昨年12月なかばごろだったと思う。
花巻市のキーマンから突然連絡があり
「紹介したい人がいるので今夜空いていないか?」とのこと。
別件の編集会議があったが、その後で合流。
お目にかかったのは、
昨年メジャーデビューしたポップスバンドBlue Hairsリーダーで
大手ITベンチャーの経営者でもある服部さんと、
音楽系クラウドファンディングを運営している井草さん。
初めは何お話かわからなかったのだが
どうやらBlue Hairsを中心としたプロジェクトを立ち上げ
クラウドファンディングで資金を集めて
花巻のまちをプロモーションする映画を作ろうという話だった。
面白い。
花巻のまちを舞台とした映画については一昨年から興味があり
実は密かにあちらこちらに当たっていたところだったから。
聞けばBlue Hairsのメンバーはそれぞれが経営者で
仕事と音楽どちらも真剣に取り組む二刀流バンドとのこと。
彼らひとりひとりがそれなりの発信力を持つし
新進気鋭のクリエイターとも繋がりがある。
市のキーマンが言うには
市のお金をアテにするのではなく、
クラウドファンディングを使う手法がたくさんの人も巻き込めるし
東京の有名人、クリエイターだけが参画するのではなく
地元の人たちもたくさん巻き込んだプロジェクトにしたい由。
願ってもないことだ。
花巻市が運営するシティプロモーションサイト「まきまき花巻」も
地元側からの本プロジェクトの情報発信に使いたいとのことで
私に声がかかったようだ。
おまけに既存の地方自治体では
こういう新しい取り組みにはなかなか関与しにくい。
クラファンのリターンや観光協会などのつなぎ役で市の支援を受け
私のような民間の人間が地元コーディネーター役を担えれば。
・・・という役割分担もだんだん見えてきた。
Blue Hairsの動きは早かった。
1月半ば過ぎには全メンバーが花巻にやってきて写真撮影。
これでLPやクラウドファンディングページを作成しようという感じだ。
ついでに今後の段取りなどを、温泉担当者などと打ち合わせ。
さっそく昨日LPが公開となり → HaNaMaKi-JaM
まもなくクラウドファンディングも始まる。
最初の撮影も計画中だ。
今後の展開に、乞うご期待。
逐次まきまき花巻で経過報告予定。
花巻は四季がはっきりし田園があり、温泉があり、これから花巻がブームに。ヨーロッパに憧れていそうな方は花巻がいいと思う。次女の音楽仲間(シンガーソングライター)からイーハトブを感じたり宮沢賢治の宇宙感を感じたり、透明感を感じたりたりしています。花巻を紹介したいと思っているこの頃です。『心の故郷』を持ち安心を感じる居場所が人生には大切ですからね。
このプロジェクトのフィクサーは市です。
まちづくり、まちおこしに
公的資金を使うと、その分まちが疲弊するし、
なによりそのプロジェクトが続きません。
逆にまちづくり手法を使って
税収を増やすのが本当のやり方だと思っています。
公民連携という意味では
画期的なプロジェクトになる気がしています。
全国どこにでも綺麗な景色はあるし
おいしい産物もたくさんあります。
それでは花巻の何を訴えれば良いのか。
それは「ひと」です。
ここにしかいない人がいる。
それをムービーのストーリーで表現できれば。
では映画を楽しみに待ちます。
人柄が良い人も全国にはたくさんいるわけで。
それより
「こんな人がいる」
「こういう人に会いたい」
ということで、繋がりたいから花巻へ
・・・ということだと思います。
その人が花巻にいるからこそみんな来てくれる。
人は宝です。花巻最大の魅力です。