風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

ゲストハウスmeinn

2018-06-24 | 世界・平和


花巻市の地域おこし協力隊員として
花巻家守舎、上町家守舎のサポートを行ってきた福田一馬さんが、
任期中の3年間でリノベーション手法を身につけ
自らもリノベーション大工として磨いてきたスキルを発揮して
花巻のまちにゲストハウスを作っている。

昨秋営業を終了した老舗旅館を丸ごと借り受け
水回りや電気関係など、業者に以来せざるを得ないところを除き
4月末からほぼひとりで建物全体の改修を行っている。
始めてみてわかった根太の弱体化や
消防設備などの老朽化などの困難を乗り越え、
仲間を集めて壁塗りワークショップなども開催しながら、
7月初めの飲食店舗部分OPENにとりあえずこぎつけ、
メインのゲストハウス部分は7月中旬以降のOPENを目指す。

名前の「meinn」とは
「まち=m」の「エントランス=e」となる「宿泊施設=inn」。
市内にたくさんある温泉ホテルや旅館、
市街地にあるシティホテルやビジネスホテルなどのような
痒い所に手が届く設備、アメニティはないものの
その分安い料金で、まちと一体化した宿泊施設となる。
利用者がここを拠点に
花巻のまちを歩き、花巻の空気を感じ、職を味わってほしい
そんな思いを込め、まちのエントランスを作る。

花巻のまちはマルカンビル再生をきっかけに
若いチャレンジャーたちがそれぞれ様々な取り組みを始めている。
もちろん彼の動きもそのひとつなのだが
そのたくさんのプレーヤーたちとつながるべく
さらにたくさんの若者たちが花巻を訪れ始めている。
また、インバウンドの団体旅行客は温泉ホテルに泊まるものの
欧米を中心としてたくさんのバックパッカーの旅行客も
花巻を訪れ始めている。
そんな人たちを収容し、ここで人と人をつなぎ
観光地だけではない花巻のまちを知ってもらうベースキャンプとして
meinnは大きな役割を担うことだろう。

想定外の改修箇所など、
当初の見込み以上にイニシャルコストがかかっている関係もあり
またこの施設を広く知ってもらう目的もあって
meinnではクラウドファンディングを行っている→こちら
このチャレンジを応援し、
たくさんの人たちのゲストハウスになることを願う。
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