岩手の小さな市の端の方にある
こぢんまりした小さな集落にある食堂にて。
GW中のお昼時に入ってみると結構混んでいた。
みんな近隣の人たちらしく、
隣り合ったテーブル同士挨拶を交わしあってる。
ワタシの隣は割烹着を着た70~80代とおぼしき
おばちゃんたち4人がみんな結構大盛りの天津飯。
「すげー量を食うなぁ」と感心してみていたら
お腹いっぱいになったらしいひとりのおばちゃんが
悠然と持参バッグからタッパーをたしてきて
半分近く残った天津飯を当然のように詰め始めた(笑)
とそこに、作業着を着たおっちゃんがひとり
入り口から入ってきてキョロキョロ。
この人も旧知の近所の方らしく
お店のお姉さんが「あれ?何したの?」と尋ねる。
「あー◯◯さん いねーがなと思ってサ」。
4人組おばちゃんの、まだ食べてるひとりが
「あや?今ごはん食べでるとこだった。何した?」
と箸を置いて席を立った。
「あーお客さん。タバコ買いてーど」
と一言言ったおっちゃんは店を出て行った。
「あや、まんつ。またすぐ戻るがら」
と立ち上がったおばちゃんは膝をさすりながら店を出て行く。
要はタバコ屋のおばちゃんが
店開けて留守にしたまま仲間とお昼食べにきてたのね(笑)
隣の自動車整備工場のおっちゃんが
タバコ屋の客が来たことを知らせてくれたわけだ。
なんか、このユルユルな感じが心地いい田舎の小さな食堂。