銚子・角巳之・三代目

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地場産業....。

2009年10月03日 | 日記・エッセイ・コラム

055_2 夢・秀・伸のその後....。きっちりと“最後”まで見届けられ、肉となって、高名なシェフの手によって調理され、みんなが育った飯岡・旭での記録映像とともに多くの方に“うまい”....と。旭のH先生、いつもの事ながら報告有難うございました。銚子のお隣・千葉県旭市は肉の大産地。また花も米も野菜も....。これまたお隣の東庄町には気鋭の生産者が多く集まり、有機栽培や無農薬栽培へ果敢にチャレンジされている....。銚子は時代遅れの単品大量と揶揄されることもありますが、時代の趨勢を見据えて単品の“産地化”を行った先達に脱帽....。さてさて仕事柄、地域内外の生産者、飲食店の方々、報道関係のみなさんとの接触が非常に多くなっております。そんな方々との日々の交流の中で思うこと....。時代の大きな転換点・パラダイムシフトを迎えている昨今、旧来の制度に無理が生じていることは明白。出来ない理由を列挙せずにどうしたらやれるか考えろとは言われるものの、ああ生活が、何が....と。これまた人情。ただし時代は容赦なく変革を迫っている訳であります。そんな時代に我々が生きていることもまた事実....。一つの業態が生まれる、それはその時代に生きた人々の熱狂的な支持によって進んでいく。が、祇園精舎は諸行無常....。変わらないために変え続ける...と東京の老舗菓子店の社長がおっしゃいましたが、けだし名言であります.。変わらない=生き続ける....とも。地域を元気にしようと“活性化”の論議がしばしば出ますが、さて“活性化”とは何なんだろうか?....と。活性化といえるうちはまだ良い方で、農業。漁業・畜産業などいわゆる一次産業(あまり好きな表現ではありませんが)などは生き残れるか否かの瀬戸際である....。それら多くの場合は地場産業などと呼ばれてますが....。統計資料によると、日本人一人当たりの年間消費金額は約80万円だとか。捉え方によって様々な見解があるのでしょうが、人口が1万人減ると消費金額は80億円減少するということであります。地場産業は地方に多く、それら産業が首都圏等での“外貨”を稼ぎ、それを地域内の飲食店などで使ってはじめて経済的な活性が行われる訳であります....。夢。秀。伸、最後の報に接し、自分を含め、それらを生業(なりわい)としている者の現実を重ね合わせながら....。いつもH先生のコメントを読むと文章が長くなってしまいます....。それだけ考える時間が長くなるということで....。有難うございました。写真は最近頻繁に行き来しております銚子~旭~小見川~東庄の田園風景。この写真は旭・東庄付近かと。夕日に白サギ....。この風景の“維持”にも“コスト”が掛かっていること、地場産業に携わっていくと良く見えて参ります。