風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

さまざまな人生

2014-10-24 | スポーツ


昨日はドラフト会議。
注目の有原くんや安楽くんはじめ
今年も希望に燃える選手たちが指名された。
史上初、京大からの指名や
小児がんを克服した選手たちなど話題も豊富。
「プロ野球選手になる」という夢を叶えて
みな笑顔の記者会見は微笑ましいものだった。
夜、さまざまな困難を乗り越えて指名された選手たちを
テレビ番組で紹介していたけれど、
取り上げられた選手たちばかりではない。
みんなそれぞれに幸運、不運、葛藤、競争などを乗り越え
夢をつかんだ若者たち。
期待を裏切られ指名から漏れた選手たちもいる。
悲喜こもごもの1日。

新人が入るということは
一方で解雇される選手たちももちろんいる。
今年は中日が大量解雇で話題となったが、
彼らとて指名された時には希望に満ちて入団したはず。
多少なりとも実績を残した選手はまだいい。
育成枠から登録されることなく
解雇された選手たちはどんなにか悔しいだろう。
また3年前のドラフト1位指名だった選手、
主力だったのに怪我で解雇された選手もいる。
厳しい世界。

楽天の福山投手のような選手もいる。
公立校の無名のセカンドだったのだが、
一般入試で入った大学で投手として開花し、
それでも就職活動をしているうちにドラフト指名。
あれよあれよと中継ぎの主力となった。
運命とは不思議なものだ。

どんな選手でもいつかは引退の日が来る。
華々しい活躍ができなくとも
誰もが経験できるわけではないプロの世界。
そのキャリアは必ずその後の人生に生きるはずだ。

毎年のことだが、
笑顔の指名選手にも注目すると同時に
心ならずもチームを去らなければいけない選手たちにも
ワタシは新聞やネットで注目している。
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