような水耕栽培やLED照射による新技術によって世界の食糧問題を解決する....。日本は少子高齢化などと言われておりますが、世界的に見れば人口爆発の様相...。FAOの発表によると、今後世界では深刻な水・食料不足が懸念され、食料に関しては悲劇的な数字が並んでいる...。よって世界最先端の技術を持つ、日本の化学メーカーさんの技術に期待...。確かに一理ある....。一つの産業が時代の要請として勃興し、やがて一つの役割を終えて次の局面に移っていく...。最近TVドラマでも昭和30~40年代の商社を舞台にしたドラマやってますが、その時代、それまでの中心であった繊維産業から重化学工業への移行について、それこそ尋常ならざる時代の熱情も含めて描かれている....。建設、重化学と言った産業の農業参入が相次いでおります。間違いなく今までの日本を牽引していた産業群....。これら産業群の農業参入は自らが立つ位置によって見解が大きく異なるようです。“世界の”食糧問題を解決する、あるいは深刻化する日本の後継者問題に活路...という主張がある一方で、農業“でも”やるか?と言うことで、資本力あるメーカーさんが無秩序に農産物供給を始めるのではないか?....。さてどうなんでしょうか? 首都圏でのサラリーマン生活を終え、定年後は夢であった農業に...。という方々、かなり増えているように思います。しかしながら一方で、農業“でも”やるか...、という安易な気持ちで農業に参入し、わずか数年で退職金を使い果たしてしまい....。こういう話、地域で最近良く耳にします。いずれにしても、農業、農業にかぎらないかもしれませんが、新分野への参入は事業の採算云々もさることながら、やはり高邁な“志”....。青臭い書生論と笑われようと何だろうと、“志” 参入に対してはこれまたやはり、動機善なりや? 私心なかりしか?.....と。