風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

学校

2017-05-14 | 世界・平和


以前から「大学は就職のためにある」という
最近の風潮をおかしいと思っていた。
つぶしが利く学校や専攻を選び、
どれだけ資格が取れるかだけなら
実業系の高校やそれなりの専門学校の方が良い。
大学では、実務を学ぶのではなく学問を学んで欲しい。
できるなら様々な本や思想にも触れ
理念や哲学を学んで、考える力を身につけて欲しい。
それこそが本当の高等教育だと思うのだ。
考える基礎を身につけずして新しい発想は生まれないし
哲学を学ばずにして理念は身につかない。
物事の本質を理解していなければ
いざ何かしらトラブルに巻き込まれた時に
フレキシブルな対応ができない。
違った角度からのものの見方や客観的な視点も持てない。
今日本の教育に最も大事なことだと思うのだ。

明治の頃にそれを述べているというのは慧眼。
今この時代だからこそ余計に
大学の文系学部をないがしろにしてはいけない。
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