![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/5b/c006a3fe95d74bbb5262c0780905ae65.jpg)
花巻は、かつて電車が走っていたまち。
花巻温泉線は単独の線路を走る鉄道線だったが
(現在線路跡はサイクリングロードになっている)
西鉛線は道路脇に線路が走る軌道線。
モータリゼーションの進展とともに車の邪魔となり
昭和44年に廃線となってしまったが、
今でも昔を知る花巻市民や、廃線マニアに人気だ。
今回、廃線50周年ということで、
20日まで写真展が開催されていたので行ってみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/77/dafbb3675efd47337911336dd29e916a.jpg)
場所は市民の家。
かつての花巻町役場の建物を材木町公園に移築し
公民館のように一般に解放されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/ea/a3c48f82a705bd50d904afe979dd1996.jpg)
玄関先には、さっそく花巻電鉄西花巻駅の案内板が。
この駅は現在の花巻消防署中央署あたりにあり
私が子ども時代、廃駅でよく遊んだところ。
ここに花巻駅(西口側)と、末広町方面への分岐があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/36/101b1a11d7fbdffd8f246425046b5ab8.jpg)
時刻表も。
もっと頻繁に走ってるイメージだったけど、
1〜2時間に1本程度だったんだねー。
でも20時台まであるのは、今のバスより便利だ。
展示されていた写真は貴重なものばかり。
特に西鉛の奥、豊沢からの炭の出荷風景は感慨深い。
実は山口県出身の祖父が花巻に住んだのは
豊沢の集落に炭焼きを教えるためだったらしいから。
そして豊沢の炭を首都圏に出荷していたようだ。
(関東大震災で出荷した炭が焼け、一文無しになった由)
そんな私のルーツも思い出させてくれる。
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普段は材木町公園の片隅に展示されていて、
金網に囲まれ入れない昔の電車にも
この写真展の期間は解放、内部見学もできる。
道路が狭かったために特注されたらしい細長い電車は
「馬づら電車」の別名で愛された。
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せ、狭い😅
両側に人が座るとヒザがぶつかりそうなぐらいだ。
つり革は一体何のためについてるんだろう(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/8e/709cebbbfe71d51baeeafe7cac489c22.jpg)
今もこういう電車が走っていたらなぁ・・・と
改めて感じながら車内でゆっくり古の風景を想像してみた。